第7話 日曜日とシベール ~赤毛といえば赤毛のアンかそれともダーコーヴァ年代記か~
日曜日は公園でデート。
日曜日の朝はエッチから始まる。
疼く下半身から放出される精液で目が覚める。
「今日はわらわが一番搾りを頂いたのじゃ!」
「アニキお願い、うちのクリに触って!」
10歳の幼女と13歳の少女とのエッチを終えてようやくベッドから出ることが許される。
朝食のテーブルに着くとオフクロがニニアンナと杏樹を見てうらやましがっていた。
「あらあらあら、あなたたちのお肌つやつやねえ」
「エッチの効果はバツグンなのじゃ」
「アニキのクリ攻めの後はすごく調子がいいの!」
朝食後には雨乃とパウエラがやってきて我が家の賑やかさが倍増する。
10歳に幼女化したパウエラと、魔法をかける度に年齢が変化する雨乃ーー今日は6歳くらいの幼女になっていたーーとエッチをするとたいてい午前中が終わる。
だが、今日はそれだけでは終わらなかった。
幼女がもうひとり増えていたのだ。
「おひさしぶりです。エマーリン様」
「パーメラなのか?」
「はい」
7歳で弟子入りしたパーメラはエマーリンの心のオアシスのような存在だった。一緒に寝て、一緒にお風呂に入って、もちろんエッチな事もいっぱいした。しかしパーメラが15歳を過ぎたあたりからその回数は激減し、さびしげなパーメラの様子に心を痛めたもののこればかりはどうしようもなかった。
そのパーメラが今日は弟子入りした頃の7歳の姿でやってきたのだ。
「雨乃とパウエラから聞きました。わたしにもぜひエマーリン様の子種を分けて下さいませ」
「レイクのことはいいのか?」
「しょせん兄弟子。師であるエマーリン様より優先すべき相手ではありません」
こうして午前中に5回目のエッチをこなした。
* * *
昼食後はコンビニに買い物に行ったついでに公園をぶらつく。
「僕の生活もすっかり様変わりしてしまったなあ」
『真性のロリコン』だったというエマーリンから受け継いだ性癖の影響がこれほど大きいとは。
とはいえ奔放な幼女たちの魅力に抗うなど愚の骨頂。
「幼女たちとのエッチは特別、いつだって全力全開、手を抜くなんて論外だ」
そんなことを考えながら歩いていると声をかけられた。
「おにいちゃん」
10歳くらいの赤毛の幼女が僕を呼んでいた。すごく懐かしい感じがする子だ。
「君、どこかで会ったことがあるよね?」
「うふふふ。それってナンパ?」
「だとしたらどうする?」
「いいわ。つきあってあげる」
「僕は湊斗、君は?」
「シベールよ」
赤毛の幼女シベールに手を引かれて公園の中をずんずん進んで行く。やがて木立に囲まれた小さく開けた広場に出た。木立のカーテンがその場所を周囲から見えなくしている
「ここは秘密の隠れ家よ」
「へえ、こんな場所があったんだ。知らなかったよ」
「『恋人たちの多目的広場』って呼ばれているわ。その意味分かるわよね」
服を脱ぎ始めたシベールはあっという間に全裸になり、両手を広げペッタンコとツルツルを曝け出す。
「手っ取り早くエッチしましょ」
「こんな場所で平気なのか?」
「へーきへーき。恋人たちの本番は夜だもの、この時間は誰も来ないわ」
シベールを抱き寄せ小さな体を愛撫する。
相手が変わるだけでエッチは新鮮なものになる。しかも屋外といういつ誰かに見られるかも知れない緊張感も加わり、よりスリリングなエッチが味わえる。
僕の腕の中で赤毛を振り乱し悦楽の喘ぎ声を漏らす小さなシベール。二人で楽園への階段を上っていく。そして爆発が起こり大量の精液が溢れ出す。
草の上に寝転んで快楽の余韻に浸っていると、いつの間にかシベールの姿は消えていた。
「まるで妖精のような子だったな」
赤毛のシベールは日曜日の午後の公園に必ず現れ、僕たちは逢瀬を重ねるようになった。
「赤毛といえば赤毛のアンかそれともダーコーヴァ年代記か」
シベールの赤毛に触れながらつぶやく。幼少の頃は児童文学のヒロイン達に理由も分からずに興奮していたものだ。
「ほとんどの作家名やタイトルは忘れてしまったが、いくつかは覚えているなあ。エリナー・ファージョン、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、マリオン・ジマー・ブラッドリー。どれも夢中になって読んでいたっけ」
幼き日に読んだ児童文学、中学になってから読み始めた幻想小説、あの頃の何もかもが皆懐かしい。今思えばエマーリンの影響がかなり強かったんだと分かる。
シベールとの逢瀬は忘れ去られた宝石箱の蓋をちょこっとだけ開いて見せてくれた。
* * *
散歩から家に戻ると、幼女4人~5人とのエッチが待っている。
夕方には雨乃とパーメラとパウエラは帰宅する。
夕食後はお待ちかねのお風呂で兄と妹のスキンシップの時間だ。
「いっぱいサービスしてあげるね」
杏樹に体をごしごし洗ってもらい、もちろん僕も杏樹の体をごしごし洗う。特にクリは念入りに。
「もう我慢できない、早く精液ちょうだーい」
腰を振っておねだりする妹の膣の中にたっぷりと精液を注入する。
さっぱりして部屋に戻るとニニアンナがベッドで待っていた。
「課外授業を始めるぞえ」
一日の締めは永遠の10歳とのエッチだ。
こうして日曜日は幕を閉じる。
* * *
ある日曜日の午後、散歩から(シベールとの逢瀬を終えて)帰ってくると、にこにこと微笑んでいるオフクロをまのあたりにした。
「うふふふふ」
「なんかいいことでもあったのか?」
「な・い・しょ」
オフクロのお肌がやけにつやつやなのが気になった。
「化粧のノリでもよかったんじゃないの」
と杏樹が分析していたら、オフクロはこんなことを言いだした。
「もしかしたらもうすぐあなたたたちに弟か妹ができるかもしれないわよ」
「え?」
「へ?」
赤毛をふわりとなびかせてオフクロは台所に消えていった。
僕はある可能性に行き当たり愕然となる。
日曜日の公園で逢う赤毛の幼女の正体は……。
「まさか……そんな……」
それ以上の思考と言語化を僕は放棄した。
「これ絶対に言葉にしちゃダメなやつだ」
赤毛の幼女シベール、君はいったい?