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第4話 大賢者と大魔女の同居生活 ~少年の秘密は白日の下に曝け出される~

終わりなき夏、秘密への扉。

「うむ。合格じゃ」


 二時間のレッスンの末、ニニアンナから合格をもらった。


「なにげにエッチってたいへんだよな」


「エッチは奥が深いからのう。女の膣と一緒じゃよ。回数を重ねる程深淵が見えてくるというものじゃ」


「なんだかんだで一番楽しんでたよな、おまえ」


「お肌つるつるじゃ。やはりエッチの効果はバツグンなのじゃ。うひひひひ」


 ブレザーを着なおして保健室の外に出た。


「では、帰るとするかのう」


「家はどこなんだ?」


「わらわの家はもう決まっておる」


「そっか。じゃあな、気をつけて帰れよ」



 * * *



「なんで僕の家にいるんだ?」


「ここがわらわの家なのじゃ」


 夕食を囲む席にニニアンナがいても、オヤジもオフクロも妹の杏樹も当然のように受け入れていた。


「異世界に来たところで知り合いはおぬししかおらんのだから必定であろう」


「おかげでどんどん雨乃から遠ざかっていくような気がするんだが」


「心配するでない。わらわは人の恋路を邪魔するようなヤボではないわい」


「既に大いに邪魔されているように思えるのだが、これも気のせいなのか?」


「細かいことを気にするところは昔からのおぬしの悪いクセじゃ」


「おまえは大雑把すぎるんだよ」



「あらあらあら、あなたたち仲がいいわねえ。いっそ付き合っちゃえば?」


 ニニアンナと話していたら突然オフクロにそう言われた。


「おっ。そう見えるかのう。わらわたち付き合っちゃうか?」


 ニニアンナはまんざらでもない様子だった。


「アニキって昔っからロリコンだもんね。ベッドの下に隠してる同人誌はロリコンものばかりだし」


「杏樹、なんで僕の秘かな愉しみを知ってるんだ?」


「へへっ。なんででしょう~」


「人の部屋に勝手に入ったな。だったら僕もおまえの秘密を探るからな」


「うわあ。乙女の秘密を探るとか、アニキの変態」


「大賢者というものは昔っからロリコンと相場は決まっておる。なにしろこやつはゼロ歳の赤ん坊に恋をしたほどの『真性のロリコン』なのじゃ」


「夕食の席でそんな重要な秘密をバラすんじゃねえ!」


 秘密はドラマチックに明かされて然るべきなのにポロッとバラしやがって。


「『真性のロリコン』って引くわー、アニキサイテー」


「うふふ。楽しそうでなによりねえ」


 オフクロは笑顔で見守り、オヤジは黙々と夕食をぱくついていた。



 * * *



「いろいろありすぎて疲れた……お風呂に入って気分転換するか」


「うちも入るー」


 杏樹とは幼い頃からずっと一緒にお風呂に入っている。小柄な13歳の妹の胸はペッタンコでアソコもツルツルだ。小学四年生と言っても通用するくらいだ。


「アニキって『真性ロリコン』なんだよね? もしかしてうちのこと性的な目で見てた?」


「ははは。兄妹でそんなことあるわけないじゃないか。ほら洗ってやるからこっちに来い」


 ハンドソープを手に付けて杏樹の体を丹念に洗っていく。もちろんペッタンコのオッパイとツルツルの股間も丁寧に洗う。


 ベッドの下の秘かな愉しみに次ぐ、杏樹とのスキンシップは誰にも言えない僕だけの秘かな愉しみだ。


「こんどはうちが洗ってあげるね」


 杏樹の小さな手が体中を這っていく。


「アニキのおちんちんいつもギンギンだね」


「男の生理現象だからな」


「うちのクリもコリコリだよ。触ってみて」


 杏樹の股間を洗った際に既に確認済だが、もう一度指で触ってみた。


「コリコリだな。いいクリだ」


「えへへ。アニキに褒められちゃった」


 そこへお風呂の扉がガラリと開いてニニアンナが入ってきた。


「わらわもまぜてたもれ」


「どうぞどうぞ、いまアニキを洗ってるとこだよ。一緒にやる?」


「まかせるのじゃ!」


 ニニアンナも加わり13歳の少女と10歳の幼女の小さな手のひらが体中を這う。二人の手のひらによってムスコは集中的に洗われパンパン状態だ。


「アニキのおちんちん爆発しそうだよ?」


「わらわの中に放出するがよい。我慢は体に毒ぞえ」


「かたじけない」


 お風呂の中でエッチが始まった。


「え? うちの前でやっちゃうの?」


 あきれ顔で見ている杏樹、走り出したエッチはもう止まらない。


 ドバッ!


 大量の精液がニニアンナの腟内に注ぎ込まれた。


「お風呂エッチも悪くないのう」


 エッチが終わった後は三人で仲良く湯船につかった。



 * * *



「さて、寝るか」


 ベッドの掛け布団をめくるとニニアンナがもぐりこんでいた。


「なんで僕のベッドにいるんだ?」


「就寝前のエッチはお肌に良いのじゃ。ほれほれ、乙女を待たせるものではない」


 スウェットとパンツを脱ぎその日最後のエッチを堪能した。


 翌朝目を覚ますと当然のようにニニアンナが隣で寝ていた。


「ようやく目をさましおったか、では始めるぞい」


「始めるって何をだ?」


「レッスンの続きじゃよ。おぬし、朝が一番勃つと言っておったであろう」


 ニニアンナはムスコを小さな手でしごきはじめた。


「うっ」


「ほれほれ、ムスコは正直者じゃ、もうこんなにギンギンじゃ。どれ、一番搾りを頂くとするかのう」


 ムスコを下の口で咥えこんだニニアンナはカラダを上下に動かし始めた。


「だめだ、出る」


「ドバッとぶっちゃけるのじゃ。我慢は体に毒ぞえ」


 ドバッ!


「おお! 朝イチバンの搾りたての精液は子宮に染みるのう」


「朝っぱらからお盛んですね~」


 部屋の扉を開けて顔を覗かせたのは妹だった。


「杏樹!」


「アニキにお客様だよ」


 妹に続き扉の外からを顔をの覗かせたのは、ここにいるはずのない雨乃だった。


「湊斗、昨日の保健室のことなんだけどちゃんと説明してくれる? ……あっ!」


 精液を噴出している決定的瞬間を雨乃に目撃されてしまった。


「うちは部屋に戻るね。雨姉、ごゆっくり~」


 妹はさっさと逃げてしまった。雨乃とニニアンナと下半身丸出しの兄を残して。



 * * *



 僕はおずおずとパンツとスウェットを履きなおした。


 長い長い沈黙の末、雨乃がようやく口を開いた。


「あたしとのエッチは拒んだくせに、幼女とならエッチするんだ」


「幼女じゃない。こいつはこう見えて300歳を超えている」


「ひどいのじゃ。わらわはピチピチの10歳の乙女なのじゃ。こやつに強引に処女を散らされたのじゃ」


「友達の言う通りだったわ。ベッドの下に同人誌を隠してる男の子はみんなロリコンだって」


「見事に正鵠を射ておるのう」


 ニニアンナがうんうんと頷いた。


「いったい誰だ、そんないい加減な情報を流すやつは」


「あーしじゃーん」


 雨乃の後ろから顔を覗かせたのは、同じくここにいるはずのない人物だった。


「パウエラ!」



 * * *



 パウエラのことは夢で何度か見かけたから知っていた。パーメラの妹でエマーリンの弟子になった姉をひどく妬んでいた。


「パウエラ、なぜここにいるんだ!?」


「あーしも異世界への扉を開いてこっちに来たんだよねー。今はお姉ちゃんの家に居候中でーす」


「パーメラか。彼女は今どこに?」


「レイク&パーメラは雨乃の両親じゃん」


 夢の中の赤ん坊と雨乃が同一人物なら、雨乃の両親がエマーリンの弟子のレイク&パーメラというのもうなづける。


「何度も会ってるはずじゃん、なのに全然気がつかなかったのー?」


「似てるなとは思ってはいたんだが、まさか夢の中の人物と同一だなんては思わないじゃないか」


「夢ではない。前世の記憶なのじゃ」


「なかなか理解が追い付かなくてすまん」


「鈍いのもほどほどにせんと、赤ん坊に嫌われてしまうぞい」


 とニニアンナに釘を刺された。


「昨日まではただの17歳の高校生だったんだ。いきなりエマーリンの生まれ変わりとか言われても、はいそうですかと納得できるわけないだろ」


「お姉ちゃんたちも気が長いよねー。エマーリン様の生まれ変わりってわかってるなら、頭でもぶん殴ってさっさと記憶を取り戻させちゃえばいいじゃんね」


「試しにやってみるかのう」


 そう言ってニニアンナはポーチから巨大ハンマーを取り出した。


「ばか、よせっ! そんなもので殴られたら普通に死ぬから!」


「エストガルダン・ジョークじゃよ」


 巨大ハンマーは瞬時に消えた。


「ところでパウエラ、おぬしの目的はなんなのじゃ?」


「あーしの目的はニニアンナ様と同じじゃーん」


「まったくエストガルドの連中は機密事項をなんと心得ておるのかのう。情報がダダ洩れじゃから困る」


「なんだその機密事項というのは?」


「ふふふ。聞いて驚くでないぞ」


 ニニアンナは神妙な面持ちで話し始めた。


「エマーリンの逝去後、次の大賢者が誰になるのか未来視をしたのじゃ。その結果『エマーリンの子供が次なる大賢者である』と出たのであーる」


「なんだって!?」


「それであーしはエマーリン様が転生したこっちの世界に子種をゲットするためにやってきたんじゃーん」


「わらわは既に子種を仕込んでもろうたのじゃ。ぐふふ。次の大賢者はわらわの子供になる可能性が最も高かろう」


「あーしにも子種プリーズ」


 パウエラにスウェットとパンツを脱がされて、ムスコをごしごししごかれた。


「こら!」


「あれ? ぜんぜん勃たないじゃん? どうしてぇー?」


「パウエラ、こやつは『真性のロリコン』じゃということを忘れたのか? 齢30のおぬしでは勃つわけがなかろう」


「ニニアンナ様こそ齢300を超えてるじゃーん?」


「実年齢など問題ではない。要はルッキズムなのじゃ。こやつの勃起判定は見た目で決まるのじゃ」


「意外と俗っぽいじゃんね、エマーリン様って」


「あまり知られておらんがそういうことじゃ」


「なら、やりようはいくらでもあるじゃん。『微笑む姿は無垢なる心、イノセント・メタモルフォーゼ リトルガール!』」


 パウエラの体がまばゆい光に包まれた。光が治まるとパウエラがいた場所には10歳くらいの幼女が立っていた。しかも見た目もすごくかわいい。


「幼女化魔法か、おぬしなかなかやりおるのう」


「お褒めにあずかり光栄じゃーん」


「パウエラなのか?」


「あーしじゃーん」


 幼女化したパウエラの小さな手がムスコに触れた。


 ギン! 


 音とともにムスコが勃ち上がった。


「すごいギンギンじゃん!」


「真性ロリコン大賢者の真骨頂じゃのう。前世では権力を笠に着てやり放題だったという噂じゃ。何を隠そうこのわらわも処女を散らされたひとりじゃわい」


「さすがエマーリン様じゃん。あーしもに子種プリーズ!」


 ムスコの上にまたがったパウエラによって、あっという間に精液を搾り取られてしまった。


 10歳の幼女に迫られて断れる人間がこの世にいるわけないよね。言い訳などではけっしてなく、あくまで真実を述べているまでだ。普遍的事実として17歳の性欲旺盛な男子高校生は幼女のエッチなお願いを断れない。


湊斗の秘密……『真性のロリコン』とは対象の見た目が幼いほど性的な興奮を覚える性癖の持ち主のこと。


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