クラフト機能がついたピクシー最強説
「なぁ、そのクラフト機能の説明してくれないか?」
ピクシーにクラフト機能がついてると言われてもピンと来ないし
お互いの能力は確認しておいて損はないだろう
「いいですけど乙女の秘密を聞くことには責任を持ってくださいね♪」
え?なんか怖いんだけど
思わず身震いしてしまったが
「冗談ですよ。えっとどうやら私はクリエイトという魔法を一回分の食事で使えるようになり、
作りたいアイテムを思うと素材が判明し、素材がある場合即時完成させることができるみたいです」
まじか! でもコストが高いよな...
いっそのことピクシーいらずの道具作って貰ってこいつを食べてやろうか
「その...肉を求めるような眼でわたしを見ないでください。恥ずかしいです」
恥ずかしがる要素あったか!?
とりあえず、さっき拾ってきたこのヤシの実をあげてみよう
「これ食べてみてよ」
ウタはそれを一口ガブっと食べてみると
ピカァーーーーー☆
待って。目が、目がぁぁぁ!!!
突然光るとか聞いてないよ!? 光る前に言ってほしかったんだけど!?
「視界の隅に残りクラフト作成可能回数1回と表示されました! これで作成できますね!」
その前に目が!目が痛いの!
「今ね、眼が痛くてそれどころじゃないの! とりあえずその光納めてくれない!?」
「あ、すいません自動発光の設定変えるの忘れてました。てへぺろ」
光が収束した
てへぺろ。じゃねーよ!今時JKでも言わんわ
変えれるなら先に言えよ!マジでなんなんだこいつ
「と、とりあえず作業台みたいな物の素材教えてくれ」
俺でもクラフトできるような机が欲しいしな。
あ、でも斧とか作業用のツール作った方が良かったか?
「必要な素材は木材30個と、石10個、それに魔石が3個必要だそうです」
待って。今なんて言った? 魔石? 魔石ってあの魔石か?
「モンスターいるのか!?この世界に」
「はい、存在はしているみたいですがどこにいるかまでは...」
それがわかっただけで大収穫だ