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爆縮と体温の機知(8)

暴力世界

掲載日:2019/09/18

優しさは

人間を凶暴にする

あの正義を振りかざす様は

どこぞの暴君と変わらない

優しい世界になったと

僕等は勘違いしているのだ

昔とは違うという意思の在り方は

力を生んだ

翻る世界は

正義の暴力世界だ


今日も殺られる悲鳴が

そこら中から聞こえて

少女は耳を塞ぎ

下を向いて歩いた

悪くない、悪くない

何もしていない

足早に通り過ぎて

酸素を胸に供給した

近づけない正義は

暴力と変わらない

あんな物、無くなればいい

少女は本気で思った


等しさは

人間を悪党にする

あの平等を振り回す様は

ただの極悪人と変わらない

平等な世界になったと

僕等が願っているのだ

平等の歪みを理解していないから

他力だけが生まれた

翻る世界は

誰の願いも叶わぬ世界だ


今日も削られる悲鳴が

そこら中から聞こえて

少女は平凡を武器に

真っ直ぐ向いて歩いた

これ以上、これ以上

何もしなくていい

平凡なペースで通り過ぎ

部屋の中で崩れ込んだ

寄り添わない天秤は

暴力と変わらない

あんな物、無くなればいい

少女は本気で思った


全てを100パーセント

使う馬鹿は居ない

あのバランスは

平等とは違い

優しさとも違うのだ

曖昧を嫌う人間は

スイッチのオン、オフしか

付いていない

旧型の玩具じゃないか

それが大手を振って歩いている

多岐に考えている人間が

馬鹿を見ている

それが許せなかったんじゃないのか

どうやら違うらしい

ただ優しいだけの

ただ平等なだけの

そんな世界に用は無いのだ


今日も削られる悲鳴が

そこら中から聞こえて

少女は平凡を武器に

真っ直ぐ向いて歩いた

これ以上、これ以上

何もしなくていい

平凡なペースで通り過ぎ

部屋の中で崩れ込んだ

寄り添わない天秤は

暴力と変わらない

あんな物、無くなればいい

少女は本気で思った


今日も殺られる悲鳴が

そこら中から聞こえて

少女は耳を塞ぎ

下を向いて歩いた

悪くない、悪くない

何もしていない

足早に通り過ぎて

酸素を胸に供給した

近づけない正義は

暴力と変わらない

あんな物、無くなればいい

少女は本気で思った

けれど

感情の化け物を正義は倒さない

入れ替わった正義が

居座り続けている

それを悪だと呼んだ筈なのに

誰もが

分からなくなっているのだろう

ただの暴力世界だ

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