14.【絵師】銘尾 友朗▷【作者】加純
★絵師情報★
絵師:銘尾 友朗
描きやすい性別 :どちらでも
描きやすい年齢 :若者ですが、何でも
描きにくい人物:右向き
描けない人物:右向き
何かあれば:練習中なので温かい目で見て頂けるなら、どんな人物でも挑戦してみたいです。ただ、左向きの方が描きやすいです。よろしくお願いします。
★キャラクター依頼内容★
【バージョン】白黒
【絵師】 銘尾 友朗
【作者】 加純
【出演作品】 テペラウの月 月のしずく
【作品URL】 https://ncode.syosetu.com/n7612dz/
【ジャンル】 異世界ダークファンタジー
【名前】 カナヤ
【性別】 男性
【種族、人種】 人間
【年齢】 20代前半 23~24歳くらい。
【身長】 たぶん170~175センチくらい。
【体重】 たぶん55~60キロくらい。
【髪型・髪色】 短髪、赤味がかった栗色。
【目つき・目の色】 きらきらとした榛色の瞳。
【肌の色】 褐色(茶色)。北部インド・アーリア系もしくはアラブ系を想定。
【体型】 痩せ型。食糧事情が不安定なので、太ってはいないはず。
【服装】 子羊の毛皮で作った円錐形の帽子をかぶり、子羊の毛皮を裏打ちした丈の長いコートを羽織った遊牧民のようないでたち。手には三弦琵琶。
【表情】 美男という訳ではないが、愛嬌があり、くるくると動く明るい表情。その反面寂しそうな表情もちゃんと持ち合わせている。
【性格】 生業が吟遊詩人なので、唄うのが大好き。おしゃべり大好き。美しいものが好き。好奇心旺盛。根は真面目だが行動は結構チャラい。
【その他】 流浪の民という、物語の世界では最下層に属する青年だが、心根の優しい明るい性格。『盲目のカル』という伝説の吟遊詩人の最後の弟子。少年時代の数年間、師匠とふたりでアルイーン大陸の各地を旅した過去がある。
現在(物語中)も、三弦琵琶を片手にひとりでアルイーン大陸を(貴人の密命を帯びて)旅して周っている。
旅芸人タシュ一座に、血のつながった姉がひとり。
唄は上手いが、護身術は全くダメ。
Mission complete!
★絵師コメント★(文:銘尾 友朗)
長岡更紗様のイラスト交換会に参加しました、銘尾 友朗です。
こちらのイラスト交換会、自信の無い人は白黒バージョンでOK! ということで、白黒で参加しました。何しろ、絵をよく描いていたのは高校生の頃までなので、……30プラスウン年前……。ゲフンゲフンッ!!!!
私がイラストを描かせて頂けるお相手は、
加純様♪♪
存じておりましたとも!
何度もTwitterでイラストを拝見させて頂いて、「はぅ~っ」と、まるでひぐらしの鳴く頃にのレナちゃんのようなため息をついておりましたとも!!
ちなみに加純様の『テスとクリスタ』も最初の方を読んで、「面白そう! 時間があったら読みたいな♪」とか秘かに思っていましたとも!!
そんな加純様のお話にイラストを描かせて頂けるとは……。ちょっと居ずまいを正すというか、矜持を整えるというか、背筋が伸びるというか、まぁ、そんな気持ちでした。
なので最初、加純さんの作品を2・3回読みました。
世界観を掴みつつ、想像を膨らませました。
以前、図書館で世界の神話や伝説に関する物語を読んでいたのですが、それを思い起こされました。イラストのことを忘れて読みふけってしまいました。引き込まれます。ムードがあるんです。
楽しませて頂きました。
それから加純様が描かれた作品を"みてみん"に拝見しに行きました。
加純様のイラスト、何度見ても美麗です!
そこには、かっこよくて美しい、神ってるカナヤさんがおりました。
で、悩みました。
もう一度作品を読みました。
……自分なりのカナヤさんを描こう、と思いました。
で、「アラビア風の衣装」って感じでグーグル先生に相談したのです。そしたら出てきたのは某ディ○ニー映画の貸衣装。orz
この時はちょうどハロウィン前でしたから、仕方ありません。
そこから想像を更に膨らませてたのですが、元々の私の画力もありますので……。
紙に下書きしてみました。
周りを注意深く思っているところと、お客さん相手(お離しの中では少女)に軽口を叩いているところと、演奏してるところ。
(昔、友人とコピー誌を描いているときに使っていたペンは、今は売ってませんでした。似たようなペンを購入したのですが、使い心地はイマイチでした。Gペンとか取っとけば良かったです……(使いこなせないだろうけど))
ペン描きしてから下書きの線を消し、逆にあえて鉛筆で影を入れて仕上げ、このようなイラストになりました。
自分なりに頑張りました。楽しく参加させて頂きました。
素敵な企画に参加させて頂き、ありがとうございました~♪♪ (*^^*)ノ
★作者コメント&作品紹介★(文:加純)
銘尾様にお願いしたのは、千夜一夜物語風の異世界を旅する吟遊詩人の一夜の不思議な出来事のお話です。
物語はある高貴な姫君の密使を携えた吟遊詩人が、盗賊の襲来を回避するために街道を外れ、古い都に迷い込みます。数百年前に滅亡した商隊都市、今は沙に埋もれるに任せ、ひとの記憶からも消え去ろうとしています。誰もいないはずの遺跡、崩れかけた城壁の上で唄をうたっていると鈴の音のような声を耳にするのです。声の主である少女は彼に頼みごとをするのですが……。
まず設定が、なろうではあまり類を見ないものですから、資料を集めるのにご苦労為さったと思います。千夜一夜物語はイスラム圏に伝わる寓話集。ところがイスラム社会は、宗教上の戒律から人物を描くことを禁じられていますので、絵画の資料とかは極端に少ないのです。それでも蛇の道は何とか……であることはあるのですが、それを使えるかどうかはまた別問題になりかねないということを、すっかり失念してお願いしてしまったわたしをさぞ恨まれたのではないかと思われます。
銘尾様はその中で、拙作の中から空想の翼を広げて、とても素敵なカナヤを描いてくださいました。いかにも好奇心旺盛で明るく屈託のない、歌うことが大好きなアシックがそこにいました。つま弾く三弦琵琶の音色も聞こえてきそうです。
キラキラと輝くカナヤをありがとうございました。