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アイリス  作者: 山東 未来
2/2

朝食にて

ハズキは、寝ぼけた足取りで後部座席に移動する。


車は、キャンピングカーとなっており、


ベッド、簡易キッチンや、シャワーが完備されている。


机の上に、朝食が用意されている。


用意されているとはいっても、レトルト製品である。


レトルト製品といっても、栄養、味ともに一級品であり、


ハズキは、日頃からよく食べている。


「ハズキ、一つ聞きたいことがあるのですが。」とアイリスが聞く


「何。」


「これから行く施設で合うことになっている、ナグモ教授とはどういった方なのですか?


生物学でかなりの業績を残されていることは知っていますが。」


「う~ん。一言で言えば変わり者かな。まぁ、会えばわかるよ。」


「アオキ教授の事は、どの程度ご存じなのでしょう?」


「まぁ、昔から、アオキ教授と付き合いがある唯一の人物らしいよ。」


「それは知っています。だから会いに来ることを選んだんです。


そうではなく、アオキ教授が無くなった原因についてです。」


ハズキは無言になる。


今回、施設を訪れることにしたのは、数か月前に亡くなった


アオキ教授について聞きたいことがあったからだ。


正確には、アオキ教授がなくなる前に見つけた”何か”が何なのかを知りたかった。


前にメールで問い合わせた時に、直接お話ししましょうと返信が来た。


ナグモ教授とは、3年ほど前に会って以来だし、


気分転換も兼ねて会いに行ってみようと思い、遠出することを決めたのだ。


朝食が食べ終わり、食器を片付けながらハズキが言う。


「やはり、朝は和食に限るね。」


不満そうな顔をするアイリスだった。


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