書籍四巻発売突発記念おまけSS居酒屋チェーン店雑談
作者が思い付きで、突発で書いたおまけSS風となっております。
茶番+メタいです。
カーム一家と作者が暴露話しをします。
それでもよろしければ、ぜひお読みください
俺は今、少しヤバイ笑顔でチェーン店の居酒屋の席に座っている。何でかって? カーム一家がいるからだよ。
「んじゃ、お酒? 果汁もお茶もあるけど」
「じゃ、私この透明な果実酒」
ラッテは、白ワインを選び、ニコニコとしており、スズランは焼肉のページをがっつりと見ている。
「んーこの魚ってなんだろう?」
「開いてあるし、文字も読めないのよね」
リリーとミエルは、メニューに描かれてる絵を見てかなり驚いていたが、これ食べた事ある。とか言っている。まぁ、ジャガイモは揚げてあってもわかるよな。
「俺は別に何でもいいさ。久しぶりの日本での食事だし。皆が摘まめるサイドメニュー多めでいいね」
カームも結構ノリノリだ。そしてラッテがノリノリでテーブルのボタンを押している。
「私覚えてるよー。これ押すと給仕さんがくるんだよね?」
「はい、ご注文は何でしょうか?」
来たのはさわやかな青年だ。多分バイトなんだろう。ってかかっこいい部類に入るな。
「とりあえず――」
俺は飲み物系と食べたい料理を言い、カームがリリーとミエルの注文をし、ラッテが白ワインだけを頼み、スズランがこのページ全部とか言う。
「とりあえず以上で。相変わらず肉だけは豪快だねぇ……。俺が作った設定だけど。肉ばかりで体調とか平気なのとか言われるけど、なんだかんだで果物類は食べてるからなぁ」
「野菜が駄目なだけ。ってかこっちの世界は肉が美味しいからたまに来たいくらい」
「私もー。お酒美味しいもん」
「私は初めて」
「僕は会った時だけありますよね?」
「そうだねぇ……。こんなに大きくなっちゃって。魔族成長早すぎだよ」
「おい作者……お前の考えた設定だろ?」
「まぁ、そうなんだけどね」
「ってか子供達の訓練が最近変な方向に行き過ぎてて、まんま威力偵察もできる某部隊っぽい言われてるんだからな」
「いやー、やっぱり死なせたくないじゃん? やれる事はやらせておかないと」
「お飲み物お持ちしましたー」
そして飲み物が届き乾杯をする
「でさー、これからどうなるの?」
ラッテはグラスにあるワインを飲み干し聞いてきた。
「それ聞いちゃう? ネタバレだよ?」
「あ、俺も気になる。新人どんどん増えてるし、第四村も落ち着いてるし、子供達もそろそろ学校卒業して冒険者になるじゃん?」
カームも気になっているらしい。まぁ本人だしな。
「村の名前決めたい。けど管理しやすいからアクアマリンの第一村、ってやりたい。あとは子供達に色々教えるしかないでしょ」
「もっと具体的に……。子供達に盗みを教えようとしてた張本人のくせに」
スズランは、焼けた肉をトングでつまみ、自分の皿に乗せながら鋭い目つきで聞いてきた。カームはコレをいつも経験しているのか……。少しにらませるの止めるかな。
「詳しくは教えられないけど、冬の間はずっと親元を離れて生活を考えてるよ。なにをさせるかはやっぱり言えないけどね」
俺は肉を摘みながらウイスキーを飲み、飄々としたかんじでスズランの睨みをかわす。
「けど言える事は前々からカームに言わせてるけど、夫婦での無人島生活開始、最近行為が多いから妊娠、出産かなー」
そう言ったらリリーとミエルがむせて、スズランとラッテを見ている。
「ちょっとお母さん、それ本当なの!?」
「本当だろうねぇ……。姉さんは寝てるから気が付かないだろうけど、たまに声が漏れてる」
その言葉にカームが一気にへこみ、ラッテが軽く恥ずかしがり、スズランは気にしないで肉を食べている。
「旅立つ前にお腹が少し大きくなったのが見れるかもね」
「……ですね。兄弟か……僕には姉さんしかいないからよくわからないけど、下にいたらいたで楽しいんだろうなぁ」
ミエルは日本酒を飲みながら、何かしみじみとしている。まぁ、少し……かなりカームに似てるな。
「そうだ、リリーとミエルの好みの人ってどうなん?」
「あ、私も気になる」
その言葉にミエルがむせ、スズランのフォークの動きが止まった。
「んー、リリーちゃんは前から公言してるからいいけど、ミエル君だよねー。昔から小動物とかウサギが好きだったから――」
そこまで言ったら、ミエル君に口を塞がれた。結構行動力があるな。
「家庭的で料理が上手ならだれでも!」
「つまりウサギ耳で、家庭的で料理が上手くてってな感じか。ミエルより料理が上手い女性か……」
「いるかな? 結構上手だよね?」
「冒険者になるんだし、居座る街とかの宿屋とか食堂を探せばいると思う」
「そう言えばクラスで町に行った時に、ギルドの受付の女の人をずっと見ていた気がする」
「あぁ、確かウサギ耳の獣人系だったな」
親組や姉に言われ、ミエルが真っ赤になってうつむいてしまった。意外に自分の事にだけは弱いらしい。
「まぁ出せないと思うけど、そう言うのを考えてるよ。気が向けば書くよ。設定がもったいないし」
「あの……。お手柔らかに……」
「うっす!」
俺は笑顔で返事をして、グラスをミエル君のお猪口にぶつけた。
「で、最近どうなんだ? 別な作品も書いてるだろ?」
「あぁ、そうだね。接骨院で腰の治療の為に寝転がりながらFPSの方を書いて、こっちは夜中にPCで書いてる。だから早い時は一日二日で終わらせる事は可能だけど、友人から某無料通話の奴で会議通話に呼ばれるから、結構捗らない。俺は会話中は筆が進まないんだよ」
「ダメだねー」
「ダメね」
「ダメな奴だ……」
「自分のキャラに言われるのって、結構心情的に微妙。担当様にキャラと自分を会話させるのも良いと言われてたまにこうして書いてるけど、書いててなんか変な気持ちになる。ピエロ的な?」
「後は何か報告とかないの?」
カームは残っていたビールを一気に飲み、言いにくい事を聞いてきた。
「肥前先生の書き出し祭りに参加して、少し前に構想だけ練ってた、ポストアポカリプス物を暇な時にちょこちょこ書きたい。タイトルは、『コールドスリープから目覚めたら戦後だよ……』だね。それは十万文字で終わらせたい。公開して人気があるようなら続ける? そんな感じ。忌憚のない感想をいただいて、結構なろう風に改稿はしたけど、正直自信がない。あとはなんか変な物思いついたから、書いてみたのが一万文字。コレもなんか気が向いたら書いてる。こっちは完全に黙秘で、一話だけ投稿して非公開かな。タイトルの場所取りみたいな感じで(※)。だから無人島はやっぱり週一更新かなー」
※タイトル検索して出てこなかったから。
ウイスキーのお変わりを頼み、氷をグラスの中で回し、軽くため息を吐く。
「趣味で書き始めた無人島はできる限り、発展させてから終わらせたいし、最悪だらだらと書き続けるのもいいね。一回区切ってからも終わらせないで月一で投稿とかね。ってな訳で、閉めに入ろうか」
「いやいやいや、FPSの世界観共有とかどうなん?」
「あーあれね。色々な設定が面倒だからお金とかギルドとか魔族とか色々一緒にしてるだけで、あまり関わらせるつもりはないよ。そもそも惑星のどこ? ってレベルだし、世界地図を造ってすらいない」
「けどさ、アクアマリンのエンブレム入りの商品多いよね?」
「読者サービスかな? 無人島読んでる人だけニヤニヤできる感じでやってるかな。あとはトニーさんとアニタさん? アレもそうだし」
「誰だっけ?」
「カームが熊に食わせた、執事っぽい奴と一緒に来たコックとメイド」
「あぁ! いたな」
「全くの別人だけど、ファンサービス? 世界観の共有? 作者の遊び心で、同じ名前のキャラとかが出てきたり、背景に前作のキャラがいたり、その子孫とかね」
「あー……。柴○○○の作品は全部世界が繋がってるとか、秘石が出てきたりとか」
「そうそう。だからその程度。年代も違うし。詳しくは考えてないけど」
「ならほかの作品もつなげるのか?」
「ポストアポカリプス物は地球の事だから無理だけど、気まぐれで書いてる奴は迷ってる。けどトニーさんとアニタさんは名前使って出したい。なんか個人的にエリートモブとか主役に絡ませたい」
「作者の好みだけど、そう言うの嫌う人もいるじゃん?」
「まぁ、遊び心だから仕方ない。某映画の俳優は、あの監督の作品に出演すると必ず足を打ち抜かれるとか、絶対に某車メーカーの車に乗ってるとかね」
「あ~。何となくわかる」
「カーム、もう閉めていいよ。あらかた食べきった」
会話をしていたら、スズランがそんなことを言い、テーブルの脇にあるレシートを見て少しふらっと来た。六桁に近い。
まぁ、そうなるよな。肉を多く食ってるヒロインがいるし……
「お、おい。なにか換金できそうな物出すか? 今銀相場いくらだ?」
「グラム六十五円、金は四千五百円」
「やっす! 金貨って向こうじゃ百万だぞ!?」
「まぁ、リアルってそんなもんだよ。あと多分見た事のない硬貨だと信用がないから含有量とか調べられると思う」
「な、何か換金できそうな物ないか!?」
「金策系に苦労してるなろう小説みたいになってきたな……。こっちから向こうでは荒稼ぎできるけど、向こうからこっちって結構厳しいよね……はは……まぁ、大丈夫。これも創作だから」
「馬鹿! ぶっちゃけんな!」
「ってな訳で、四巻は表発売です。よろしくお願いします」
タイトルを調べれば表紙などが見れます。
詳しくは活動報告で
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