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家族会議(72~3話辺りの話です)

72~3話辺りと思ってください。

俺は凪、転生者だ、前世は特に女性への拘りは無かった。好きになった人がタイプだ。

経験も有ったが、死んだ時には、特別な付き合いをしている女性は居なかった。

おかずに関しても、紙やモニターや実物とかにも拘りは無いし、少し肌色が多くなった、誰かが描いたアニメキャラや大人のゲームに出てくるキャラでも平気だ。


胸も「おっきいおっぱいも、ちいさいおっぱいも分け隔て無く愛しましょう」。的な考えだ。

大は小を兼ねると、言うが。


胸に関しては、全然違う。


大きければ、色々挟んだりできるが、重いし、年齢と共に張りが無くなると、少し悲惨な事になる。

小さければ、挟めないが、軽くて、運動に差し支えが無いし、将来の不安も無い。


大きければ、多数の男達の視線を引き付け、重量感の有る柔らかさを堪能できる。

小さければ、男達の視線を引き付けず、小さな突起を愛で優しくさする事ができる。


大きければ、肩凝りや、男達の視線に悩まされ。

小さければ、自分に自信が無くなり、コンプレックスの原因にもなる。


俺はどっちが良いとかは一概には言えないが。しいて言うなら普通まで(・・)がちょうど良いと思っていた。



「えーこれから、子供抜き家族会議を始めたいと思います」

「おー」

ラッテはパチパチと手を叩き、スズランは顔を縦に振っている。


「議題は子供の成長です」

「2人共すくすく元気に育ってるでしょー?何か不満でもあるのー?」

「ミエルは男の子だから良いんだけど、問題はリリーだ」

「何が問題?」

「俺的に問題だらけだ」

「どーしてー?」


「一緒に風呂に入ってると気まずいんだよ・・・」

「えー何か気を使う所とか有るの?」

「胸とか尻が少し膨らみかけてるし、くびれがなんとなく解る様になった」

そう言った瞬間、スズランが驚いたような顔になり、飲んでいたお茶のカップを落とし、自分の胸に手を当てている。


「えー、男ってそー言うのって気にするのー?」

「俺は父親だから気にするの! 2人は自分の父親といつまで一緒にお風呂入ってたんだよ」

「学校に行ってから直ぐ位に入らなくなった。それから1人で入ってた。だから・・・5歳?」

「私は・・・ははは・・・そのくらいかな?」

「だろう? けどさ、成長が少し早いのか、現に胸が膨らみかけてるんだよ、だから俺が気まずいんだよ」

「けどリリーは嫌がってないんでしょ?ならリリーから『一緒に入らない』。って言うまで一緒に入ってあげなよ」

「けどなぁ」

「なに?自分の娘に欲情とかしちゃうのー?」

ラッテはニヤニヤして言って来る。


「そんな事は一切無いぞ」

「スズランちゃんも小さいからねー。本当に欲情して無いのー?」

「何を馬鹿な事を言っているんだよ、好きになった子の胸が偶然小さかっただけだ。俺は好きになった子が好きなタイプだから、胸とかは関係無い」

そう言うと、スズランはさらに自分の胸を触り、不安な表情でこちらを見てくる。


「じゃー私は?いきなりだったよね?」

「それも前に言っただろう? 好きになる努力をするって。たとえ話になるけど、同じ牢屋に嫌いな奴と2人っきりになったらラッテはどうする?」

「えーなんか嫌かなー」

「俺はまず、相手の好きになれそうな部分を探し努力する。いや、ラッテの事は当時、好きでも嫌いでもなかったよ? けど一緒に居て、結構気を使ってくれるところとか、明るい所かを好きになって、今に至る。けど当時は俺の洗濯前の下着とか漁るのだけは止めてほしかったけどな」

「むー」

「どうせ隠れてやってるんだろ?」

「してる。洗濯当番の時にしてる」

「あ゛ー。みーらーれーてーたー」


「話が逸れたな、何が言いたいかって言うと、『俺はリリーと風呂に入ってて問題無いのか』、って事」

「本人次第。それとリリーの気持ち次第」

「そーそー、年頃になったらパパの事嫌いになって、大人になったら直るんだから。今の内にどんどん娘と入ってなよ」

スズランはまた首を縦に振っている。スズランもイチイさんの事が嫌いだったのか?


「解った、もう風呂の話題は良いかな、じゃぁ次だ。女の子の日に関してだ」

そう言うと今度はラッテが盛大にお茶を噴出し、咳き込んでいる。

「ちょっとーなんでそんな事言うのー? 女の子の会話だよ?」

「現に少し育ってるんだ、そろそろ有るかもしれない。その時の為の準備や、知識を教えられる心構えは有るのかい?」

「有る」「もちろん」

「それなら良いけど。早い子は早いからな」

現に前世でも遅い早いは有ったからな、そういう心配もしておいたほうが良いだろう。


「2人はどうだったんだよ」

「学校で女の子だけで先生と聞いた。初めては。初めて町に行く少し前だった」

「んー私は5歳になった頃かなー」

「脂肪の付き具合とか、『体を女らしくさせないと』って、勝手に命令を出す時期が有るから、リリーは多分それが少し早いんだよ、だから胸もお尻も少し出てきた。ただからそれを踏まえて、『そろそろだと思うから』って事」

「んーそうか、その辺も気遣ってあげないと駄目なのか」

「・・・」

スズランは少し下を向き、何かを考えてるような表情になっている。

「まぁ、準備だけしておいて、相談されたら教えてあげるって事で」

「解ったー」「うん」


「じゃーさーミエルはどうなの?」

「男なんてもんは、ムラムラしたら本能で自分で処理するから、女の子よりは心配しないで平気」

「じゃーさ、自分で処理しなかったらどうするの?」

「寝てる時に出ちゃう」

「え?」「!?」

「勝手に出ちゃうんだよ、普段は適度に処理して、新鮮な物と交換するんだけど。古い物を溜めて、それでも処理しない場合は、でちゃう事が有る」

まぁ、有る程度は体に吸収されて、また作られるから良いんだけどね、そんな説明しても解らないと思うから黙ってよう。

「まぁ、朝起きて『おねしょしちゃった』とか言われたら、易しく接してあげてくれ、もしくは長くトイレに居るとか」

「むー、そんな事言うことはカーム君も有ったんですかー?」

ラッテはニヤニヤしながら言って来る、

「有ったねぇ・・・男は馬鹿だから、オークみたいに何回もするときも有るぞ」

「カームも?」

「俺は定期的に1回だけ処理してただけだな」

「むー」

「夢魔族なのに意外に知らない事も有るんだな」

「え、うん、まぁ。あまり聞かないで。セレッソさんにスイートメモリーに誘われてから教えてもらっただけだから」

「あー、ごめん」

多分この反応だとラッテに家族の話は地雷だ。あんな場所に一人で住んでたし。


「まぁ、ミエルは半分は夢魔族だ、不特定多数の女の子と、その、遊び感覚でしちゃうかもしれない。そのときは俺が父親として話をつけるし、そんな噂を聞いたら教えてくれ、そんな事が無いのが一番なんだけどな」

「んー私もそうだったからなんとも言えないなー、夢魔族の男はハーレムを作りたがるし」

「私は好きにさせてあげたい」

「んー。まぁこの議題は先延ばしで、ミエルがもっと成長してからだな」

「解ったよー」「解った」


「じゃぁさ、カーム君の事もいまさらだけど聞いちゃおうかなー」

「はぁ? 何を聞くんだよ」

「胸の事」

「・・・おう」

「大きい方と小さい方、どっちが好き?」

「好きになった人が大きければ大きい方が好き、小さければ」「はーいストーップ! 正直に言いましょう」

「特にこだわりは無い」

「あちゃー。この夫駄目だわー、大きければ挟めるでしょ!大きい方が有利でしょ!」

「老いたら垂れるでしょ! 男が全員大きいのが好きって思ったら大間違いだ! いいか、胸って言うのは、大きさ、形、張り、柔らかさ。それぞれ好みが違うの!」

あ、大声出しちゃった

「ごめん、少し熱くなっちゃった」

「じゃぁどんなのが好きなのかって聞いてるの!」


「・・・」

俺は右上を見ながら考える。あ、考える必要無かったわ。

「小さいから普通までなら。しいて言うなら少しやせ気味なのが好き、スレンダーって言うの? 体のラインに似合わない大きさだと絶対駄目」

「むー、じゃぁ私は?」

「んー。胸と腰のバランスは良いけどお尻が少し小さいかな?」

「スズランちゃんは?」

急に振られ、少しだけ固まりこっちを向く。

「そうだね、なんだかんだ言ってふんわり有るし、腹筋もしっかりしてて、腰回りも綺麗だし、子供を孕む少し前から、小さすぎたお尻がが普通位になって良いと思うよ」

そう言うとスズランは安心したのか、小さく息を吐きだし、残りのお茶を飲み干す。


「じゃぁ少し小さいのが好みってことで良いの?」

「それでいいよ」

「それでって、じゃぁセレッソさんはどうなのよ!」

「あー、ありゃ特殊だ、歪だけど変に均等が取れてて、変な感じはしない。けど口説き落とすような事は自分からしないね。一緒の集合住宅に居た人族が言い寄ってたけど。言い寄られたら・・・ラッテの時みたいに考える」

「むー、なんかもやもやするー。あ、あの小さい子居たじゃん、あの子は」

「トレーネさん? 俺より年上でも、見た目が幼いじゃん?絶対無理」

「幼い子供を性的に見るって事は無いんだね?」

「あの人は俺より大人だけどね、それなら見た目がラッテ位の長寿種で300歳とかの方が良いね」


そう言って俺も残りのお茶を飲み干した。


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