水だしコーヒーでも飲みたい
つ、つらつら、正午どきに、つらつらしんしん思考はと、ま、り。
いや中心地点の駅でとどまるのだ。
中庸。
心の声はいやさやか、青い透明が私をひたす。
犯す。
心の声は軽やかに、ただみずみずしい感情だけが普通。
それでもこんなに幸福な、なんでもない体験が出来て良いのだろうか……。
外みれば、それはまあ車内からみた外だけど、白い雪が降ってる。
昼の底が白い。
白く外はぼやけているよ。
ゆるゆると、外の白の雪とこの車内の青い透明感がゆらりんゆらかりんと通じるようだ。
ゆらゆら。
心と体。
頭と心、ばあちゃんと不思議生命、柚餅子とコンソメスープ、天と地の日常。
油揚げとアクエリアス。
水だしコーヒーと十六茶。
特急列車と寝台電車。電極と透明戦。
血のついた包丁。
これは詩なのか?
寒い車内の中でぞっと感じた感情をこんなに長々とお話する必要は?
あるの?
それは分からん、七不思議。
ゆらゆらゆらり、ゆらりゆるゆるゆりゆらり流れ流れる時の声。
そうだ、たまにはこんな日があってもいいじゃないかよ。
とりあえず、水だしコーヒーを飲みたい。