小学校五年生となってからの登校班のこと
GW前のことだった。次女から、登校班のことで相談された。
「Aくんが、歩くの遅いって、いうの。ちょっと遅れると、遅いって、後ろで言ってきて」
「遅いって、そんなこと、Aくんがいうの?」
「ちょっと前との距離をあけると、遅いっていうの」
「えー、本当?」
Aくんがそんなこというのは、正直、信じられなかった。次女が嘘ついているんじゃない? と疑ってしまうほどだ。
Aくんと次女とのお付き合いは、小学校入学からだ。近所の建売が売れたなー、と見てたら、その家の子だった。
人付き合いが上手で、大人相手でもはきはきと会話をする、いい子であるイメージが強い。
次女も、危ない目に遭った時は、Aくんに助けてもらったことが数回あった。
一緒に遊ぶこともあり、家族で当たり障りのない近所付き合いをしていた。
四年生までは、子どもの人数が多いことから、登校班は男女で分けていたけど、五年生になってから、人数が少なくなったことから、一緒の登校班になった。
一緒に通えるねー、と誰もが喜んでいたというのに、GW前に次女がそんなことを言い出すとは、驚いた。
次女は、正直、人より気弱で、何事もテンポが遅い。遅いと言われれば、そうなってしまうこともあるだろう。
ただ、引っかかった。
これまで、学校でのことをこういうふうに私に言ってくることはなかった。よほど、気分が悪いことがあったのだろう。
だけど、五年生の娘の試練だと思って、この時は、こういうしなかった。
「あまり遅く歩かないように気をつけよう」
「う、うーん」
「少し、登校班に着いて行こうか?」
「そうしてほしい」
保護者がついて回る登校班って、それなりにあるし、まあいっか、と思った。
だけど、これが威圧と感じた班長の保護者から、苦情が出て、GW明けからは、登校班の同伴をやめることとなった。




