三十の巻 道切り
[三十]
幸太郎はこれまでの経緯を、懇切丁寧に、貴堂宗厳のジジイに話した。
供養塔のところからの説明じゃったので、かなり長くなったが、宗厳とかいうジジイは納得したのか、話を聞くに従い、元の表情へと戻っていったのである。
まぁとりあえず、我を敵とは思わんようになったんじゃろう。
じゃが、時折、警戒するような眼差しを送ってはくるがの。
「……という事がございまして、私は今、ここにいるという次第です。すいません、宗厳様……突然、こんな疫病神を連れてきてしまい……」
貴堂宗厳は肩の力を抜き、大きく息を吐いた。
「三上君とやら……話は分かった。しかし……ちょいと、心臓に悪いぞい。儂も年なんじゃ、あまり驚かさんといてくれ」
いつの間にか、三上君呼ばわりになっておるの。
我が姿を現した事により、少し砕けた雰囲気になったからじゃろう。
いや……もしかすると、幸太郎の説明を聞いて、アホの子だとわかったからかものう。
「すいません、私の所為です。ですが、宗厳翁には理由を話しておかないと、三上君を怪しむと思ったモノですから……」
貴堂沙耶香はそう言って、深く頭を下げた。
「よいよい、沙耶香。まぁそういう事情なら仕方ないの。霊的技能というモノは、修練と才で伸ばすもんじゃからな。理由を話してくれなんだら、儂も確実に怪しんでたところじゃ。ふむ、それはともかく、この祟り神から、三上君は霊的な手解きを受けたという事じゃな?」
「はい、そうでございます。コイツが言うには、そうでもしないと、陰の気が集まる一方との事でした。その為……したくはありませんでしたが、青春時代を犠牲にして、私は方術と呪術の修行に、明け暮れるハメになったのです」
幸太郎はそう言うと、我をチラッと見た。
今にも舌を打ちそうな顔じゃったのは言うまでもない。
まぁ確かに、こ奴の成長期は、勉学と呪術修行と厄落としばかりじゃな。
友人もいないわけではないが、かなり少ないからのう。
可哀想な男じゃ……って、我の所為か。
「ふむ、なるほどの……この祟り神が引き寄せる負の霊力で、三上君は不幸に見舞われとるのか。それはまた、大変な目に遭っておるのぅ」
「はい、左様でございます。どうにかならないでしょうか?」
「無理じゃ。相手が悪いわい」
貴堂宗厳は即答であった。
「はやッ……もう少し悩んだりしないんですか?」
じゃが、無情にも、貴堂宗厳はブンブンと手を振ったのじゃ。
「無理無理無理無理、確実に無理。祟り神が荒ぶっておるなら、方法がない事もないが、君に憑いておる事で鎮まっとるんじゃ。付け入る隙が無いわい。このまま行くしかないの。さっき沙耶香も言っていたが、蓄霊機に霊力を溜めておけるんなら、そうやって不幸を避けるしかないぞ。残念じゃがな」
「そうですか……それは、非常に残念です」
はっきり言われたので、幸太郎はショボーンとしておったわ。
しょうがない。少し元気づけてやろう。
「ほほほほ、残念じゃったのう、幸太郎よ。諦めるしかないようじゃな」
「黙れ……疫病神」
幸太郎は良い感じで、額に青筋を浮かべていた。
こういう時は落ち込むより、多少は怒ってた方がええからの。
お前が言うな、と言われそうじゃが。
「ところで沙耶香、この祟り神はどういう素性なんじゃろうの? 何かわかっておるのか?」
すると貴堂沙耶香は、周囲を気にしながら、小声で答えたのじゃった。
「それなのですが……この方の話す内容を考えると、恐らく、邪馬台国の卑弥呼じゃないかと」
「はぁ!? な、なんじゃとぉ! それは本当か!」
貴堂宗厳は目をひん剥いて驚いていた。
よう驚くジジイじゃわい。
「私も最初、三上君からそう言われたのです。それで昨晩、私も色々とこの方に聞いたのですが、もうそれしか考えられませんでした。如何がなさいましょう?」
卑弥呼と聞いて、ジジイは驚き眼で我をずっと見ておった。
この驚きよう……何かありそうじゃな。
まぁどうでもええがの。
「さ、沙耶香……この話は誰かに話したのか?」
「いいえ、知っているのは我々3人だけです。そうよね? 三上君?」
「はい、そうです」
暫し無言の時が続く。
まず先に口を開いたのは、貴堂宗厳じゃった。
「そうか……ならば三上君、引き続き、この件は儂等だけの秘密という事で頼もうかの」
「はい、そのように致します。以前、沙耶香さんにも、そう言われましたので」
その言葉を聞き、貴堂宗厳は満足そうにウンウンと頷いていた。
「そうじゃそうじゃ、その方がええ。しかし……君は、なかなか見どころある奴じゃな。引き続き、沙耶香を助けてやってくれぬか。沙耶香はのう、父親が病に臥せっておるんで、色々と大変なんじゃよ」
「ええ、それは勿論です。色々とお世話になっておりますので、お助けできる事ならば、するつもりでございます」
幸太郎は微妙に予防線を張っとるの。
まぁ大武會の件が尾を引いとるんじゃろう。
「よろしく頼んだぞ、三上君。いやぁ……祟り神に憑かれた凄腕の術者か。実に面白い男を連れてきたのう、沙耶香」
なんかようわからぬが、幸太郎は意外と、このジジイに気に入られたのかものう。
「はい、宗厳翁」
「時に沙耶香よ……昨晩、儂が家に電話をしたら、お前の祖母が出てのう。そこで面白い話を聞いたんじゃ。お前……お見合いと結婚の話が嫌で、家を飛び出したと聞いたが、本当か?」
それを聞き、貴堂沙耶香は目を丸くしていた。
ついでに幸太郎も。
「え? もう耳に入ってるのですか?」
「そりゃあのう。儂の家じゃから電話くらいするわい。で、そうなのか?」
「え、あ……いや、ええっと……違います。気分転換……そう、気分転換みたいなモノなのですよ、宗厳翁」
貴堂沙耶香はアタフタと、挙動が少しおかしくなっていた。
たぶん、アタリなんじゃろう。
「ほう、気分転換とな。それで、三上君と一緒に、あのマンションに住むというわけか」
「え!? なぜそれを……」
これには驚いたのか、貴堂沙耶香は目を大きくし、口元に両手を当てていた。
まさか、といった感じじゃな。
すると貴堂宗厳は不敵に微笑んだのじゃった。
「儂を誰じゃと思っている。貴堂宗厳じゃぞ」
「で、ですが……これには理由があるのです」
慌てる貴堂沙耶香は、幸太郎に視線を向け、目で何かを訴えかけていた。
なんとなくじゃが、『貴方も何か言って』と言わんばかりじゃ。
すると幸太郎は、その意を汲み、居ずまいを正したのじゃった。
「え~、では、私からも少し補足をさせて頂きます。貴堂宗厳様……恐らく、沙耶香さんは、急遽決まった採用と、私のこの不幸体質を考え、郊外の物件を探したのだと思われます。それに加えて、私の不幸体質の程度を調べる為に、一緒にルームシェアをされたのではないでしょうか? 先程、宗厳様にもお話ししましたが、私の不幸体質は、近隣に影響を及ぼすほどタチの悪いモノです。幾ら、SPSによる霊力保存が可能とはいえ、もし何かあったらでは済まされません。ですので、私と一緒に住む事で、その影響を調査しようとしていたのではないでしょうか?」
幸太郎はそう言って、貴堂沙耶香に視線を向けた。
その顔は、『これでいいっスか?』とでも言わんばかりじゃった。
貴堂沙耶香も満足そうな顔で見ておるわ。
しかし、ナイスなフォローじゃな。
急場の対応は流石じゃわ。
後は貴堂沙耶香次第である。
「そ、そうなのです。今、彼も言いましたが、私も採用するにあたり、そこが心配でしたので、一緒にルームシェアをする事にしたのです。それに、彼にはこの方も憑いておられるので、別に2人だけの生活というわけでもありませんし」
ちょっと必死な感じじゃが、筋は通っておるの。
さて、このジジイはどうでるかのう。
しかし妙な事に、貴堂宗厳はなぜか、ニコニコと微笑んでいたのじゃ。
「そうかそうか……なるほどのう。沙耶香もようやく、素直になれる相手が出来たという事じゃな」
「はい? いや、そうではなくてですね……」
良い感じで誤解しとるのう。
まぁこの先はどうなるかわからんがな。
幸太郎も沙耶香もいい大人じゃし。
「よいよい、儂は別に何も思うておらぬよ。2人共、ええ大人じゃし、好きにすればええじゃないか。三上君と一緒に住んでも構わぬぞ。寧ろ、儂は心配しておったんじゃよ」
「心配って……何をですか?」
「決まっておろう。沙耶香は男に対して基準が厳しいからじゃよ。そうかそうか、儂は安心したわい。よし、認めよう。三上君、沙耶香を頼んだぞ」
貴堂沙耶香は言ってる意味を理解したのか、少し恥ずかしそうにしておった。
対する幸太郎は、いきなり話を振られたので首を傾げておるわ。
怒涛の展開じゃな。ほほほほ。
「は? え? 頼むって……寧ろ、俺の方が、沙耶香さんに助けてもらう側なんですけど」
「ええんじゃ、ええんじゃ、三上君。細かい事は気にせんで。それと沙耶香よ、儂から家の者に言うといたるから、そのまま一緒に住めばよいぞ。三上君も遠慮せず、イケばええからの。ふぉふぉふぉ」
貴堂宗厳はなぜか上機嫌であった。
対する幸太郎と貴堂沙耶香はというと、互いに顔を見合わせ、困惑していたのである。
まぁ無理もないのう。
2人はこのジジイの真意に気付いてないからのう。
いや……1人は気付いてないフリをしておるだけか。
ほほほほ、何れにしろ、面白い事が起きそうじゃな。
こうなった以上、幸太郎はもう、後戻りはできぬからのう。
我はそれを楽しませてもらうとしようぞ。
*
数多の人々が集まる大都市、東京。
それ故に、無数の住居があるが、それらの中には曰く付きの物件も多くあるそうじゃ。
居住者達が無念の死を遂げる事故物件がの。
死因は自殺や病死に不慮の事故、そして……殺人といったところか。
大体、この4つじゃ。
天寿を全うする奴の方が少ないからの。
とはいえ、我が生きていた頃と比べれば、家屋の中で死ねる分、随分と綺麗な最後じゃがな。
あの時代は、野垂れ死にが多かったような気がするからのう。
最後は獣や虫の餌になるのが普通じゃから、凄い死に様の者が多かった。が、そうは言うても、死ねば、どの道一緒じゃがな。
まぁええわ、話を戻そう。
そんな事故物件も多くの場合は大丈夫なんじゃが、時折、良くない原因が元で、起きる事もあるのじゃ。
これは、そんな事故物件に遭遇したお話なのじゃよ。
え? 誰が遭遇したかって?
んなもん、弟子の幸太郎に決まっておろう。
しかし、今日はええ天気じゃな。
幸太郎が言うには、今日で梅雨明けだそうじゃ。
こんな日の昼前に事故物件の調査とは、幸太郎もついてないのう。
とはいえ、厄落としをしておるお陰で、この程度なのかもしれぬがな。
さてさて……。
「ここなんですよ、三上さん。すいません、今日が初出社だと言うのに、こんな事に付き合わせちゃって」
今回の水先案内人であるスーツ姿の北条日香里が、幸太郎にそう言った。
ちなみに、幸太郎もスーツ姿じゃ。
SPSという厄落とし機械のお陰か、普通の会社員らしくなったわい。
とはいえ、方術や呪術の道具を入れてある術具鞄も持って来ておるから、少し野暮ったい感じじゃがの。
ちなみに、持参しておる術具鞄は、幸太郎の所有物である。
布製の肩掛けタイプのモノじゃ。
今までよく使うてきたので、そこまで目立たぬが、所々、汚れや傷もあるのう。
まぁ幸太郎の相棒みたいなもんじゃな。
「へぇ……なるほどね。貴堂部長から、事前に話を聞いてはいたけど……確かに、あまりよくない感じだね」
幸太郎はそう言って、正面の建物を見た。
そこは住宅街のど真ん中にある、大きな賃貸マンションであった。
勿論、貴堂不動産が所有している賃貸物件の1つである。
鉄骨で建てられた6階建てのマンションじゃが、建築されて日も浅いのか、真新しい建物であった。
どこもかしこもピカピカじゃ。
とはいえ……如何わしい気配が漂うてはおるがの。
「三上さん……このマンションの一階の端にある部屋なんですが、少し困った事が起きてるそうなんです」
「らしいね。一応、報告書は見たよ……死人が出たそうだけど」
「はい、そうなんです。自殺らしいんですけど……それ以前にも、変な音が聞こえるとか、話し声が聞こえるとかって苦情が多くあって、築2年なのに、入居者の入れ替わりが凄いらしいんですよ。それで、土地開発事業部に施工不良の調査依頼が来ていて、下手すると訴訟に発展する可能性もあるそうなんです」
日香里はそう言って、不安そうに幸太郎を見たのじゃった。
「へぇ……それは大変だね。しかし、貴堂部長もそんな事になってるとこに、新人2人を良く行かせるな。しかも俺、新人な上に、今日が初出社なんだけどね……」
幸太郎は渋い表情で周囲を見回すと、そこである場所に目を止めた。
ふむ、気付いたようじゃな。
「でも、貴堂部長は、こういうのは三上さんなら何とかしてくれるかもって言ってましたよ。三上さん、凄い期待されてますね」
「そんな事言ってたんだ……つか、丸投げじゃん。良いのか、俺で……」
まぁ期待しとるのかものう。
この案件は霊的なモノじゃからな。
さて……どうするかの、幸太郎は。
「三上さん、その部屋を見てみますか?」
「いや、いいよ。原因は、なんとなくわかったから」
幸太郎はそう言うと、この建物の近くにある十字路へ、スタスタと向かったのじゃった。
「え!? ほ、本当ですか? って、どこ行くんですか!」
日香里は慌てて幸太郎に付いてきた。
程なくして、幸太郎は十字路の手前で立ち止まったのじゃ。
車や人々が行き交う十字路のとある箇所を、幸太郎はジッと見つめていた。
この十字路は最近、工事されたばかりなのか、アスファルトとやらが黒々としており、真新しかった。
ふむ、なるほどの。
どうやら、いらぬ事をしたのじゃろう。
「三上さん……この交差点がどうかしたんですか?」
「あらら……やっぱりか」
「やっぱり? ってどういう事ですか?」
幸太郎は日香里をチラッと見た。
「日香里ちゃんてさ、霊感とかあるほう?」
「う~ん、どうですかね。でも昔、お祖母ちゃんにはそんな事を言われましたね」
昨晩あった貴堂沙耶香の話じゃと、北条日香里は霊的素養が少しあるから、沙耶香の部署で採用したと言っておったのう。
日香里も貴堂女子学院出身らしいのじゃが、そこで行われる身体測定で、霊感のテストみたいな事もしていたそうじゃ
で、その成績が良かったらしい。
「ふぅん、じゃあさ、霊とかって怖い? もし怖くないのなら、一時的にだけど、原因を見せて上げられるよ。どうする?」
日香里は意味を察したのか、緊張した面持ちで生唾を飲み込んだ。
覚悟が決まったのか、程なくして、日香里は頷いたのじゃった。
「わ、わかりました。大丈夫です。見ます。というか、見たいです」
「じゃあ、ちょっと待ってて」
幸太郎は道具入れの鞄から、榊と水の入ったペットボトル取り出した。
続いて榊の葉を2枚千切り、それにペットボトルの水を掛けたのじゃ。
ちなみにこの水は、幸太郎が自分の霊力と調合したモノじゃ。
言うなれば、ある種の霊水といったところか。
浄化の力が強い榊の葉とこの霊水を使えば、僅かな間じゃが、普通の者にも曇り無き眼で幽世を見せられるのじゃな。
「日香里ちゃん、目を閉じて、コレを10秒ほど瞼に当てて」
「はい」
日香里は榊の葉を受け取り、両目に当て、数えた。
「1……9、10。もういいですかね?」
「ああ、交差点を見てごらん」
日香里は恐る恐る榊の葉を目から離した。
するとその直後、日香里は驚きのあまり、口元を両手で覆いながら、恐る恐る後退ったのじゃ。
まぁそうなるじゃろうな。
「う、嘘……こ、これ……な、なんですか、これは……ゆゆ、幽霊?」
日香里の目には今、沢山の霊達が見えている事じゃろう。
しかも、あの建物に向かって歩いておる様子がのう。
歩道を行き交う通行人達も、驚く日香里を訝し気にチラチラ見ておるわ。
「未練はないから幽霊ではないけど……まぁそんな感じのモノかな。ここは幽世と現世が交差する場所なんだよ。ある意味では、黄泉路なのかもしれないね」
「黄泉路……って、こんなのどうするんですか! というか、なんでそんなモノが、ここに……」
日香里は信じられぬモノを見るように、驚き眼でそれを眺めていた。
幸太郎は顎に手を当て、考える素振りをしながら答えた。
「恐らく、この交差点を工事する前、ここには岐の結界があったんだろうな。で、工事でそれを破壊しちゃったのかもね」
「く、くなどの結界……て、何ですか?」
「岐とは昔の言葉で、『来てはならぬ所』という意味だよ。岐の神として祭られている所もあるからね。さて、それはともかく、道切りをしないと不味いかもな。この黄泉路はあのマンションを掠めてるし……」
幸太郎の言う通り、せぬと不味いじゃろうのう。
「三上さんて……道師になる前は、陰陽師だったんですか?」
日香里はまた妙な事を言いだした。
幸太郎も困ったように首を傾げておるわ。
「は? なんでそうなるの。というか、今の日本に律令制の陰陽寮なんてないから、陰陽師なんて存在しないよ。そんな事より、道切りの術を少し手伝ってくれる?」
「え? は、はい。よくわかりませんけど、何をすればいいんですか?」
幸太郎は術具鞄から墨壺を取り出し、日香里に見せた。
「これでマンションの壁に、道切りの術紋を描くんだけど、いい? 部長から、『応急処置できるなら、しておいて』と言われたし」
「それって、大工さんがよく使うやつですよね。わかりました。何か面白そうですね」
日香里は興味津々といった感じで微笑んだ。
「じゃあ、始めようか」
「はい」
そして、2人は早速、道切りの術に取り掛かったのである。
じゃが……気掛かりがあった。
遠くから、2人をジッと見ている者達がいたからじゃ。
まぁ悪さするような気配ではないが、何者なのじゃろうのう。
たぶん、術者じゃとは思うが、幸太郎は気付いておるんじゃろうか。
さてさて……。




