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おはようございます!
これすんごく書きたかったシーンです
読みづらいのでご了承ください
それではご覧ください。
時間は勇者が召喚され数刻たったあとだった。その場所は、現世の理も、異界の概念に蹂躙される異界の濁流も届かぬ最高天。八百万の神々が鎮座し、清らかなる霊気が無限に湧き出す聖域――**高天原**である。
万物を育む瑞穂の国を遥か高みから見守るその地は、常世の春のごとき静謐に満ちているはずであった。だが、今この瞬間の高天原を支配しているのは、静かなる、しかし全てを灰燼に帰し得るほどの烈火のごとき「神威」であった。
黄金の正殿において、一人の女神が鎮座していた。その背後に万物を焦がし尽くす太陽の威光を背負いながら、彼女は至宝**「八咫鏡」**に映る異界の泥濘を、慈悲なき瞳で見つめている。
「……真に、嘆かわしくも、悍ましきこと。我ら天津神が敷きし『古き誓約』を奇貨とし、我が国の大御宝を神隠しに遭わせるとは。あまつさえ『聖属性』なる歪な呪詛の器に閉じ込めるとは、不遜の極み――万死に値うる無礼たる振る舞いよ」
彼女の名は、天照大御神。
日本を統べる最高神であり、太陽そのものである。
「**然なり。**我ら天軍が守護る境を、あのような泥臭き、姑息な術で穿つとは。あちら側の主神、よほど恥を知らぬと見える。大御神、このまま看過してよろしきや。許しを頂けるならば、即座に天兵を降し、あの不浄なる三流神ごと、その世界を『禊』て参らん」
背後の影から雷鳴と共に現れた武の神・**建御雷神が、神剣「布都御魂」を鳴らし、荒ぶる気を放つ。しかし、知恵を束ねる思金神**が静かにそれを制した。
「落ち着かれよ、建御雷神。我らが踏み込めば世界の均衡は霧散し、稚児らが帰るべき『肉体』すら粉微塵に砕け散りましょう。……それよりも、あの子らに施された『術』の正体、これこそが真に忌むべきものに御座います」
思金神は無数の巻物を広げ、八咫鏡に映る四人の子供たちの状態を詳らかにした。
異界における「聖属性」の真実と実態
項目表向きの説明(異世界の主張)真実(高天原の分析)補足説明・影響属性の性質神の寵愛による「全属性適正」と「聖属性」の付与。魂を「対魔族兵器」として固定する概念の檻。あらゆる魔力が強制的に「聖」へ書き換えられる。魔法の変質聖なる炎、聖なる水など、全てが神聖な力へ昇華される。自然の理から乖離した不純な記号への変質。火を灯せば「聖なる炎」となり、本来の理を失う。生命維持聖なる力により、勇者の肉体は高潔に保たれる。肉体的充足の阻害。細胞が真に満たされることはない。聖水で喉を潤しても、過剰な聖性が水としての機能を損なわせる。精神的制約勇者の力が高潔すぎるがゆえの「神聖な代償」。違和感を特別感にすり替える認識阻害の呪詛。渇きや不便さを「選ばれし者の証」と思い込まされる。
「……あの子らに与えられた『聖属性』は、神の恩寵などではありませぬ。世界に澱みし『穢れ』を無理に吸い上げさせ、代わりにその魂を摩耗り減らす『美しき呪』に御座います。彼らは、自分たちが不自由な檻に閉じ込められていることすら、認識を許されておりませぬ」
思金神の報告に、天照大御神の微笑みは一層深まり――正殿を包む空気が、空間そのものを歪めるほどの超高温へと変貌した。
「……我の目が行き届かぬ、刹那の隙を突いて。あの子らは、世界の均衡を保つための掃除道具などではない。我らの、愛しき稚児らなのよ」
天照大御神が握りしめた拳から、黄金の火花が散る。
「見ていなさい。あの歪な『檻』に閉じ込められた子たちが、自力で鍵を壊して帰り来るを。……あるいは、我らがその鍵を、外側から焼き払う様を」
天照大御神が「八咫鏡」にそっと指先を触れる。
鏡面に映る異世界の空に、現実には存在し得ぬ**「二つ目の太陽」**が、静かに、しかし圧倒的な殺意を持って揺らめき始めた。
いかがでしたでしょうか。
擬古文口調にして見たので「それっぽく」なったのかなぁと思っております。
神様は書きたかったのでこのタイミングで書きましたが、もしかしたらこの話数は前後するかもしれませんが内容は変更しません。
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