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日出ずる国の勇者

おはようございます!


さて今回のタイトルの意味みなさんなら明ると思います


さてご覧ください!

 「なにがいいたいんだ?」


 彼が声の方を見るとそこには、血と泥にまみれながらも、この世界の住人とは明らかに質の異なる装備を纏った四人の少年少女がいた。白銀の装飾が施された鎧、精緻な刺繍が躍るローブ。それらは本来、英雄が凱旋するパレードで輝くべきものであり、内臓をぶちまけた死体と腐敗臭が充満するこの広場には、地獄すら生ぬるい。


「……何故、助けなかったんだと聞いたんだ!」


 叫んだのは、黒髪を振り乱した少年だ。その手にあるのは、過剰なまでの装飾が施された聖剣。彼の背後では、制服の上からローブを羽織ったような少女が、過呼吸気味に杖を握りしめていた。その杖の先からは、行き場を失った治癒魔法の残光が、力なく明滅している。


 彼らは召喚勇者。この世界の王が、遥か異世界――日本から呼び寄せた希望の種だという噂は聞き及んでいた。だが、目の前にいるのは希望などではない。平和という名の温室で、倫理という名の甘露を啜って育ち、いきなり地獄の最前線へ放り込まれた結果、精神が内側から崩壊しかけている子供たちだと理解が容易い。


「助ける? 目的は試験の合格であって、ボランティアじゃない。そもそも試験を受けるかどうかの最後忠告は受けている。この光景を見てもなお......まだ冒険者をやりたいやつは?、とな。……何故、お前みたいなガキに説教されなきゃいけないんだ?」


 彼の声は、冷酷だった。それが、少年――雨宮聖夜の神経を逆なでした。


「お前、人間かよ! 同じ人間が、あんな……あんな風に、生きたまま弄ばれて殺されてるのを見て、なんとも思わないのか!?」


 聖夜はぐぐっと拳を握り、一歩踏み出す。彼の視線の先には、先ほど検品台に並べられた、苦悶の表情すら浮かべる暇もなく焼き尽くされた魔物の死骸がある。そしてその向こう側には、受験生の死傷者がいた。腕を失い、玩具されそのまま死んでいった者の死体の姿があった。


「俺たちは……俺たちは日本にいた時、こんな……こんなっ!!」


 周囲にいた、命からがら生き残った受験生たちが、その言葉に同調するように低く唸り声を上げた。受験生にとって、聖夜の言葉は彼に最も言いたかった言葉だった。何故助けてくれないのか......何故救ってくれないのかとそんなどす黒い気持ちが受験生に渦巻く。


 聖夜が、耐えきれずに殴りかかる。聖剣を投げ出し、ただの子供のように感情に任せて振るわれた拳。だが、彼はその拳を、ガシッと捕まえると、そのまま聖夜の手首を捻り、地面へと叩きつける。


「日本、か」


 地面に顔を押し付けられた聖夜を見下ろし、彼は明らかに呆れた、吐き捨てるような言い方で続けた。


「なら、君たちのいた場所には、随分とおめでたい頭の集団がいたもんだ。他人の生き死にを自分の責任だと勘違いできるほど、余裕があったということだな。……だが、そんな温室育ちの人間に説教される筋合いはない」

「違う! 俺たちはっ......守ろうとしたんだ! でもっ、あいつ魔法が……! 治癒させながら......そんなの、ありえないだろ……っ!」


 聖夜の叫びは、もはや悲鳴に近かった。目の前で起きた、回復魔法による拷問の延長。死を許されず、肉体が再生するそばから新しい傷を刻まれる絶望。その光景が、彼の正義を内側から腐らせていた。


「ありえない? ……いいや、それがこの世界の理だ。死体は腐ればそれまでだが、生かしておけば長く楽しめる。魔物の方が、お前よりよっぽどこの世界のルールを理解しているな。お前らの世界のルールをこっちに持ってくるな」

いかがでしか?


まぁ最後のラストでだいたいわかる方が多かったと予想しますがそうです。勇者でした。

よくある出しゃばり系めっちゃ書きたかったんです。

俺は結構嫌いなので後々どうしようかと考えます。


【変人メモ:勇者召喚】

実はこの世界では日本の他にもいろいろな世界から召喚や転生されているが日本人は初めてなんです。意外と10人に1人って割合で召喚や転生があるので結構異世界知識で成功を収めているんですよね。

実際にギルドシステムなんかも異世界からの知識だったりします


面白い、続きが気になると思っていただけたら、ブックマークや評価で応援していただけると大きな励みになります!


また、ご意見ご感想はビシバシお願いいたします!

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