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会社の中が嵐です4

真夜中に、がこがこ打った成果は、今ある・・・明日ある

「は?」


晴天の霹靂、なんですか?今のは?


「ん?もう一度言おうか?」

にこっと社長が笑う、えーと、

無駄に色気がある気がしますよ

なんだろう、コレ

きっと、夢だ


うん


「こらこら、ユキちゃん

 どこ行くの?」

自然に現実逃避しようとした私は立ち上がって

ドアへと向かおうとしてたらしい


「だってっ篠山さんっ

 これは、夢ですよ、この前まで、年に数回しか会わない人

 その名も社長に、なんで、逆アピールとか

 可愛く言われて、秘書になってねなんて

 言われちゃってるんですか?私

 これが、夢じゃなかったら何なんですか?!」


「現実」


ぼそりと、低音で呟く社長


「ちなみに、解ってると思うけど

 オレの名前は、社長じゃなくて・・・」

と続けようとする社長を、黙らせて

篠山さんは、私の目を社長から放して

ソファに座らせた


「ユキちゃん、お茶どうぞ」

そう言って、両手を包むようにコップを持たせてくれる

くぴり、と飲むお茶は変わらず美味しい


「大丈夫・・・かな?」


心配そうな篠山さんの顔

・・・ってちかっ

近すぎるよ


「あ、はい、すいません」

そう言って、じりじり下がる

その様子に苦笑しながら目を見開いて口を開いた


「えっと、そう意識されると、僕まで意識しちゃうよ」


いやいや、またまた冗談ばっかり


「こら、篠山、お前何言っちゃってるの?」

そうですよ、いけっ社長


「基山、事実だよ?

 だってさぁ、こう男っていうのをびみょうに意識させられるってさ」

なんていうと、社長は

うんうんと頷く


「そうなんだよね、ユキちゃんって

 なんか、そういう雰囲気なんだよなぁ

 見た目は女の子、女の子で

 入った当初は、ふつーの女の子っぽかったのに

 最近、ちょっと違うよなぁ」


そう言って、じっとこっちを見る

いや、ちょっと寄ってこないで下さい

なんですか、これ、セクハラですか

こういうのは、パワハラだっけ?


「小動物っていうか、護ってあげたいっていうか

 なのに、一緒にいて安心するとか

 楽しいってそう言う気持ちになれるんだよなぁ」

「珍しく、的確な表現だな」

って、そこ、男二人意気投合しない


しかし、私ってそんなに変わったのかなぁ・・・・

たしかに、20年、竜の国に生活して

のーーーんびりやらせて貰いました

いろんな事、とくに縫い物とか、子育てはしっかりしてきたけど

性格的にはそんなにかわったつもりはないんだけど


「そーだろーって、お前、本気で言ってるのか?」

「悪いが本気っぽいな

 お前に紹介するんじゃなかったって今後悔してるよ」

「へっ後悔先に立たずだな」

「そう言うことですね」


「「よしっ」」

二人して、がばっとソファから立ちあがる


そして、


「「ユキちゃん、これからよろしく」お願いします」


はい?


悪ガキ二人、コンビを組んだら最高だけど、ライバルになると?なんて感じですヨ、さて、本日は終了で、明日は、休みか日付変更線確実に越えます、ストックはしてるぜっ☆

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