会社の中が嵐です3
はーい、今日も楽しく行ってみましょー
秘書、それは、社長秘書を指す
私が入社する前は、存在してたという社長秘書
仕事は、社長のスケジュール管理と、雑務
という噂だけど、実際の所よく分からない
「じゃ、説明させて貰うね」
目を白黒させてるだろう、
私に落ち着くようにという感じでにっこりと笑った篠山さんが
てきぱきと説明を始める
「秘書といっても現在の業務との兼務をしてもらって
基本業務は今までと変化なし
ただ、僕ら、社長や課長、現場主任の受け渡しが多い時には
呼び出して、その書類や伝言を伝えて貰うっていう仕事かな
まぁ、要はお使いかな?」
あれ、やっぱり課長仕事してるんだ・・・って
つっこむところが間違ってるのは、
秘書ってきいて、スケジュール管理だの、なんだのしろと言われても
困るし、私秘書資格なんて持ってないしね
「秘書らしい、秘書は必要ない」
ぼそり、と社長がいう
ん?どういうこと?
「基山、それじゃ、解らないって
こいつが、いうのはね
あー、もうユキちゃんが入る前だったかな
社長秘書っていう名目で入社して、
基山に張り付いてた女の子がいたんだよね~
まぁ、ここって基本実務が多いじゃない
人とあったり、現場で仕事したり
秘書らしい仕事って、そんなに多くはないわけで
それ以外の仕事をあんまり積極的にしようとしなかったんだよね~」
まぁ、そういう人はたまにいるよね
自分の所だけ、できてたらいいっていうタイプ
ただ、少人数な所で、それは、ちょっとタイプ違いよね
ふんふんとうなずきながら話を聞くと
「で、暇な彼女がした仕事っていうのが
こいつへのアピールだったわけ」
くすり、と苦笑い
「オレだけじゃないだろ?
お前にもだろ?」
そう言う社長の言葉で、前回の話を思い出した
「あ、前回の話の人ですか?」
そう聞くと、ふるふると首を振る
え?違う・・・
「あれと、これはまた別
あれは、事務員
今回は、秘書」
えっと、とりあえず、社長と篠山さんはセットで狙われるって
いうことがよーく解りました
「はぁ、大変ですね」
「そう、大変なんです」
カタコトで言いそうな社長の言葉に
思わず顔を見た
笑いを堪えてる顔
っつ!!
楽しんでる、面白がってる
「ユキちゃん、やっぱり楽しいねぇ」
きっぱり、はっきりいったよ、この人!!!!
「だから、今回は、逆
オレから、アピールかな」
地球編、リアル男子頑張ってます、社長ファンの方おまたせしましたって、いますかねぇ?さくさくもう一話いきまーす