表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/335

ただいま、地球4

そろそろ地球編始動しますよー

ないない尽くしの冷蔵庫

早く目が覚めた朝は、贅沢にモーニングでも食べにいっちゃおう


久々に着るスーツの堅苦しさに、

身が引き締まる

今までの、だるだる生活に終止符を打つ時が来たって気分になる


そういう意味で、制服とか、スーツって凄いよね

着るだけで、イメージや気持ちまで切り替わっちゃう


高めのヒールの靴で、こつこつとかかとをならして歩く

なんか、仕事のできるおねぇさんな気分


うふふ~なんて、笑ってたら

「きもちわるぅー」

なーんて、後ろからぽこんと、紙を丸めたもので叩かれちゃった


「あ、おはようございます、先輩

 朝から酷いですよ~」

なんて、いうけど、独り言言って笑ってる自分は

確かに気持ち悪い・・・


「あらぁ、そぉ?

 にしても、今日は早いじゃない?」

そういう先輩も早い


「あ、もしかして、愛しの社長に?」

なんて、にやにや笑ってる

あーそうだった、私を社長・・・否篠山さんに売ったのは

間違いなく、岡崎先輩だー


「あ、休み前ひどいですよー

 タクシーで帰る予定だったのに~」

というと、先輩はしれっと

「良かったじゃない、ただでかえれてー」

と、悪びれた様子が無いどころか

どうだったのかを聞きたがる


「どうもこうも無いですよ

 普通に、お話して送ってもらっただけですよ」

早いと思ったら、先輩もモーニング目当てだったみたい

丸秘手帳の和食モーニング、490円につれていってもらう


朝から、ジューシーな焼きたて魚と、

卵掛けご飯はちょっと嬉しい

みそ汁は、うん、まぁ・・・だけど

でも、ほっとする味


うーん日本最高


「何も無いのは残念だわぁ

 あてが外れちゃった

 そろそろ社長も、篠山も適齢期で

 あんたもじゃなーい」

そう言って、うふふ~と笑ってる先輩

貴方もそうだと思いますけど


「先輩だって・・」

と言おうと口を開いた途端

私の目の前に、ぱっと手を開いた

え?叩かれるの??!!


びくっとなって固まった私に

大笑いして、薬指を指す


「よ・く・み・て」

うふふぅ~なんて、先輩こそ気持ち悪い声でって


指輪がー、薬指に指輪が入ってるじゃない

それも、新しい


「それ、どうしたんですか?!」

まさか、自分で・・・なんてことはないのは

先輩の顔をみればよく分かるはず


「やーっと、こぎ着けたって感じよねぇ~」

なんて言う先輩

あれ?付き合ってる人いましたっけ?


「いなかったわよ~だから、作ったのよ~」

って、ゴールデンウィーク中にデスか?

どこで、どうやって、何があって?


私の怒濤の波の様な質問にも

卵掛けご飯をするすると食べながら

答えてくれる先輩は

とーーーっても機嫌がいい


それもその筈、

友人の紹介で、出会った男性

先輩曰く、これは運命、出会うべくして出会った人

向こうは、先輩のことを知ってて

紹介してほしがってた


女は、愛されてなんぼよねぇ~

ほほほほっなんて笑ってる


私だって!と思ったけど

全員竜なのが、残念な所・・・


「だーかーら、あんたもがんばりなさいよ」


ごちそーさまー

なんて、軽い足取りで、先行くわーと先輩は

まだ食事の終わってない私を捨てて行っちゃった


時間はまだあるから、いいけど・・・

するすると卵掛けご飯を流し込みながら考える


恋人・・・か・・・


学生時代の恋愛は、今考えると

恋に恋してる感じで、お互いが好きっていうより

自分が好きな人がいるのが好きって感じだったのよね

でも、それでもちゃんと好きだったんだけど・・・


結局、大学受験だの、部活だので

別れちゃった


好きな人・・・

そう思っても、誰も浮かんでこない

竜の国での告白は、嬉しかったし、びっくりしたけど

ちょっと解らない


私は人で、彼らは竜で

私は、そこでいるのかもどうかも・・・


ヴェルデさんの、発情する、なんて言われた瞬間

真っ赤になるぐらいびっくりしたし恥ずかしかった

私、フェロモンなんて出してないよね

でも、真剣だったヴェルデさんの声を思い出すと

なんか、冗談にも、笑い話にもできない

でも、どうしたらいいかも解らない


ブロージュさんはちょっと変だけど、

一緒にいて、楽しいし、いろんなことが出来て面白い

若造には負けませんよ、なんて言う

野心家?で、男っぽい所もみられて

どきっと心臓が跳ね上がったわよねぇあれは・・・


水の王さまは、花嫁になれるって言ってたし

湖の王も幸せになってほしいっていってくれた

でも、緑竜の長は、地球で幸せになってほしいって

言ってた


誰かの言葉に流されて、自分の人生どうこうするんじゃないけど

竜の国の人は、凄く真摯に私と向き合ってくれたんだなぁと

今更ながらに思う


地球はでは、そんな相手いないだよね・・・

先輩は冗談めかして、社長のこと言うけど

社長は、そんなんじゃないし

この前のあれだって、ある意味牽制なのかも

篠山さんとの関係を邪魔するな?なのかなぁ

それとも、オレに恋愛感情向けるなーなのかしら


ま、どっちでも私には関係ないけど、ね


席を立って、お金を払う


「あんたも、がんばんなさいよ~」

店のおばちゃんが、レジをリズミカルに打ちながら

私に言う


「え?」

「旦那探しでしょ!」

そう言って、ばちーん、と特大のウィンク

おばちゃんは何でもしってるよ

なんて、言いそうな感じ


私の周りってどうしてこう、個性派が多いのかしら?

と、いうことで、今日のは仕舞いですー

そろそろ、また次のステップに上がっていくはずです・・・それこそ100話までには・・・笑 では、また明日?いや明日は無理だ、日付変更線か、休みです、ご了承をば・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ