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現実と私

遅くなりました

と、声がかれるほど、叫んでも

どうにもならずに、

最初は、いっしょにぎょわぎょわ

きゅうきゅぅ鳴いてた子竜ちゃんたちも

今は、すっかりくぅくぅと眠っている


ぷくぷくと、泡出しながらね

で、現実を受け容れたわけですよ


ご飯は、なんか運んでくれるらしいけどねぇ

衣食住の2つはクリア

たぶん、ここが住む場所だし

風呂とかトイレとかどうするのよ


ちょっといろいろいってみますか

子竜ちゃんたちは寝てる

よし、今の内ね


まずは、外、見てみましょう~


寝てる子をまたぐって、ちょっと行儀がわるいけど

ごめんね~と、心の中で呟いてひょいとまたぐ

よし、起きてない


って、服は、寝間着かー

夏じゃなくてよかった

そして、かったばかりのかわいいのでよかった

ってそんな問題じゃないわね

こんにちはノーブラ生活

たれたらどうする!


砂地になっているのは、諸悪の根元どもの

周囲3メートルぐらいのみ

あとは、固い岩地


非現実的なのが、洞窟みたいに奥まって

光が射してるのは、外に続く1箇所だけだというのに

明るい事

これが、ファンタジーレベルってやつ?


よし、あともう少しで外

うっわぁ、高い

ほぼ空の中にいるといっても過言じゃない

私が高所恐怖症でなくてよかったわ


「たしかに、異世界ね」

ぽつりと呟いちゃうぐらい異世界

3王国あると言われてた通り

遠くの森の中、砂漠と平地の中、湖の周辺に家がぽつぽつたっている

高層ビルとかはないから

生活レベルは現代には及ばなさそう

まぁ、現代レベルだったら、こんなに綺麗なわけない

ごちゃっとしてないと、落ち着かないのは

ここに来て、ひとりぼっちだと気付いちゃったからかもしれない


「もう、帰れないのかな」

そう思うと急に寂しくなった

体が震える

泣きたくないのに、頬を熱いものが伝っていく

どうしてこうなっちゃったんだろう

どうしてここにいるんだろう

どうして・・・・


答えてくれる人なんていないし

わかるわけもない


聞かれるわけでもないのに

声を押し殺してないちゃうのは何でだろう

小さいころから、泣いてるのに

気付かれたくなくて、そうしてる内にくせになっちゃったのかな


「泣かないでください、姫」

頭を誰かが撫でる

顔をあげると泣き顔を見られるのが嫌で

そのままでうなずく

「はじめまして、私は、姫のお世話を致します

 白竜のブラージュです」

さわさわと髪を撫でる手はやさしい


・・・って誰かいるんだよね

え゛え゛え゛えーーーっ

異世界1日目 とかにしようかとおもったけど

副題考えるのがもの凄く苦痛です

副題1 2 とかでもいいんだけど、味気ないじゃん

折角かける場所があるのに・・・

つて、そう大したものつけてないのにね、まぁもう1話ぐらい行きましょう!

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