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子竜ちゃん18歳

下の世界に降りたばかりの主人公を待ちかまえていたのは?

「あのね」

もじもじと、はくちゃんが、話かけて来た

「ん、どうしたの?」

見上げるほど大きくなっちゃったけど

中身はまだまだ子ども

頭を撫でてあげると、ちっちゃな時と変わらない

くるくるという鳴き声

なでる手を奪うように頭をつっこんできたのは

こくたんちゃん

同じように撫でてあげると、くるくると鳴いて喜んでる


ん、構って欲しかったのかな?


地上での暮らしは、とりあえず、怖いことの方が多い

たくさんの竜、そして沢山の生き物

今まで隔絶される理由が解って

ちょっと子ども部屋に帰りたくなった


二人の頭を両手で撫でてたら


「あ・・・」

ぴくりと、震えて、はくちゃんがはっとする


「撫でられるの好きで、言うこと忘れる所だった」

ね、とこくたんちゃんに言うと

こくこくとこくたんちゃんが頷く


「「竜の寝床に行きたい」」


二人の代わる代わるの説明によると

竜の20歳頃に現れる変態期

その時に使うのが、各種族の竜の寝床と呼ばれる

属性の強い場所が有るらしい

そこで、もう一度深く、深く眠って変態するらしい

どうやら、呼ばれるという感覚があるらしく

はくちゃんとこくちゃんは、そわそわとしている


「じゃぁ、みんなで行けばいいのかなぁ?」

誰かをおいてくわけにも行かないし

どうしたらいいのかな


水の王さまに聞いちゃおうか


どどどーっと駆け上がって

水に飛び込むとぷかりと泡をつくってお出迎えしてくれてる


「こんにちはー」

ぷはぁと息をしながら挨拶し、いつものやかましいだの

騒がしいだのと文句をいいつつ

なんだか楽しそう


「竜の変態期のことだろう?」

顔があったらにやにやと笑ってるだろう声


「変態期に護り人がついていく時、

 兄弟は置いていくことが多いが

 つれていっても問題はない」


よかった、と私が声を発する前に


「ただし、竜の寝床は、その竜本来の属性が強い場所

 それ故、その属性が弱い者の場合はその地に留まることに苦労するだろうな」


だから、他の大人の竜をつれてけとのこと

よし、それでいこう


服を着替えて、子ども部屋を通る時

ちらりと、木を見た

別に変わった感じはしない

でも、確かに二人はいないんだよね


「こっちだ」

ヴェルデさんが、屋上からの階段で出迎えてくれた


「子竜たちの呼ぶ声が聞こえたからな」

そう言って、階段を上り始める

うーん、お急ぎっぽい


大きな竜が3人

小さなといっても、私より大きな

2メートルぐらいの竜が7人


「ボクの背中にのってね」

そう言って、居心地が良いようにか布を巻いた体


「姫さま、そちらの服を着て下さいね

 上空は寒いですよ」


冬用に作ってる皮のマントと、室内履き

そして、もこもこ服


「さて、旅に出ましょうか」

ううう・・・18歳1話でおわらーんっ ちくしょーということで、明日になりますが、旅先の話を78話目として書くことになりますよーお楽しみにー

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