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子竜ちゃん16歳

よし、書けた!

部屋は更にぎっちりです

子竜ちゃんたちが、寝返りをうつたび、私は圧死しそうです


別の部屋でいたら良いだけかもしれないけど、

それだと、起きたときに、きゅうきゅぅと鳴くみんなが

可哀想でそれも出来ない

真ん中の砂地にいて欲しいらしいけど

その砂地も、みんなの体がはみ出すぐらい

どう考えても狭すぎる


ふぅ、とため息をついた時

懐かしい声が響いた


「そろそろ、住処の移動じゃな」

「諸悪の根元?」

「そろそろ別の呼び方にしようとおもわんのか」

ぶつぶつ文句を言うのは砂漠の王

それにかぶせて話して来たのが、竜の王


「もう、今更って感じしない?」

ちょっとかわいこぶって言ってみたら

ふかーいため息


「お前と話をすると、疲れる」

しみじみということないじゃない

ま、私も、テンポの合わない人と話すのは

苦手ですよ、とちらりと、木の塊をみる

同じ木の塊というのに

水の王さまとはほど遠い

一度花が咲き始めてから、花が徐々に増え始めて

とても綺麗になった


「無事成長してるようね、良かったわ」

そう言って、柔らかい声でころころ笑う湖の王さま

自分が、決めて喚んだから、気になってたど

結果的に上手くいったから、よかったわぁ~とでも

いいそうな声


まぁ、確かに上手くいってると思う

子竜ちゃんたちは、大きくなったけど可愛いし

大きくなったからできる事もいっぱい増えて

頑張ってる


「今日は、哀しいお知らせが有るんです」

一番話の通じる森の王


「哀しいお知らせ?」

首を傾げて、哀しいと思うことを考える

1.子竜ちゃんたちともう会えない

2.地球に帰れない

ぐらいよねぇ


「あなたを喚んでから、16年経ちました

 私や、竜の王はまだまだなのですが

 そろそろ、砂漠の王と湖の王がいなくなりそうです」


「え・・・?」

それって死んじゃうってこと

確かに、声だけ聞けば、砂漠の王が一番年上

随分前に、女性の年を暴こうとして怒られた=

結構な年ということが解った湖の王

水の王のように、残るのは竜の王だけとなる日は

刻々と近づいていく


「そっか、ひとりぼっちになって行っちゃうんだよね」

そう言うと、

「元々竜は一人になれてるからそんな事、小娘に心配される事じゃない」

なんて憎まれ口を叩いてるけど

水の王さまと一緒にいるとそうは思えない


「まぁ、それでね、私たちがいなくなれば

 王と森の王だけになる、渡りに狂いが生じるでしょうから

 渡る時に十分気をつけなきゃだめよ」


「気をつけるって・・・」

何をどうやって気をつけるんですかー


「明確にイメージすることが大事じゃろうな

 曖昧にしておけば、どうにかなると言う物じゃ無かろうから」

そこらは、わからんと捨てぜりふを吐きながら


そういう訳だから別れは言わない

これから何度か無事わたれるように、まじないを唱えて置く

10には満たないから、気をつけろ


なんて、最後まで憎たらしく

偏屈な爺が、孫娘を心配するように言ってくれた

だから

「ありがとう」


ふんっと言って、また眠りに沈む

しんっとする部屋の中で、子竜ちゃんたちの柔らかな寝息と

たまにぷくぷくとした音

地球に帰るのはあともう少し先、帰れる回数を考えて置かなきゃだね

書きたい物を詰め込む+会話を詰め込むと長くなっちゃうね

 でも、これぐらいなら許されるはず!ということで、今日はおしまい 明日は・・・遅めかな・・・?

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