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子竜ちゃん13歳

主人公曰くスプラッタだそうです・・・

歯固めが済んで、次に成長したのは爪

猫爪のように尖端がとがってきてる

これ、丸めちゃだめかなぁ・・・


ぷにぷにと、爪先を触ってたら

若干いやーな顔をしてるのはべにあかちゃん


「もう、傷付けないよ」

そう言って膝の上に頭を乗せてるのは

青竜るりちゃん


前回、牙の生え替わりで、寝てる間に

あぐあぐ、手足を齧っちゃって

ぷっすりと、咬んで血&鬱血した時期があった


「するどいねぇ~」

しみじみとそういうと

鏡を見てる子たちから

「こんなの狩るの!」

との声


べにあかちゃんとるりちゃんを抱き上げて

鏡に近づいて行く

鏡に映ってるのは、ぎゃぁぁぁモンスター

と、叫びたくなるような熊?

これは、何?


「ロキアミア!」

不思議な言葉の並びで、呪文を言われた気分


「ロキアミアっていう名前の生き物なのね」

そう聞くと、こくこくと頷く


屋上での、飛行訓練の最後にブロージュさんが、

うさぎっぽい生き物を抱かせてくれた


可愛いですね、なんて、言ったら

苦笑して、ぽいっと、屋上広場に投げた

可哀想っとおもった次の瞬間


スプラッタでした

にっこり笑って

「そろそろ、狩りの練習の時期ですよ」


最近血をみてばっかだなぁという生活してます


牙が生えそろって、爪ができた=親離れなのかなぁ

ううう、そう考えると寂しいけど、

例の変態時期までは、一緒が確定してるから大丈夫よね


その日から子竜ちゃんたちは狩りに熱中

ヴェルデさんやルアンさんとともに、飛行訓練しつつ

近くの川の魚や、小さな安全な生物を捕まえてるらしい


まぁ、その一部はご相伴に預かったけど

生肉加工は、私には無理ってことがわかったわ


ううう、肉食べられなくならないのは

食い意地のせいよね

その内、慣れて捌くことができたりして

・・・無理っ


無理です、もう想像してるだけだど気持ち悪い


きらんと光る爪は、丸めたくなるけどね


ぷくりぷくりと水の中でのんびりと過ごしながら

水の王さま(花付き)と話をしてる


水の王さまがいる木に花が咲いた

この木って生きてる木だったのね・・・

花のおかげで、水に匂いがついていい匂い

子竜ちゃんたちは、私についてる匂いに関してはいいらしく

喜んでくれたけど、自分がはいるのは嫌らしい

イメージ・・・じゃないのかな

花をいじりながら、子竜ちゃんの成長っぷりを報告


「竜の爪を丸めてどうする気だ」

飽きられたように言う水の王さま


「痛くないようにする・・・ですね」

そう言ったら、即答で

「自分の竜を弱い竜に仕立てあげる気か」

と叱られました


「ううう、そうですよねぇ」

竜は強い生き物であることが、大事な生き物だもんね


「ま、竜の子どもの爪は鋭く見えるだろうな」

たしかに、ルアンさんの爪はそんなに鋭くなった気がする

徐々に分厚くなるので、今だけの薄さらしい

そういえば、竜の狩りってしっかりみたこと無かったね


スプラッタだし・・・

すくすくと子竜ちゃん成長、子どものぷにぷに姿でいて欲しい、そう思うのはエゴイスト?

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