表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/335

子竜ちゃん11歳

若干グロ、といっても、主人公がいやがり過ぎてグロになりきれない

春が来て、子竜ちゃんたちは、また一回り大きくなりました

そして、ぺたりと判子を押して今年の成長日記も作った頃


ごりごりと、壁に頭をすりつけてるたんぽぽちゃん

んー?どうしたのかな・・・


「どうしたの?」

傍によって、聞いてみる


「気持ちわるい」

頭を壁から離さず、すりすりとしてる様子は可愛いけど

うーんどうしたんだろう


「ん?ちょっと見せてね」

そういって、まっすぐに立って貰うけど

特に変化はない

壁の石の色がついちゃってるぐらい

触っても特になし


「なんもなってないねぇ・・・お風呂はいる?」

鱗に虫が・・・とかだと大変だからね

つくかどうかは、しらないけどね・・・


素直に、みんなでお風呂&水泳大会

その日は、そんな感じできゃわきゃわと楽しんで終わった


暫くして、るりちゃんとあやめちゃんが

頭突きあいをしてる

ごつーん、ごつって・・・見てるこっちが痛い音なんだけど


そして、それは瞬く間に伝播して、あっちでごっつん

こっちで、ごっつん

壁にすーりすりしたりと、頭をすり寄せてる


ううう、誰か~誰かきてー


ぽつんと、異様な光景の中取り残された私は、

まあ、こういうこともあるよね、なんて冷静になれず、

回りを見渡す

怪我してる子はいないけど

ごりごりーごっつーん

なんて音の中、冷静になれる人がいたら、変わって欲しい・・・


誰かいないかと、食料部屋、布部屋、屋上をみたけど

こんな時に限って誰もいない


「あ・・・水の王さま!」


屋上から猛ダッシュで駆け下りる

その勢いのまま、服でばっしゃーんと飛び込む


「騒がしすぎる・・・」

あきれ果てた声とともに、空気の泡


「こ・・・子竜ちゃんたちがっ」

あわあわと、木に縋りながら支離滅裂に会話を始める


「ん?」

ううう理解してくれない


「なんか、頭をごっつんごっつんしたり、壁にごりごりするんですー」

もう、擬音語オンパレードよ


「ああ、そんな時期か」

ぽつりと冷静な声

なんなの?なんの時期?木を揺すっても反応はないけど

そうしたくなるのが人情ってものでしょ?!


「角が生えてくるだけだ」

角・・・?ああ、確かに大人の竜には、長かったり短かったり

1本だったり2本だったり、いっぱいだってり角生えてましたね


「ああ・・・角ですか・・・」

ほっとして、木にもたれる


「ほっとしてる場合じゃないぞ

 お前の場合だ、暫く見てただけだろう」

苦笑するような声が響く

でも、反論できない、そう、暫く経っちゃってる


「竜の角はひとりでにはでてこれん

 お前にやった剣で角の位置を切ってやれ」


は?!なんですって?

切る?子竜ちゃんの頭を?


「無理ですー」


もうこの一言しかない

どうやったら、可愛い子竜ちゃんの頭を、はーいちくっとするよー

ぷちって切れるっていうのよ


「護り人の仕事だ、頑張れ」

話はこれで終わったと言わんばかりに、

空気の泡が弾けた

強制終了ですか?


酷すぎる・・・・

危うく水死しそうな中、どうにか水面に辿り着いた


服を着替えなきゃ・・・


「ほい、姫、服」

そういって、ルアンさんが服とタオルをもって来てくれた

「あ、ありがとうございます」

あれ?何時の間に・・・

もそもそと張り付いた服を脱ぎながら、首をひねる


「あんたの言う水の王に呼ばれたんだよ」

うーん、竜ネットワークってやつですね


「少しは手伝ってあげるけど、あんたの役目だからねぇ」

私が子竜ちゃんたちを傷付けるのがいやってことをしってるのか

ルアンさんは、慰めるように、頭を撫でてくれた


うん、頑張る・・・


あまりにもグロテスクなので、どんなのだったか簡単に言うね

じっくりと触ると、なんか、硬いのがある気がする

そこの上を縦に、剣を突き刺す

すると、中からぐぐぐって持ち上がってきて

びちゃっと血とともに白い角が生える

って感じ


うううう、思い出すだけで、気持ち悪い

何回か口の中に血は入るし・・・

うん、忘れよう、終わったことだよね・・・うぷっ

ちなみに、書いてる人は、グロ平気ですよ・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ