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夢の目覚め3

夢の目覚め終了ですよー

いやぁ、テンポよくいけましたねぇ

今日は、これでおしまいです

ちょっと待て、聞き捨てならない台詞パート・・・って

もとより数えてないけど

「諸悪の根元はあんたらか!」

木の根に怒鳴るって、なんか間抜け、なんかじゃない

ホント間抜け

想像してみてよ、

自分の家の近くのポストでのいいわ

それに怒鳴ってるようなものよ

ああ、もう、帰ってきて常識

私、ファンタジーは、無理だったのかしら・・・


「ま、そう言われるとそうなのかしら

 私が水盆で、貴方を見つけて

 呼ぶことにしたもの」

くすくすと、可愛くわらっても駄目

まぁ、夢だからいいけど!

「あー、申し訳ないが、夢ではないだよ」

きっと、イケメン(死語)な森の王の声

「はいはい、それは解ったから

 もー、夢の中で、異世界に召還

 で、触って、繋がりもっちゃったから

 この世界で、私は見事、竜の7つ子のママよ!

 ってのは、理解したわ

 諸悪の根元ども」

もういい、一纏めで

「まぁ、なんと言われようと、事実で

 そなたは、ここにいるわけだからな

 さて、理解もできたようだし

 そろそろ子どもも目覚めよう

 食べ物は、他の竜や、各国のものがもってこよう

 人は、この地にはあがらぬ故

 そなたが、会うのは竜ばかりだろうがな」

喉の奥で笑う砂漠の王、

むかつく、こういう爺はいけ好かない

職場の専務を思い出す

何々やっといてー、いうだけは簡単じゃぼけぇぇぇぇ

で、やって出すと

んー、こうじゃないんだよなぁ

まぁいいよ、うーん

とか抜かして、人のことじろじろみて

まじで、きっしょい!


「まぁ、過去なんだから、いいじゃない

 と、いうことで、私たち、ここにいるけど

 いていないようなものだから、

 いる時は、こっちから声かけるわね」

ちょっとまて、もう夢覚めでいいでしょ

こんなぐだぐだな展開、私もそろそろもういい

一方通行な電話みたいな

なにがし、ミッションを与える

じゃないのよ、私は、スパイかっつーの

「もー、意味わかんないし

 勝手すぎ!」

そう叫んでも、答える声はない

その変わりに

卵の内部から、がりがりという音

んー、正確にいうとがつがつという音

中から、固い物を打ち付けたらそんな感じの音するよね

「わー、うまれるー」

とか、無意味に言っちゃうわよ

言うしかないでしょ

まぁいいや、おかーさんもどきしましょうかねぇ

竜の育児書なんてしらないわよ

私は、うまれてこのかた、人間実施中だもの


っても、がつがつという音が響いては、止まる


うん、ちょっと心配

ひっひーふーなラマーズ法で、いきんでますならいいわよ

でも、音は、回数、大きさともに小さくなる


「ユキちゃん、鳥さんは、おかーさんが、殻をつついて

 わってあげるんだって

 そしてたら、中からでてくるんだって」

初恋のただしくんの声が聞こえる

竜の卵って固そうだものねー


えーと、石いしー

丁度よく、転がってるのは、夢だよねぇ

こういう時は、最初触った順番よね

えーと、最初は、近くの黄色

こんこん、卵を叩くと、すぐに答えるようにこんこんと

優しく中を叩く

おー、はいってる入ってる


「じゃー、割るからちょっと離れててよー

 怪我するからねぇ」

弟たちに声掛け癖は、ぬけてないらしい

声を掛けて、勢いよく、石を打ち付ける

ごんっ

・・・・ちょっと、固すぎ

他に道具は・・・ない

解ったわよ、これで行くわよ


がちーんがちーん

と表現するのが一番正しい音

何度目か叩くと、びしっと共にひびがはいる


よし、1つ目完了

「じゃぁ、頑張って出てくるのよ」

もう、ホントおかーさんだわこれ

次は、右回りだっけ、左だっけ

次は、温かった=赤だわ

赤って言えば温いものねー


よしよし、と、手を近づけると

あっつーーー

「ちょっと異常に熱いわよ

 温度下げて!」

何いってるんだろうね、私

「叩くよー、離れてよー」

1つ目の要領を得て、ちょっと強く、角で打つ

がきっがきーん!

ぱかっ!

まさにそんな感じで、割れた

うわぁ、ホントに竜だわ


殻の色より数段濃い、むしろ原色に近い

赤色の子竜

「ぴょう」

・・・竜って、ぴょうって鳴くのね

へぇ・・・・

はいはい、次々

「ちょっとまっててねー、他の子も出すからねー

 黄色ちゃんがんばんなさーい」

どんどん行くわよ

って・・・あれ・・・緑だったっけ・・・

次って

まぁいいわ

「緑ちゃんおまたせー

 はい、割るよー」

若干ひびわれのある場所を叩いて

見事に出てくる

ちょっと、目つきが悪そうにみえるのは

私の心がなせる業よね・・・ね

抱っこすると、

軽い

竜ってかるいんだねぇ

少し撫でると、くわっとあくび?をして、ご満足していただけたよう

あー、でも先は長い

赤い子の傍において

「青色ちゃん、いくよー」

ごごーん、あれ、なんか変な響き

まぁいいや、よし、もう一回

ごん、ばちゃっ

中から大量の水

他の子の羊水って、あんまりなかったのに

この子は多いんだなぁ

個体差ってやつね

半端に割れた殻をぱりぱりと割る青色の子竜

「よしよし、ガンバレ」

次は、紫ざらざらとした表面が特徴です!

左右にぐらぐら揺れて、必死な感じが可愛い

「紫ちゃん、はいはい、とまって止まって

 いくよー」

がごーん!よし、一発おっけい!

ふふふふ、職人技ね


中身を覗くと、中からも、こっちを覗く

他の竜と違って、薄紫で、ちょっと綺麗かも

いや、他の子も可愛いけど、

色が真珠色にうす紫で、なんか、綺麗

原色ぴっかーんより、幻想的


「頑張って出ておいでね~」

にこりと笑うと、

きゅぅっと中からくぐもった音

私の目に狂いは無かった

あちこちで、かさごその音


残るは双子ちゃんこと

黒と白の卵ちゃんたち

「二人一度には割れないし

 まぁ、人間の赤ちゃんだって、一変に出てきてるわけじゃないものね

 って、この定義でいくと

 7つ子、いや、でも、揃っておいてるということで

 親が一緒だから、双子ちゃんでいいのかなぁ」

と、ぶつぶついってたら

卵の中から、ごんごんごん!

卵にまで、せかされちゃいました


「はいはい、お待たせ」

そういうと、音は、静かになって

「どっちが早いかは、うらみっこなしね

 片方ずつ叩くからねー」

一応平等宣言

ごんっごんっごんっごんっ

・・・割れない

もう一個・・・石は・・・あるある

よしよし

「石が二つあったので、たたくよー」

なるべく同時にー

ごんっ★

よし、ナイスシンクロ

ぴきっ

よし、割れた

「ぎゅっ」

・・・第一声は、ぎゅっですか

それも、相方に・・・

まぁいいけどね、会えてよかったねぇ


にこにこ見てると

いつの間にやら、みんなでで来たみたい

7色のカラフルな竜

パステルというか、薄い色は、白と紫

他は、原色というかメタリックというかはっきり色

うん、まぁいい、覚えやすい


「よしよし、みんなでてきたねぇ」

ちょっと可愛いかも

よてよてこっちによって来るのは

竜って、イメージ的に、もっといかついかとおもったら

結構可愛い

くるんとしたつぶらな目

ちっちゃい手足

爪は、うん、ついてるちょっと厳つい

これで、中からごんごん言わせてたんだろうね


「っていうか、何時目覚めるのかな・・・」

この長さ、遅刻する感じ

前の時は、憧れの彼とキスするわって時

粘って、見事に遅刻

っても、休みだったんだけどねぇ


あの、遅刻!って目覚めた時、

死ぬほど、心臓ばくばくするし

もういいよ、と現実逃避したくなるわよねぇ

そう、今みたいに・・・


ちょっと、あの諸悪の根元どもが、言ってたのは

本当?!

ちょっと、異世界こんにちは、なんていやよ

そして、また!7つ子のお世話なんていやぁぁぁぁぁ

読んでくれた方、ありがとうね

小説というには、軽すぎるというか、状況説明は少ないかもですが

手軽によめて笑って、ちょっといろいろ考えて頂けたら幸いです


では、ネットで遊びます

え、寝ないなら、書けって、いや、ちょっあき・・・げふんげふん

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