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子竜ちゃん10歳

おまたせしましたー

「姫は、どんなタイプがお好きなんですか?」

子竜ちゃんたちの飛行練習中

のんびりとブロージュさんが、話し掛けてきた


子竜ちゃんたちの飛行上達率はどんどん上がって

ついでに、魔法レベルも上がって

みてる私が危ないからと、ブロージュさんが、そばにいてくれる

子竜ちゃんたちは最初嫌がったけど

飛行の魅力と、遊びの魅力にかなわなかったのか

私が、はいはい、いってらっしゃいと

ぽいっと、外に放り出して、手を振ったからなのか

ちらちらと監視はしてるけど

一定の距離以上寄らないブロージュさんに安心してか

最近は、文句も言わずに遊びにいくようになった


ルアンさんと、ヴェルデさんとの追いかけごっこは楽しそうだけど

魔法をあびても、びくともしない二人に有る意味びっくりする

鱗って丈夫なんだね


そして、今日も魔法の飛び火がないようにと

ブロージュさんと、おしゃべり中

なんの流れかそんな話になった


「んー、包容力があって、やさしくて、だけど意外と子どもっぽいとか

 なんか、これだけは譲れないっていうか

 そういう人って、話、してても面白いから

 んー、そうなると話が面白い人なのかなぁ」


そう素直に答えると、ブロージュさんは苦笑している

自分でもよく、解らないですね

あ・・っと思いついた


「ありきたりですけど・・・

 好きになった人が、好きなタイプ・・・なのかもしれませんね」


過去に付き合った人を思い返してみても

分類分けできない

血液型も違うし、性格も違うし、ルックスも全然違う

顔がいいやつは、性格が悪いってのは、身に染みた事件はあったけど

他の顔のいいやつは、いい人だったし

それも一概にはいえないよね・・・


「好きになった人が、好きなタイプ・・・ですか」

言い得て妙ですね、という感じでうなずいてる


「人間は、発情期がない上、

 いつでも交尾が可能だから、そういう風なのかもしれませんね」

うう、またですか

万年発情期って言わせたいんですか


「竜のタイプってどうなんですか?」

もう、話きりかえちゃいますよ


「そうですね、一律にして強いものでしょうね」

あははは、それもそうですね


「竜には、種族があり、どちらの血が勝つかは

 その強さによる物です

 それが、力による強さなのか、思考なのか、魔法なのかは

 それこそ、個性によるものですが

 どうあっても強いものですよね」

それが、竜の素晴らしいところだ、と言わんばかりのブロージュさん

そういえは、ブロージュさんはどうなんだろう


「ブロージュさんはどうなんですか?」


「ふふっ気になりますか?」

あれ、なんか含みのある笑い方された?

でもねぇ、


「子竜ちゃんたちも、ヴェルデさんも恐れる強さですもん

 ちょっとは、気になります」


「気になりますか、そうですか」

先ほどとうって変わっての晴れやかな笑み

うーん、夏の青空とあいまって爽やかですよ


「数年前、伴侶を亡くしましてね

 今は、寂しい独り身です

 姫様、良かったらおつき合いしていただけますか?」


にこりと、笑ってそう言うブロージュさん

こ・・・これは・・・・

2年前のヴェルデさんの話をしてから

ずっと話をしてくれてたのは、この話をするためですか!?


布以外の話は、結構スルーされてたのに

最近よく話してくれるなぁとおもってたのは

この人、かなり策士だ・・・


頭の中がぐるぐる回ってる


そして、2.3歩近づき

そっと囁かれた


「若造に取られませんよ

 姫様は、私の姫様ですから」


くすりと、笑いを残して下がる

近くにいた子竜ちゃんたちが

触る、だめっ!と、次々に飛び降りてくる

でもね、べにあかちゃん、おかーさんの上に

飛び降りたら、おかーさん痛いよ・・・

ブロージュファン! いるのか・・・いるとして・笑 ということで、緑竜のヴェルデに引き続き、白竜ブロージュのフラグ立ちました! ではー、またあしたーな・・・はず(最近自分の予定が、わかりません・涙)

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