子竜ちゃん6歳
本日2話目です、のんびりのほほん生活っていいですよね
ルアンさんの竜の卵は、
子竜ちゃんの卵よりずっと小さいサイズだった
最初は、喜んでた子竜ちゃんたちだけど
その内そわそわして、これいらない、なんて言いだして
卵の子もどうも同じ状況
ありゃりゃ・・・とか言いながら
ルアンさんは、入口近くに寄せて、竜体になって
銜えて運んで行っちゃいました
また、暫くは来ないのかな・・・
ルアンさんだけは、子ども部屋に入っても全然大丈夫で
何日も寝泊まりして帰ってる
それで、ブロージュさんから、お小言を貰ってる感じだけど
気にした様子はない
あんたといるのは面白いしね
それに・・・と、鏡が大好き
子竜ちゃんたちも、一緒に寝て
わたしも、そばで寝て、大きな竜体は、暖かくて
ほんと幸せ
鱗が若干痛いけど、それは、布をかぶせて回避
ここ数年、飛行の先生をしてくれてるヴェルデさんは
子ども部屋にはいることはできるけど
触るだめ、と言われるので、ふれあいなし
まぁ、ふれあいオッケーと言われても
そうそう、触れあう状況なんてないですけどね・・・
ただ、ヴェルデさんは緑竜
背中にのせてもらいたいなぁとはおもっちゃうよね
子竜ちゃんたちがのっかって
きゃわきゃわしてるのは、凄く羨ましいし
仲の良い兄弟って感じで微笑ましい
最後は、布マニアのブロージュさん
子ども部屋にすら入れない
子竜ちゃんたちも、近くに寄らない
ただ、外を飛んでる状況では気にしない
う゛ーん、なんだろう・・・・
こんな時は、水の王さまよね
久々にもぐっちゃいましょー
ばしゃんと飛びこんで、水底まで行くと
こぽりと泡の膜ができた
「騒がしいな」
あきれた声の水の王さま
「夏なので、水泳気分ですよ」
「して、何用だ?」
水の王さまは、いつも変わらずご意見番
「なんで大人の竜と子竜は一緒にいないの・・・かな?」
「いる必要がないから、だな
前、黄竜の雌から話を聞いた通り、竜は必要な時傍にあり、
それ以外は、一人だからな
人が関わる場合は、手が掛かるから、誰ぞかをつけることにしてるが」
良いことと悪いことがあるってことね~
ふんふん、質問の仕方が悪かったかな
「えーと、具体的な例で悪いんですが
白竜のブロージュさんは、子竜ちゃんたちの傍にはいかないし、
子竜ちゃんたちもいや、だけど、緑竜のヴェルデさんは、
年が若くて性別が決まってないから大丈夫
黄竜のルアンさんは、雌だから大丈夫だとして、なんでそんなに嫌がるんですか?」
「前に話たと思うがな
本気にしてなかったな」
くすりと、笑う気配
「お前が、竜の伴侶となれるからであり
護り人だからだろうな
緑竜の小僧もその内危険になるだろうな」
という感じで、そろそろ本格始動ですかな?目指せ逆ハーなのに、恋愛要素10%でごめんなさい・・・涙