子竜ちゃん4歳
本日の2話目です、副題が、子竜ちゃんの卵からかえった年齢になりました~
お腹が大きくなったように思えないルアンさん
相変わらず、鏡を見に遊びにきてるけど
来年ぐらいには、卵を産むらしい
暫くあえなくなるし、みんなのお母さん竜にもあったことがない
そんなことで、竜の出産と子育ての話をして貰った
人が関わる竜の育て方と、竜だけの育て方では
かなりの差がでちゃうとのこと
竜が人の姿になれるようになってから、人を含んでの子育ては増えたけど
個体数が増えてからは、竜だけの子育ても増えた
でも、竜の子育ては、やっぱり豪快でした
「そうだねぇ、何からはなせばいいのかねぇ
まずは、種族がもってる山や洞窟など出産に適した場所で卵を産んで
生まれるまで置いておくだろ」
ええええ?!放置ですか?
その間、卵を護るとかないんですか!?
「護る?なんで?」
「竜の卵を盗ろうとか、他の種族がとかないんですか?」
竜の卵は体にいいとか、殻が宝石みたいだとか
小説とかではセオリーよね?
「あっはははっ、竜の国で竜の卵が脅かされやしないよ
出生率の低い竜同士が、卵を狙うことはないし
あたし達もそうだろ?
姫ができないことを手伝いにきてる
それも、同種族はいない」
そんなものよ、と実例を出しながら
ルアンさんは、爆笑してる
「まぁ、卵は硬いしね、
時がくるまではそうそう割れることはないよ」
時がきた時だったから、石でこんこんで割れたのかな
その前の硬さってのを知ってみたい気がする
なんで、そんなに自信満々なのよー
「生まれたら、全土に自分が覚醒した、生まれたと知らせるからね
そうしたら近くにいる竜が餌を運ぶ
その後も、腹へりになれば呼んで、あとは寝て過ごす
ってかんじかな」
これでいいかい?なんて、あっさりいうけど
子竜ちゃんたち、起きすぎなのでは?!
「血族関係というか、親子関係ってのはほとんど無いっこと?」
「人間からすれば、そんな感じじゃないかぃ?
血筋っていえばいいのかねぇ
それは、竜の記憶を辿れば解る話だし
親子関係でも交尾は可能だしねぇ」
はぁ、近親相姦可能ですか
「竜の血は、人の血より複雑だからねぇ
あんたらの血は、近ければ近いほど異質になるんだろ?」
まぁ、だから、近親相姦の禁忌があるんだけど
妊娠しにくくなるとか、生まれた子どもに障害がとか
難しくてよく解らないけど
竜には関係ないらしい
「ただ、好みや強さもあるからねぇ
そうそう、自分の近くの人とってのはないねぇ」
もともと、繁殖行動もすくなきゃ、伴侶を一度決めたら
どちらかが死ぬまでは、共にある竜
そう考えると、近親相姦はほぼ無理
「人間に関わるのどうしてですか?」
もともと竜だけで大丈夫なはずなのに・・・
「そうだねぇ、解りやすく言うと
他人との関わる率の高さ、
それが繁殖行動の増加に繋がるってことかねぇ」
たしかに、最初のころそんな話をしていたような・・・
竜は、ひとりぼっちでいることが多くて
だから、繁殖率も落ちて個体数も少なくなって
竜が人を呼んで、関わって、そして、小型化したり
人型になれるようになったとか
いってた様な気がする
「竜は竜で大変なんですねぇ」
ふぅーっとため息がでちゃいます
ま、一緒にいて、仲良くやればいいって
言われちゃってるので、それはそれでいい
竜のことは、しれば知るほど解らなくなっちゃうね
続き→ルート選択が決定したので、あとはその目標に向かって、いくだけ、書きたいシーンが目白押しなので、ちょっとのほほんとした展開から最大の山場に向かっていきますよー、お楽しみに!ではまた明日