夢の目覚め1
目覚めてはじめに目に入ったのは白
壁かとおもったけど、目の焦点が合うと
違和感に気付く
起きあがろうとついた手に触れる
さらりとした感触に戸惑いながら
周りを見渡す
枯れた木の根本のような塊
丸い斑点模様の巨大な卵
そして、まったく知らない景色
「なんなの・・・これ?」
呟いて夢なのか現実なのか、それすらも曖昧
「夢・・・だよね」
立ち上がり、巨大な卵
ダチョウの卵より大きい・・・
何これ
卵の1つに近付き触れてみた
「固い・・・よね」
当たり前なことを言ってみる
こんなに大きいものが柔らかいわけない
「えっと・・・」
ぐるりと周りを見渡し、数をよむ
「7つ・・・かな?」
斑点の色は、同じだけれども、
卵自体の色は、僅かに違う
「これは、緑」
1つ目の黄色の卵から手を離し
次の卵に歩みより、触る
次の色は、赤
「なんか、ぬくいかも」
色は、青
「なんか、きもちいい」
色は紫
「他のと違ってちょっとざらざらした感じかな?」
白と黒の卵は、他の均等に置かれた卵と違って
よりそうようにある
「ふたごちゃん?」
全ての卵をぽんぽんとたたきながら歩くと
なんか楽しくなってきちゃった
「っていうか、この子たちの親は?
いたら相当大きいわよねぇ
恐竜みたいだわ」
夢の中だから、なんでもありよねぇ
私ってそんなに恐竜すきだったんだ
それとも、明日の朝の卵が食べたいって食い意地の現れなの?!
あーもー、夢ぐらいロマンスでいいじゃないー
独り言と、内心つっこみで一人一人遊び
っていうかこの夢、一人ぼっちなの?
ちょっとちょっと、登場人物増やしなさいよ
自分!
夢の中で、一人突っ込み一人ぼけなんて
寂しすぎるでしょ
「まぁ、このパターンだと、親が帰ってきて
ワーギャーな感じなのかしら」
と、いうことは、先に逃げるが勝ち?
ぽっかりとあいた唯一の出入口っぽい穴からは
何かが飛んでくる気配はない
うん、大丈夫そう
でも、油断してたら大変なのよ、こういう時って
「親は、お主だな」
ほらほら、きたきた、新登場人物!
え゛?今なんて言ったの
「親は、お主だと言った」
また違う声
もー冗談は、よしてよ、なんで私が卵のって
人の心読むんじゃないわよ
夢でも非常識でしょ!
「そう思うなら声をお出しになって?」
くすりと、笑いながら女性の声
え、ちょっとまってどこから聞こえるの?!
「お前の目の前の塊からだ」
もう少し早く書く予定が予定に押された
まぁいいや、今日はあと、1話書く予定かな
あ、定義として私が寝るまでの時間が今日なので
日付変更線のことではないです、あしからず