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夢なのに

本日2話目~

怪訝そうなヴェルデさんに、もう一度聞いた

「元の世界に、帰った人っていますか?」


暫く考えて、ヴェルデさんは口を開いた

「オレは、聞いたことないな

 くそ、やっぱ、他のやつらもこさすんだった」

がしがしと頭を掻いて、こっちをじっとみる

見透かされそうでなんだか怖いけど、同じく見返して見る

あ、瞳の光彩が縦なんだ・・・


「一度、帰ってたってことか?」

確認するようにヴェルデさんは聞く

そうよね、知らないことに対して慎重になるよね

私もだよ、この夢は、現実なのか夢なのか

そして、私の夢だったとしも

この夢が好き

この世界が好き


そう思ったら、感情が爆発した


「どっちが現実か分からなくなるぐらい

 リアルなんだよ?」

じわりと、浮いてくる涙

びくりと、足下で震えが走る


「こっちで自分の名前が思い出せないみたいに

 向こうでは、みんなの名前が思い出せない

 でも、記憶や感覚は残ってるんだよ」

じわりと浮いた涙は、堪えきれず頬をつたる


「悪い、いやなこと聞いた」

こちらに手を伸ばして慰めようとしてくれたヴェルデさん


「触るだめっ!」

きゅるっという声とともに、手を広げ威嚇


「ああ、わりぃ、チビども

 もう、さわんねぇよ」

一歩下がって、手を下げる


「わりぃな、姫、ほんとは抱きしめて慰めたいけど

 これだからさ」

と、苦笑、まだ信用がないのか、子竜たちは

威嚇こそやめたものの、ヴェルデさんを目で追ってる

うん、ホントにいやなんだね


「ありがとう、その気持ちだけで嬉しいよ」

にこりと笑うと、ヴェルデさんも笑ってくれた


うん、やっぱりこの世界が好きだな


「長にきいてやる、また来る

 だから、帰るなよ」

びしっという感じで、こちらを射止めるまなざし


うん、縫い止めてほしい

私は、向こうの世界も好きだけど、

こっちの世界が好きだから


だから、ここにいたい

こういう時は、水の王さまに聞いてこよう

ごめんね、子竜ちゃん、傍にいてほしいと思うけど

聞きたいこと、曖昧にしてちゃ駄目だとおもうんだ


スクロールバーが短い話が続いてすみません

そして、今日は仕舞いです


最近、時間がとれなくてちゃんと書けてないです

焦げ付いてきたーうひぃぃぃといいつつ2話は確保中です

明日また、あいましょー

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