子育て奮闘記14
風呂入ってきましたーすっきりー本日の2話目です
おのれくせ者!退治してやるわっな退治ではなく
人と会う対峙です
「いますか?」
ひょいと、食料庫を覗くと
いました、白い人と緑の人
「はい、ここに」
にっこりと笑って、こちらに振り返るブロージュさんと
どこか、ふてくされた感じのヴェルデさん
うん、なんだか、何があったかよく分かるそんな雰囲気ですね
「ヴェルデから、何があったかは聞きました
さぞ、びっくりされたことでしょう」
手をとって慰めてくれるのはいいけど
目の端に移る、ふてくされた人が気になります
「ありがとうございます、
でも、ヴェルデさんが助けてくれましたから」
うう、イケメンの慰めなんてなかなかないよ
なのに、ロマンスより子育ての方が比重が重いなんて
乙女・・・いや、女としてどうなのよー
世のおかーさんたちが、おばさん化するのが
分かった気がする、くすん
「そうですね、この若造でもたまには役に立ちますよね」
にっこり笑って、爽やかにいうものだから
危うく、そうですね、うふふふ~なんて
返事しちゃう所でしたよ
ブロージュさん、あんた、
爽やかに鬼発言しすぎですよ、最近!
「いえ、ほんとに・・・」
助かったんだよ、私飛べないし
ブロージュさんいないし、そして、ブロージュさん
子竜たちから、怖がられてるんだから
それが、若いからっていう理由で
怖がらずに連れて帰ってくれたので御の字じゃないですか
「姫さまは、やさしいですね
良かったですね、ヴェルデ」
振り返るブロージュさんの顔は見なくても
想像はつく
ヴェルデさんおびえてるって
うううう、イケメンの笑顔は怖い?
「ヴェルデから少し話があったとはおもいますが
そろそろ、飛行の練習をしようと思い
顔合わせをしようと思っておりました」
にこっと笑うブロージュさん
ああ、よかったいつもに戻った
うん、美人は怒らすと怖いの男版ね
気をつけよう
「みんな喜びます、今日も、飛ぶの好きって
はしゃいでましたから」
その光景を思い出して、思い出し笑いしちゃうぐらい
可愛かったです
「そうでしょうね、竜は飛ぶのが好きな生き物ですから」
うっとりと目を細めるブロージュさん
うん、本当に好きなんだろうなぁ
「で、先生役としてこのヴェルデが頑張りますから
何かありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいね」
まだまだ未熟者で、荷が重すぎる気もしますが
なんて、ため息ついてるのは
いい、お兄さんだからだよね
若干みえる本気の気配は、華麗にスルーよ
「大丈夫だと思いますけどね
今日も、本当にたすかりましたし」
ね、とヴェルデさんに目配せして見るけど
あれ、目線そらされちゃった
うーん、寂しいぞ、そういう態度は
「では、また明日」
にっこりと笑って、ブロージュさんは
ヴェルデさんを連れていってしまった
とぼとぼとブロージュさんの後ろを歩く
ヴェルデさんの様子が、ちょっと心配です
と、いうことで、今日は仕舞いかな
ちなみに、なんとか進みましたよ
うん、たぶん、印刷して読み直して書き直しにならないことを祈る