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315 広がる世界14

季節はすっかり秋

まだ、紅葉には早いけど

かよ子さんの住まいでは、もう落葉が始まってるし

木の実やきのこがいっぱいとれるわよって

メールがあった


塩屋編集長さんや三木さんからも、着々と進捗メールが届いて

どんどん絵本への道に進んでる

でも、私がすることってほとんどないから

大変なのは、現場の人たちかも・・・


私なりの完成形を出した時、

塩屋さんは、黙って私を抱きしめてくれた

ちょっと痛くて、でも、それ以上に嬉しくて

目頭に涙がたまった


きっと・・・きっと、おばさんが生きていたら

同じように、何も言わないで

ううん、何も言えないで、ぎゅっと抱きしめてくれただろうから

「柄にもないことやっちゃったねぇ」


そういった塩屋さんの目にも涙で

それを見た私の我慢は決壊して、何、なかせてるんですかーっ

なんて、言われて、泣き笑いしちゃった夏の終わり


りっちゃんとも、イベントに行ったり

縫い物をしたり

りっちゃんの美大の文化祭が

もう少しであるから、ちょっとお手伝いしたりとか

そんな風に過ぎて行っちゃいました


今まで、ばたばたしてたのが嘘みたいで

いろんなことしてるけど、

なんだか落ち着いて、考えるのはやっぱり竜の国のこと


変わったっていう自覚はないけど

私でもわかるのは、何かをするきっかけが生まれた国ってこと

私にとって、竜の国の子育ては、

弟妹を育てる延長みたいだったし、

純粋に可愛くて、びっくりするほど、愛情豊かで

それが私だけってわかった時は、やっぱり嬉しかった


そういう竜たちの中で、いると

愛情深さや、他人への距離

そんなことを知らずに学んでのかもしれない

それに、みんなのがんばりに、私も感化されてたのかもしれない


あちらの世界でも、特別何かした覚えはないけど、

結果として、私は、服や絵がうまくなった

歌は、はくちゃんにはかなわないけど、

少しは上手になった

時間のやりくりも上手になったかも


やっぱり、なんだかんだと考えると、大事な国なんだよね

こっちも大事で、あっちも大事

選べないけど、選ばなきゃ駄目・・・


ほんと、そろそろ決めなきゃいけない時が来てるのがわかる


地球で、私ができることも

竜の国で、私ができることも同じ

私らしく、いればいいってこと

大事なのは、私が満足できて、幸せで

そして、その後誰かと何かできて

一緒に幸せを感じていけたら

それは、素敵かなって思うもん


幸せって感じられなかったら

待ってるんじゃなくて、

少しずつ、幸せになるようにしていったんだよね


特別な誰かはまだわからないけどね


次戻った時、そういう話をしよう

そして、決めよう

さようならか、一緒にしていくか


そして、その前に・・・

やっぱりちゃんと話しないとね

私の大事な家族に

あけましてーと・・・いえない時期ですね

こんばんはー、イベントはある意味楽しかったですが

ある意味さんざんでした、もう少し体力必要ですね

毎回薬の世話になってました

しかーし、書きたい気持ちは補填してきました

今年もどーぞよろしくね!

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