表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
295/335

世界の階(きざはし)6

「ちょっと、いいって思ったわよね」

先輩がにやり、と笑って私にそう言った


ううう、読心術でも習ってるんですか、先輩

言い当て過ぎですよーーーっ

それとも、私の顔にでてるだけ?


「ま、私でもそう思うけどね」

ですよね・・・

「まぁ、ちゃんとは知らないけど

 二人とも、ルックスはまぁ、そこそこっていうか

 いい方だし」

先輩って、なにげに二人のことあんまり好きじゃないですよね

今も、格好いいっておもいつつ、それを認めたくないっていうか

そんな雰囲気があるもん


なんでだろう・・・


「あと、年収もいいし、ある意味安泰してるわよね

 これからどう転ぶか不明だけど

 まぁ、転んでも大丈夫なのは大丈夫よね」

ふぅっとため息を吐いて、肩をすくめる

んん?転んでも大丈夫???


「何が・・・ですか?」

「何がって、あれ、アンタは知らない組なのね」

そう言って一瞬呆れたような顔になって

その次の瞬間爆笑した


何事だって、課長がこっちを見たけど

まぁ、終業時間前だから、お咎めもお叱りもなし

ちょっと興味の有りそうな視線でちらりちらりと

こっちを見てるけど、まぁいい

っていうか、ちょっと見ないで下さい


ぞわってしますから・・・


「ルックスにもなびかず、財産にもなびかずなのね~

 アンタって

 鈍感なのか、ただの馬鹿なのか

 純情なのか、それとも、天然なのか

 よくわかんないけど、ユキちゃんらしくていいわ~

 さーて、仕事、仕事!

 今日は、楽しくなるわー」


えええええ、ちょっとそこで打ち切りですか?!

それに、褒められたの?

貶されたの???

どっちなんですかー


そう、問いつめても、はいはい、仕事仕事~♪なんて言って

聞く耳持ってくれない


そりゃぁ、二人とも格好いいし、社長はこの会社の社長だし

篠山さんも重役だから、二人とも年以上に稼いでるよね・・・


んんんん???

それになびかないのがおかしいの?

そりゃぁ、玉の輿とかいいし、かっこいいのもいいけど

結局それだけじゃないもん・・・


好きか、どうかだもん・・・


ううう・・・先輩はすっきり楽しそうだけど

私は、もやもやですよー

どうしてくれるんですかーっ


現実にただいま・・・すいません寝てました


お腹空いたよぅ(しらんがな・笑)

ということで、昨日の続きですね~、先輩は情報持ちで

主人公は、情報無しの情弱ですね~

でも、自分にとって大事なことは解ってるから、今のところは平気

そんな感じですね


ではでは、また明日~

明日も仕事ー、それも1時間早出ー・・・ふぅっ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ