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それぞれの道7

「ユキちゃん、本当に凄いね」

そう言って、褒めてくれるのは、りっちゃん


絵本のラフを見ると、りっちゃんは

きらきらした目をしてそう言ってくれた


「この前ね、紫の木にくっついて

 むかーし、子竜ちゃんたちに物語聞かせてるみたいに話し掛けたの

 そしたら、どんどん世界が膨れてきて

 こうなっちゃったんだ」

「そうなんだ・・・でも、物語とか創作ってそうかも

 あ、ユキちゃん」


はいはい、なんですか?

「この本、ほしい」


ええええ、まだラフだし、途中までしか書いてないよ???


「絶対、ほしいの」

お願いっとおねだりされちゃいました


「もちろんりっちゃんにはできたら一番にプレゼントするつもりだったから

 いいけど・・・」

そう言うと、ちっちゃくわーいって、両手を上げて喜んでる


「ユキちゃんの子竜ちゃんたち可愛い」

そう言って、うっとりとラフを見つめる

ほ・・・ホントにファンタジーとか竜とか好きだよね

りっちゃん


私、そこまでって知らなかったよ


「貰うのとは別に、出版されたら買うから」

えええ??買わなくていいよ、上げるのに


「貰うのと買うのは別

 それに、祖父のお墓にも供えたいし」

・・・そっか・・・じゃあ自分で買わなきゃ・・・だよね


「両立・・・って出来るかなぁ

 ユキちゃんってそう言うところ不器用だもんね」

そう言う、りっちゃんは少し哀しそう


「まだ、絵本作家になれると決まった訳じゃないし

 それに、私もりっちゃんと服のお店したいと思うよ」

「そ・・・そうだよね

 ごめん、なんか、本当にこの物語素敵だし

 もっと他のお話も読みたいし

 だったら、ユキちゃんは絵本作家さんになるのかなぁって

 思っちゃって・・・」


そうだよね、ちょっと不安になっちゃうよね


「ごめんね、ふらふらしてて」

私がそう謝ると、りっちゃんは首を横に降った

「でも、嬉しいけどね

 だって、本当に、ユキちゃん凄いもん

 傍で見てたいし、出来れば一緒に歩きたい

 でも、いつか、すぐかもしれない、いつか

 別々の道を歩くかもしれまない


 でも、ずっとお友達でいてね」

そう言って、りっちゃんは、にっこりと笑った


「うん、私もどうなるか

 全然検討つかないし、ただ、今はできること出来るだけやりたいの

 ふらふらしてるって思ってるし、不安にさせちゃうかもしれないけど

 お友達だって・・・親友だっていうのは、変わらないよ!」

そう言って、私はりっちゃんに抱き付いた


「ユキちゃん」

「りっちゃん」

ぎゅむっと二人で熱い抱擁

周りの空気も暑いけど、そんなの気にならない

でも、家の中でよかったー


なんて、冷静に考えてます

他の人からみたらちょっと変な人だよね・・・


友情を確かめあったその後は、

私は、縫い物、りっちゃんはパソコンに向かって

今後の構図や、必要なもの

あと、ネットの注文に対する準備なんてことをしてた


ちくちくとおしゃべりしながら、針が進む

1つ1つの会話が縫い込まれて行くようで

ちょっと楽しくなる


この楽しい思いが服に縫い込まれて

違う布と布が、繋がって

それは、りっちゃんと私が繋がっていくようで

ちょっと面白い


その幸せの形が、誰かの為の幸せになるといいな


そうしたら、きっと、素敵になれるから!

本日分、今日は遅くなりましたー


雷が鳴ってるため、立ち上げるのが怖かったんですよ

しかし、停電もなく無事過ぎ去って大雨中ですよ


雨が降って寒いので、揚げ餃子と、鍋を食べました~

あとは、いつもの庭野菜(笑)


では、また明日~

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