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私と私の原点13

おかーさんに、竜の国の事を話した

ちょっと物語ちっくな語り方になっちゃったかも


ふんふん、と言いながら聞いてくれたおかーさんがいったのは

「それは、物語の話なの?

 それとも・・・」

だった


だよね~、現実的じゃないもん


「私もね今は、もう現実だったのか

 夢の中で体験したのか・・・って気分になっちゃうの

 でも、ね

 子竜ちゃんたちや、みんなが大好きで

 あの国が好きっていう気持ちは本当なの」

「そうでしょうね

 有紀の言葉に愛が溢れてたもんね

 あんたは好きなものは好き~って

 そう声に表れるからね~」


そ・・・そうなのか?


「あら、気付いて無かったの?

 ありがとう1つとってもね

 すっごく気に入った時のありがとうと

 ちょっと気に入った時とか

 おぎりのありがとうじゃ

 ぜーんぜん違うのよね

 特に有紀は表情と仕草は変わらないのに

 声だけ聞くとよく分かったわよ」

え゛ぇぇぇ・・・

買ってくれたのは嬉しいけど、ねって時は有ったけど

そんなに違うのかなぁ


「有紀の声にはねぇ

 感情が灯るのよ

 だから、有紀が本を読んでるのは凄く好きよ

 誰よりも、物語に合う声かもね」


そっか・・・みんなが好きっていうのはそこにあるし

おじいさんが好きって言うのもそこなのかな・・・


「その国で一杯いっぱい縫い物したから

 お店が出来るぐらいの腕前になったのね

 それで、その国の事を描きたいから

 絵本を描こうっておもってるの?」


私は、ちょっと考えて頷いた

「何ができるかな・・・って

 このままいると、私、竜の国のこと

 忘れちゃいそうで・・・」


そう、口に出した途端、ぽろりと涙がこぼれた

混み上がるどうして・・・という感情を

どうにか押さえつけてたけど

やっぱり、涙だけは、流れ出る


「泣けるぐらいだから、今は大丈夫でしょうけど

 いつか・・・は忘れちゃうわよね

 そう、恋みたいなものね」

そう言って、おかーさんは、ぱさりとタオルをかけてくれた


「一杯泣いたらいいのよ

 それで、どうしたいかは1つ2つ決まるでしょ

 いろんな事できるほど、小器用に出来てないんだから

 一回立ち止まって、じっくり自分と話しして

 それでも駄目だったら相談したらいいの」


ぽすぽすと私の頭を撫でながらおかーさんは言う

私はこくりこくりと頷きながら

その言葉を聞く


たしかにそうだよね、少し考えよう

じっくり考えよう

どたばたしても、駄目だよね

出来ることはしたら良いけど

哀しいとか、辛いだけじゃないし

好きとか、そういうものだけじゃないよね


ホント、一度かよ子さんの所に行こう

竜の国と地球・・・ううん

家族や友達、そして恋人のどっちがどれだけ

大事なんだろう・・・


もし、戻れた時、私はどうするか

それもちゃんと決めよう


そうしたらきっと・・・変われるよね


道見つけて、進む主人公

まだ、未練も後悔もそして、自己憐憫からも抜け出せない

だけど、また1歩踏み出そう


・・・・しかし、続きがなかなかかけないね

他事に忙しいからなぁ

困ったものです

では、また明日

焼き肉はうまいね!

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