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私と私の原点12

「あんた、欲張りになったわねぇ~」

目尻にたまった涙を拭いながらおかーさんがそう言った


「今まで、家にいた時には、

 こっちが悪いなって思うぐらい、家のこといろいろさせちゃったし

 なのに、率先してやってくれて

 それは、今もみんなに伝播してるけど

 あんたは、本当に自分のことはほっといてたからねぇ~

 何かやりたいことはある?

 いるものある?

 って聞いても、いっつも他の子の事ばっかり

 だからねぇ、1人の時間ってのを作らせたかったからね」

ああ、部屋がないとかってのは、まぁ有る意味事実だけど

そんな裏事情もあったのね

1年間はダメダメだったし

竜の国にいってないと、未だ変わって無かったと思う

恋愛してるのだって、結局

竜の国に行ったおかげだよね


私が、どこかに消えそうにならなきゃ

二人とも、あそこまで、急いで告白しなかったよね


「でも、安心した

 出した甲斐もあったし、面白くなってきた」

そう言って、おかーさんの顔に笑いが広がった


あれ?おかーさん、またその顔するの?

おとーとが、宮大工になるって言った時にもその顔したよね

私は、大工さんとか危なくない?

将来的に平気なの?とか言ってたのに

おかーさんは、笑って、面白いじゃないで

おとーさんは、やりたいことやってみなさい

その変わり、宮大工のことについて調べて、家族に発表しなさい

とか言ってたよね


説明してくれたけど、私にはよく分からなかったけどね・・・


「人はねぇ、何かをやりたいって思って

 それに向かって行動する時

 すっごいパワーがでるのよ~

 一番解りやすいのは恋してる人よね」

あ、確かに

恋してる人ってすっごくキラキラ輝いてて

なんかいつも幸せそうにみえるもん


「今、すこーしだけど

 あんたも輝いてるよ

 他には何がやってみたいんだぃ?」

おかーさんは、完全に聞く態勢

でも、もう夜も遅くなってきたよ

いいのかなぁ・・・まぁいっか


「で、りっちゃんと、将来的に服のお店を作りたいとおもったのと

 それとは別に、お仕事関係であったかよ子さんっていう

 絵本作家の方なんだけど

 とっても素敵な方で、絵本も素敵で

 そう、おばさまみたいな感じなの」

そう言うと、おかーさんは頷いた


「3冊出して亡くなったけど

 おとーさんが言ってたわ、

 未だ再版するから、印税が入ってくるって」

あっそっか、おばさん1人身だったから

おとーさんが管理してるんだっけ・・・


「私も、今も好き

 昨日、ひとりぼっち・・・を読んで

 ちゃんと話し合わないと

 分かり合えないと、一緒にいても『ぼっち』になっちゃう

 って思い出したもん」

「そうねぇ、一番あれが人気よね」

「私も、描けたらいいなぁって思ったの

 おかーさん・・・笑わず聞いてくれる?」


そう言っておかーさんを見るとこくりと頷いた


「私ね、変われたきっかけがあったの」

ただいまー、あっついねぇ~


今日はまだ起きてる・・・はず!

続きかいて、余裕があったらサイト更新しまーす♪

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