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私と私の原点10

図書館からの帰り

行きと違って、ちびっ子組は、

てってと走って家に帰る、

深徳や芙遊が一緒に帰って行った


涼しい部屋から、暑い外だから、早く帰りたいんだよね

結局走って汗だくになるんだけど

いいの、やりたいからやるんだもんね~

帰ったら、ばーっと水シャワー浴びて、家服に着替える

こうやって洗濯物は増えるけど、汗疹にはなりにくいもんね


なので、広めのお風呂には、

常時お水が半分ぐらいの水位で張ってて

子供用プール変わりみたいなものです

もちろん危ないから、1人では禁止だけどね


あとは、先に帰ってご飯作らないと

今日は素麺ぽい雰囲気だよね~


いつもは、一緒に走って帰る奈津は

珍しく私の隣りを歩いて帰る

私はマイペースに歩くから、よく置いてけぼりされたけど

昔から、運動神経が無かったせいか

走りたくなかったもんな


奈津どうしたんだろ?

そう思って、ちらりと見ると

満面の笑み、ものすごくご機嫌な雰囲気

あれ?どうしたの?


「良かった、国分さんと会わせられた」

そう言って、そっぽ向く

え?だから、私に図書館に行こうって誘ったの?

自分たちの宿題の為じゃなかったの?


「な、なんだよ」

私がびっくり・・・という顔をしてるのか

ちょっと、複雑そうな顔


「奈津!えらい」

そう言って、ぎゅっと抱き締めた

「ぎゃぁー、やめろねぇちゃん

 暑い!」

とか良いながら、抵抗されちゃったけど

実は照れ隠しなんだよね~

あはは、ごめんごめんなんて謝りながら

体は離すけど、手は握ったまま

奈津もそれは、離そうとしない


「たまには、帰って来いよな

 居なくなってやっぱ、寂しいよ」


あれ・・・奈津が可愛い

奈津とは、丁度10歳違いだから

もう赤ちゃんの時から、私が育てたっていっても過言じゃない

だから、奈津に取ってはある意味おかーさんみたいな感覚なのかな


「うん、ごめんね」

そう謝ると、ううんと首を振る


「かーちゃんが帰ってくるなって言ってたから

 帰れなかったんだと思うけどさ~」

なんて、ちょっと言い訳かな

まぁ、あれは、おかーさんの冗談だったんだけど

みんなにはそう聞こえなかったのかな


「ありがとうね

 いろいろしてて帰れなかっただけだよ~

 お仕事にも慣れてなかったから

 最初は、寝てばっかだったよ」

そう言って笑うと、奈津もねぇちゃんらしいやって笑ってくれた


まぁ、私ってみんなを寝かしつけながら

一緒に寝ちゃうこと多かったもんね~


「ねぇちゃんが、してたことってさ」

ん?急に何よ

ちょっと真剣な顔しちゃって


「すげぇ、普通だけど

 その普通ってすげぇ大変なんだな

 ご飯つくんのも

 掃除すんのも

 洗濯するのも

 あいつらの世話するのも

 ねぇちゃんってさ、ぜーんぶ、やってたじゃん」

まぁ、長女だし、親は、家の中よりお金稼ぐ方を頑張ってたもん


「俺達は、さ、

 みんなで振り分けてしてるけどさ

 それでも、大変だって思った

 特に、ねーちゃんが居なくなってすぐなんて

 飯はまだ何とかなったけど

 弁当は無理だったなぁ」

ああ、そうかも

最初、私もお弁当作るの苦手だった

ちゃんと入れられないんだよね

大きすぎても駄目、小さすぎると、種類がいる

どうしたらいいんだろうって

その内慣れたけど、

そういえば、一緒にすることはあったけど

1人で全部って教えてなかったなぁ


「ちゃんと教えてあげればよかったね」

そう言うと、ぶんぶんと首を振った

「違うよ、俺達がねぇちゃんが居るからしなかっただけだよ」

あれ?そうかなぁ

結構手伝ってくれたと思うけど

「ねーちゃん、ちゃんと手伝ってくれたとか思ってるだろ」

言い当てられて、こくりと頷くと

「ねーちゃんの良いところだと思うけどさ・・・

 甘すぎるんだよな

 しなくてもおこんないし、ちょっと文句言いながら

 さっさとやっちゃうからな」


ん?それって駄目なの?


「ねぇちゃんってさ」

うん、ちゃんと聞くよ

ちょっと言いにくいのかな?


「受けるばっかなんだよな

 心配になる」

そっか・・・心配か・・・


確かにね~、昔の私って、言われたことをやってたし

文句も言ってたけど、無理矢理やらすってことは

殆どしなかったかも・・・


「ありがとうね

 今は、ちょっと変わったの

 前はそういうこと考える間も無かったし

 ほら、自分でやる方が早いでしょ?

 体現するっていうと格好いいけど

 それ以上に、片付けちゃいたいってのがあったのかも

 だけどね、1人になって

 いろんな人とね、触れあって

 自分のことをして、夢に向かって行きたいなぁって思ってるの」

そう言うと、奈津は、驚いて

その後、花が綻びるような笑顔になった


「すげぇ、ねーちゃんが成長してる」

うん、頑張ったの

「良かった、ちょっと心配だったんだ

 だってさ、ねぇちゃんお年頃ってやつだろ」

こらっどこでそんな言葉覚えたの


「ぜーってぇ、彼氏とか出来たら邪魔してやる」

そう言って、ダッシュ

「もー、幸せ願ってよ!」

そう言って私も追いかける


やっぱり、色々考えてるんだね~

ちゃんと、考えます、そして、幸せになるよ


ただーいまぁ、そして、ごちそーさまです


いやぁ、憎たらしくも可愛い弟

それも、殆ど主人公が育てた子ですからねー

寧ろ、弟の方がとれらたくない気満々ですね!

さて、マグボトルですが、一応完成

もう・・・むりだ(笑)


取りあえず、続き書きます!もう0です!

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