私と私の原点9
ぱちぱちとみんなが拍手、
知らない子がとてとて歩いて来て私に本を差し出す
ん、何の本かなー
あは、バーバパパだ
好きだよね~
家族を見ると、読んであげてとこくりと頷いてた
「じゃあ、次は、これね~
だけど、リクエストは、順番ね~
次は、この本読むよ」
と、家族の読書感想文用の本を掲げる
1回は、家族の為に
1回は、みんなの為に
交互に読んで、得意なのがあれば、他の弟妹たちが音読した
他に読み上げたい人~って言っても、
手が上がらないのが寂しい所だよね
聞いた瞬間、空気がびきっと固まって
まるで授業で解らない問題の時の雰囲気
当てないでーって・・・
当てませんよ
やりたい人がいたらって思って言ったけど
前は、つっかえながらでも読む子居たんだけどなぁ
残念ざんねん
練習しておいで、楽しいよ~ってだけ言って
今日はおしまい
だって、もう3時間ぐらい経ってる、
みんなで音読したし、途中お茶飲んだりしてたから
そんなに疲れてないけど、
そろそろお昼だもん
くるるっとお腹が鳴りそうで怖いです
今日はおしまいです、と言った時、盛大な拍手と
次はいつですかの質問
あれあれ、司書さんどんなアナウンスしたんですか
「個人の趣味と家族が読んでって言うことが多いので
いつの間にか、こういう風になっただけなので
開催日とかはないんですよ~
ただ、まだ夏休みの宿題の読書感想文のを読み上げてないので
また明日来ると思いますよ」
「え?そ・・・そうなんですか?
じゃぁ、また明日来ます
今日は有り難うございました
ほら、お姉ちゃんにありがとうは?」
おかーさんにくっついてた子が、
口の中で、もごもごっとありがとうを言って
ぺこりとお辞儀をする
あはは、引っ込み思案さんね
「はい、どういたしまして
またね~」
そう言って手を振ると、小さく手を振る
ふふふ、可愛い
しかし、びっくりしてましたね、あの子のおかーさん
う゛ーんほんとに、どんなアナウンスを・・・
「やはり、貴女の声はいいですね
物語が浮かびますよ」
そう言って、いつの間にか、奈津に手を取られたおじーさんが
私の後ろに立ってた
「有り難うございます
久々なので、ちょっと緊張しちゃいました」
そう言うと、ご謙遜を・・・と窘められちゃった
でも、ちょっと下手になってる
やっぱり習性って凄いよね・・・
毎日読んでる時は、もっと上手だったと思うのは
理想?幻想?妄想?
でも、やっぱり、音読は楽しいよね
「いつか、貴女だけの物語が読んでみたいですね」
・・・はい、私もそう思います
まだ、今は、原点にすら立ってないけど
いつか、絵本を描きたいって思ってます
でも、それを私は伝えられなかった
いつか、がいつか解らないから
その自信がないから
言えるだけの強さを・・・
私に下さい
ただいまー、パソコン修理完了ーということで
その他友人のPCのデータ吸いだしなどをしてきましたー
よかよか、簡単にできるやつで・・・遠い目
最近は便利な機具があって助かるね!
では、また!