私と私の原点6
「今日は、おねーちゃんが読んでー」
そう言ってふゆとはなちゃんが二人で嬉しそうに持ってきたのは
おばさんの絵本
懐かしいなぁ・・・
ちょっと四隅はぼろぼろだけどね
ひとりぼっち、ふたりぼっち、さんにんぼっち
そんな題名の絵本
話の内容は、お友達は大事にしましょーっな話なんだけど
大人になった今でも、考えさせられる内容
1人でいる少年に、2人組が声を掛けるんだよね
ひとりぼっちで寂しい奴
俺達友達だから、寂しくないよって
言われた少年は、そうなんだって
笑って堪えないのよね
2人は、おもしろくねーのって、その日は行っちゃうんだよね
1人の少年は、1人でも楽しいんだよね
空に浮かぶ雲を見て、その雲に乗って遊んだり
公園の植物をつぶさに見て、毎日発見の連続
ただ、やっぱり、誰かと話ができるといいなって思うの
で、次の日もう一度言われた時に
じゃあ、僕の友達になってよって言うのね
で、暫く一緒にいるけど、解らないことだらけ
テレビが、ゲームが、本がって
家の中で、ゲームをしても、片方の子は、別の事してたり
それって本当におもしろいの?と
少年は考える
これならば、1人で、空を見ていたり
くもが巣を作る様子のほうが楽しいと思って
その子たちを誘うけど
こんなの面白くないよ、と言われちゃうの
でも、その子たちは、する前から
やだ、むり、面白くないだから
少年は、そうかなぁと考えて
説明を始めるの
ほら、見て、あの雲ってさ兎に似てない?とかってね
そしたら、ホントだ、兎
あっちは、怪獣だっ!って、
どんどん空を見て面白いって言うようになってくるの
なんだ、面白かったよ
僕もゲームや本も面白かったよ
いろんな事、3人で一緒にしようね!
っていうハッピーエンドなんだけど
ぼっちっていう言葉はないのを知ってる今だと
なおさら、心にずしんと来る
知ってる仲間でも、知らない人でも
一緒にいたら、周りからは解らない
心の繋がり、共通意識があって、
仲間になるんだよね、なんて、考えちゃう
私は、竜の国では、たくさんの中のぼっちだったのかな
ゲームみたいな共通の遊び
子育てがあったから繋がって居られたのかな・・・
地球ではそうならないように、頑張ろう
それにしても、この本みんな好きだよね
一杯の家族の中の自分
ここで“ぼっち”は、誰もいないよね
ちなみに、わかってるとおもいますが、実在しない絵本です
そして、描けませんから
今、やきそばを炒めてます
あっつぅ~