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それぞれの夢に向かって4

会社帰り、私は、ホームセンターにいます

こういう所って来るのすっごく久々だよね~

前、弟が、何か買いたいって言うのに一緒に来た時以来だから

5年ぶりとかになるのかなぁ・・・


ちなみに、私の血筋って物作りの血筋みたいで

みんなそれぞの趣味があるの


私の趣味は、ご存じの通り服作りだったんだけど

これは、趣味と実益を兼ねてだよね

有る服をリフォームしたり、

すっごく安い反物を買ってきて、みんなの服にするって感じで

すぐに成長するから、お下がりしたり

布を足したりなんて事してたら、ホント上手くなった


だけど、一番上手になったのは、竜の国のおかげよね~

20年間ぐらい、お針子仕事してた状態だもんね

だけど、それ以外、時の流れって感じないよね

そうなったら、困るけど、老けてもないしね

精神年齢は、実は40歳ですって

胸張って言えないしね

ううう、竜の国に行って成長したのは

私の筋肉と、服作りだけなのかな

他も少しは成長したよねっ


前に来た時・・・あ、そうだ

木材買いに来たんだ

いい加減古くなった、机兼棚が壊れて

弟が、自分で作るって言いだして

買いに来たんだよね


板って、結構高いの

でも、大きなものをカットすると安いとかって

最初から下調べして、お金の段階で誘うんだもんなぁ

ホント、甘え上手


出来た物は、今も現役で使われてるし

それから、いろんな道具をちょこちょこ集めて

結構本格的な物まで作ってた


ちなみに、それが、小学生の時だったから

今高校生、

将来の夢は、宮大工さんなんだって

・・・宮大工と、大工の違いが

おねーちゃんにはよく分からないけど、頑張ってとだけ言っておいた


暫く店の中うろうろしてるんだけど

ホントいろんな道具があるね

これ何?ってのも沢山


さーて、本題の鉢買いに行こう~っと


温室のようなガラス張りになった店内は

自動ドアを隔てただけなのに

むわんっとした空気が漂ってる


濃厚、濃密な気配だよね

植物が呼吸して、そこに確かに息づいてる空間


くすくす・・・っそんな風な声がした気がして振り返る

でも、誰もいない

あれ?


でも、周りから、確かに、楽しそうな笑い声が聞こえる


「誰?」

つい、呟いちゃったけど、誰もいない

だけど、この濃密な気配の中、誰かの笑い声が聞こえる


頭の中に響くのは、声?

誰だろう?何だろう?


うろうろと店の中を歩くけど、その答えはまだ見つからない

だけど、目の前にある大きな植物にびっくりした


「わぁ、大きい」

近付いて、見上げるとその大きさがよく分かる

これも売り物なの?


確かに、値札がついてて、

やっぱり、高くて万単位の価格


「え・・ってお・・」

え?今何か聞こえた

それもこの木だよ、絶対


「何?何が言いたいの?」

そう思って、ぺたりと手を当てた

さわり、と耳に響く葉擦れの音が

さらに響く


「帰って来て下さい」

・・・え?今

ブロージュさん?


ブロージュさんの声に聞こえたよ

そのまま、木に手を当ててると

次は、ルアンさんの声


「アンタがいないと寂しいよ

 戻っておいで」


その後は、誰の声も続かないけど

この二人は、私の事を今も思ってくれてるのかな


「聞かせてくれて有り難う

 私も戻れるなら、戻りたいって伝えて貰えますか?」

私は、そう、木に頼んだ


これって、きっと精霊さんたちだよね

私は、精霊さんたちを見ることができるようになったけど

お話はできなかったもん

くすくす笑う、声は確かに精霊さんたちっぽいし

こっちの世界と、向こうの世界が繋がり掛けてるのかな?


もしかしたら、帰れるのかも・・・


はい、今日の2話目~

ファンタジー要素が久々に充填+竜の国の登場人物も出て来ましたね~


で、私はいつも不思議に思うんですが

こういうとき、必ず出張ってくるのは、大人組の二人ですよね

ほんと、美味しいところかっさらっていきます(笑)


定番の今日の夕食

 きゅうりとハムと卵のちらし寿司 お好みでマヨネーズどーぞ

 鶏肉とズッキーニと玉ねぎと人参のしょうゆあんかけ

 すいかとすもも


さっぱり、こってり、さっぱりの合わせ技ー

さてー風呂でも入ってきますかー

みんなも寝不足にならないようにね~

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