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それぞれの夢に向かって2

遠くから、聞こえる音

ととん・・・たたん

ととん・・・ててん


私は夢を見てる


心臓の音のような

電車の走る音のような

そして、紫の木の鼓動のような音


元気かな・・・紫の木たち

ずっと紫だよって、喜んで貰えた木々たち


気持ちいい音、寝てるのに

さらに眠くなりそうな音

このまま竜の国に帰れたらもっといいのに


そう言えば、私、竜の国で何もしてないってことないんだよね

紫の木育てて、

みんなを育てたもん

お世話になった分ぐらいは返せたのかな


最後の別れ方がやっぱり残念で仕方ないけど

過去は取り戻せないもんね


もし、夢渡りが出来ても、過去には行けないもん

もし、出来たら、出会ったときから始めて

ちゃんとおかーさんだよって言おうかな


ううん、そんなの駄目

ちゃんと、自分のした事に責任取らなきゃ

やるって決めたことやらないとね


そう思った後の夢の記憶がない

私は、沈み込むように深い深い眠りに落ちていったみたい


ピピピッ


ピピピッ


「ん・・・」

目覚まし時計の音、耳障りで、

夢でも耳をつんざくような音が聞こえてた気がする


ぽちっとボタンを押して、音を止めて

両手をうーんって伸ばす


右手の方になんか固いものがある

携帯こんな所に置いたっけ?


「踏まなくて良かった・・・」

そう思って握ると布の感触

あれ?なんか違う


どっこいしょなんて風に体を起こして

右手に握ったものを確認した瞬間私の目は醒めた


「えぇぇぇぇぇ?!」

口からつい、言葉が零れ出ちゃうぐらい吃驚するものが

私の右手にある


持ってきてなんか・・・居なかったよね


私の手にあるのは、巾着

それも、竜の国で作った、紫の木用の種


中を開けると、紫の種が、少しほぐれた状態である

あれ?殆ど育ってない

みんな、育てーしてくれなかったのかな

それとも、次の子なのかなぁ・・・


そっと取り出すと、ちょっとかさついてる?

水とかあげた方がいいのかなぁ?


えーと、種の数は5つね


「みんなお水とか大丈夫かなぁ

 それも、地球の水・・・」

カルキとか、塩素とかだもんなぁ・・・

でも、乾いてるよりはいいよね


「元気になーれ」

そう言って、私は、ボールに水を張って種を静かに沈めた


ぷくぷくっという泡が出た後

落ち着いたような雰囲気


うん、良かった良かった

よし、ここは、やっぱりこれだよね


「育て~育て!」


私は、その一言を言ったことを

後で後悔した


久々のファンタジーです(笑)ね・・・眠い、ごはん食べ過ぎたかな・・・なご飯は、岩のりつくだにとごはん、それに、ズッキーニと、夏野菜のポン酢がけ、それに豚肉、昨日買ってきた、ふっこふっこな分厚い油揚げのステーキ?のネギ味噌&大根下ろし醤油がけ、あと、もずくときゅうりとトマトたべたね・・・うん、おやすみなさい・・・1時間後に起きるかな、では、また明日!

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