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当たり前の日常10

「ほら、やっぱり素敵」

かよ子さんはにっこり笑って、篠山さんと三木さんに言った

え?何かおかしな事しましたか?


「この子は、物語の中にいる子なのよ

 だから、あの子と話しができるの

 素敵だわ」

そう言って、私の抱いてるくまの頭をそっと撫でた

照れたように笑ったようで、なんだか可愛いくまさん

くるるっていう子竜ちゃんの鳴き声が聞こえてきそうな雰囲気


私の物語って、竜の国のこと・・・なのかな?

確かに、あの世界は、物語かも

卵から孵して、育てた

ハッピーエンドにはなれなかったけど

幸せな物語だったかも


「今回ね、仕掛け絵本を作りませんか?ってお誘いされたの

 印刷会社は、あなたの所ね」

そう行って、イメージを書いたラフ画を見せてくれた


登場人物のくまさんや、

元気なりすさんが、ちょこちょこ動く仕掛け絵本か~

だから、書き込みが凄いのかな

それとも、これは元々なのかな?


「この絵では、どんぐりがころりって転がるように出て

 それを追って、このリスのグリマスが

 あっ!って気付いて追いかけ始めるのよ」

「凄い、連動仕掛けなんですね」

私が、そう言うと、こくりと頷くかよ子さん


「私の絵本で、仕掛け絵本なんてって思ったけど

 あなたの所の社長さんが、

 こう言うのはどうですか?ってアイデアを一杯だしてくれたのよ」

へぇ、社長が・・・

なんか意外、絵本なんてふれあい無さそうなのに


「わたくし、それを聞いてたら、

 どんどんわくわくしていったの

 彼、とっても頭のいい人ね

 わたくしの世界観を崩さず、更に高めてくださるもの」

そう言って、うっとりとするかよ子さん


「お褒めに預かり恐縮です

 ユキちゃん、このラフ、ちなみに社長画だから」

そう言うと、篠山さんは、にやにや笑ってる

思い通りに驚くのは不本意だけど、

おもいっきり驚きましたよ


ざっと書いた味のあるラフ

かよ子さんの登場人物は、どちらかと言えば

漫画チックで、かわいい感じだけど

社長の絵は、リアル


「絵もお上手だったわ

 わたくしも、模写の時は、こういう風な絵だったけど

 今の作風に落ち着いてからは、めっきり書かなくなったわ

 荒削りだけど、その分大胆で、見る物を圧倒する絵

 彼自身ね」

社長自身、会う回数は、きっと私の方が多いけど

かよ子さんが言う通り、回数とか時間は意味はないのよね

どれだけ、その人に向き合って分かり合ったか

共感しあえたか、なのよね


「ユキちゃん、顔が曇ったね」

そう、ぽそりと篠山さんに囁かれた

ぱっと顔をあげると、心配そうなかよ子さんと

何もわかってなさそうな三木さん

そして、ちょっと苦笑した篠山さん


「私、ホントに社長の事知らないって気付いたんです

 かよ子さんの言う通り、共感しあえることが大事なんだなぁと思うと

 まだまだだなぁって考えちゃいました」

そう言うと、かよ子さんが、するりと動いて私の近くに膝をついた


「貴方の恋のお相手は、彼と社長さんなのね」

明日は休みだーーーっ!としか考えられないダメっぶりです、

ストックが殆どない状態で書いてるため、

簡単な校正すら入れられてませんので、

フィーリングで読んでいただく部分が多いかも

この休みで、ちょっとストックつくれるといいんだけどね、

アンケも拾えてないけど、当分無理そう

もうすぐ500いくアンケもあるので、そしたらそのアンケは終了です!他のアンケを楽しんでね

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