子育て奮闘記7-1
ただいまです、本日2本です
またまた一ヶ月がたったようです
降り積もる雪の量が半端なくて、寒いです
ふるふる震えてたら
近づいてきてくれるけど、子竜ちゃん
子どものくせに冷たいです
ううう、君たちは寒くないのと聞くと
首をかしげてたので、寒くはないらしい
何のかしらない毛皮の中でずるずるしていると
白竜さんことブロージュさんが、遠くから火をもってきてくれた
ううう、助かる
子竜たちは、きらきらする火に夢中
やけどしそうで、ちょっと怖い
好奇心がおさまり、各個おもいおもいに遊ぶ
おかーさんは、遊べませんよ
寒いから
火の傍で、うとうとしてると
赤竜のべにあかちゃんが寄ってきた
そして、おもむろに口をあけて
火をぱくりと、食べた
「ちょっと何やってんの?!」
私の悲鳴に、他の子竜たちが集まってくる
「何やったの?」
べにあかちゃんの一番仲良しのときわちゃんが聞く
言葉をずいぶんしゃべるようになった
「火、食べた」
ふんふんと、火に鼻を近付ける
あぶないって、口開けてみなさいな
二人して、小首を傾げる
私が、解らないことをすると、首をかしげるものだから
どうやら伝播したらしい
「火、大事」
べにあかちゃんが、説明してくれる
口の中は問題なし
べにあかちゃんも熱がってない
う゛ーん
「火、吐く?」
わくわくした顔
ちょっとまって、火はけるの?
たしかに、竜のイメージってそうだけどさ
「う・・・うん、じゃぁ外に向かってどーぞ」
とりあえず、見てみよう
ぽぷっ
と、変な擬音語が正しい感じで
べにあかちゃんの口から、炎が飛び出した
ぺちょりと下に落ちてすぐに鎮火したけど
確かに火を吐いた
「凄いね、べにあかちゃん」
とりあえず、褒めてみよう
きっと、竜にとって少し成長したってことなはず
照れたように笑ってる
しっぽが、上下左右に回って、羽がばたばたしてるから
照れてる照れてる
かわいいなぁ
撫でると、他の子がボクもできるもんと
火に近づきあんぐりと食べる
ん、チョット待て、ホントにできるのか?!
本能的な危険を察知して
口に入る前に、体を抱き上げる
「熱い・・・」
抱き上げられたるり(青竜)はしっぽをだらりとさせている
「うう、冷やすもの~」
外にでるのは嫌だけど
可愛い我が子のため~
雪をかためて、もってきてあげる
口の中と外を冷やすと
うっとりと目を細める
暫く雪の上で、寝転がってるるりちゃん
あんぐりと食べると
「これならできるよ」
と、ふわっと雪を吐いた
あれ、固まった雪がまた、雪になった
「凄いすごい、雪がふったね」
撫でると、喜んだ
あれ、赤いのは、火で、青いのは水ってことかな
属性ってやつかな
うーん、他の子はなんだろうか
ブロージュさんに聞いてみたいけど
さすがに、冬の最中、ブロージュさんも
毎日飛んでは来ない
どこから、来てるのかとおもえば
ブロージュさん、竜体にもどって
飛んできてるみたい
と、いうことで、みんないろいろできるんだねぇと
ご飯を上げて、その後のお昼寝タイムに
水の人にきいてみよう
原案がとまったぁぁぁぁぁ
と叫びます
う゛ーん、萌え成分がたりないのか・・・
むむぅ