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地に足のついた生活1

あの人実は男性で、店長さんでした

今りっちゃんが、交渉中です

私は、隣で、ねっユキちゃんと言われた時に頷いて

困るよね、ユキちゃんと言われた時に、困るかも・・・と

首を傾げる事しかできないもん


それでも、何とか交渉は終わって

あの兎のいた場所から、店長さんが示した木の場所までが

私たちのスペース

他のスペースは当然他の人の作品を置く場所になった


事務所は、さすがに他の場所と違って

雑然としてるけど、店長さん曰く

穴蔵という言葉にピッタリ

私がそう言うと、店長さんは笑って答えた


「佐藤さんは褒め上手ねぇ~

 のんびりがてら哀れな男の小咄でもしちゃおうかしら」


って、言葉と雰囲気が合ってないですよ

だって、店長さんきらきらして、輝いてるし

なんか生き甲斐得たりって感じだもの


兎柄のついたコップを並べて

珈琲メーカー、ううん、この場合はエスプレッソメーカーなのかな?で

シュゴーと蒸気の音を立てながら

話しはじめてくれた


「私はねぇ、自分のお店を作りたかったのよ

 だけど、ね

 私には、売ったり提供する能力は有っても

 何かを生み出す能力は無かったのよね」

店長さんの作品で自分の店を飾りたかったってことかな

でも、物語の雰囲気のある

この店を作れて凄いと思うし

ここに、作った物を置くとそう、まるで

自分たちがの物語の登場人物になれるような気がする


作ったものもかも・・・


「さっき佐藤さんが言ったように

 私って、男か女かすら解らないような感じじゃない

 ま、それが好きでやってるんだけど

 やっぱり周りの目は厳しいわけ」

うん、だよね・・・

でもその雰囲気は自然だし、とって合ってて

そう言うと、店長さんは嬉しそうに笑った


「世の中、佐藤さん見たいな人ばっかりだといいけど

 結局は、人とは違うってことが嫌なのよね

 だけど私の好きなのは、このスタイルで

 それを他人の為に誤魔化してまでは生きていたくなかったわけ」

こくりと、エスプレッソを飲む仕草ですら、

どこか色っぽくて物語の住人みたい

揺れる兎の耳が、ホントに有っても不思議じゃなくて

つい触りたくなった


「一国一城の主になるには

 この方法が私にはぴったりだったし

 今もそれでよかったて思ってるわ

 二人ともまだ若いけど、独立するにはもうそろそろ準備を

 はじめたらいいわ

 私も、親との喧嘩がきっかけで

 独立出来たようなもんだったけどね」

遠い目をして懐かしそうに目を細める店長さん


「そうそう、店長の場合は、

 半分キレながら、この店作って、ついでに

 惚れた作家さんたち口説き落としたり

 海外逃亡したりって忙しかったもんね

 私らいつ逃げ出そうかなぁと思ったけど

 穴の中は心地よくてねぇ~」

なんて、笑ってるのは、入口で有った店員さん


「私は、初代からいるバイト

 いろんな人が独立していくのを見たけど

 ほんと、二人なら出来ると思うし

 とりあえずは、預けて頂戴!

 二人の雰囲気に有った設え整えて上げるからね!

 ね、店長!」

そう言って、ぱしんっと店長を叩いた


「あったり前よ~

 惚れてくどき落としたんだから

 まずは満足して貰わないと、話しにならいわよ

 また、時間のある時、宅配でもいいから

 売りたい荷物送ってって頂戴

 さらに時間があるなら、手伝ってくれてもいいけど

 出来れば任せてほしいわね!

 びっくりさせて上げたいもの」


くすくすと二人で笑うは

息もぴったりで、羨ましくなる

男女の垣根も上司と部下の垣根も

何の柵もなさそうで

夢と、好きに向かって一直線なその姿が羨ましくなる


りっちゃんとだったら、こんな風に二人で

良い関係築けるるのかな

本日の分しゅーりょー、いやぁ生き生きしてる人をみるのは楽しいし書くのは楽しいですね~、さて、今日の夕食、ごはん、牛肉とキャベツと玉ねぎ冷製ドレッシング掛け+茹で南瓜、生ハムとレタスの酢の物(夏になると酢が増える)、なすびの煮付けでした、料理は有る物と気温と湿度と食べたい物で変化しますよーなるべく2.3日前と被らないようにするのがこつだけど、基本は食べたい物を食べる・・・だつたりする・笑

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