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嵐の後の世界13

「いろんな事いっぱいいっぱいして

 よく頑張りました

 お帰りなさい、地球に」

そうりっちゃんが言ってくれた途端

止まっていた涙が、また溢れた

でも、この涙は辛い、哀しいの涙じゃない


おかえりって言ってくれて

認めてくれて嬉しいの涙


誰かに褒めて貰いたくてしたわけじゃない

でも、でも・・・

どこかで認めてほしくて

やっぱり褒めてほしくて


りっちゃんがそう言ってくれて

何かやっと、終わったような

そして、始まったような気持ちになれた


「ユキちゃんはユキちゃんの出来ることしたと思うし

 それに、私はユキちゃんと一緒に創作できるのが

 やっぱり何より嬉しい

 それに、どこにも行かないのかな・・・っていう

 安心が・・・うれ・・・しいの」

そういったりっちゃんが、堪えるように

そして絞り出すように言葉が

私の胸にじんっとしみこんでくる


もし、竜の国選んだら

私は居なくなっちゃうんだもんね

引っ越しとかそういうんじゃなくて

絶対に会えないどこかに行っちゃうんだもん

不安になるよね、嫌だよね

だって私たち、親友だもんね


「うん、ごめんねぇ・・・

 心配させて、また一緒に頑張ろうねー」

私もりっちゃんの背中に腕を回して

しがみついた


「うん」

そう言って、りっちゃんも泣き出して

私も泣いてて

もう二人でぼろぼろ泣いて

いつの間にかに寝てた


泣くって意外と体力使うよねぇ

なんて思いながら

泣きすぎて重い頭と

隣で寝てるりっちゃんの腫れた瞼と

ちょっと憔悴した顔を見て思っちゃう


でも、ありがとう

ほんとに、ほんとにありがとう


存在理由が欲しいし

家族が欲しいし

私って意外と我が儘だったんだなぁ


家族多くて我慢させられてたって思ってたけど

実は結構我が儘で

やりたい放題だったのかも

でも、それでも私たちは上手くいってたし

最近は帰ってないけど家用携帯からメールが来たりするし

仲は良い方だと思う


水でも飲んで、なんか食べるもの用意して

りっちゃんが起きるの待とうかな


ほんとにありがとうね、りっちゃん

21時予約 ストック0ーひぃぃぃ(汗)なのに予約=お出かけ=午前様ぎりぎり・・・ということでがんばります!

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