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しばらくは竜の国16

「なんかあったら護ればいいんだろ?」

そう畳みかけるように言われると

なんで、駄目なのかの根本的な理由って聞いたことない

でも、外は危ないとか、

人間には優しくないよーとか言われてるから

そういうことだよね


「んー、多分」

「じゃぁ、火関係の魔法だったらできるし、

 入口周辺だったらいいだろ?」

たしかに、さっさと逃げ込めばいい話しだし

ちょっと行っちゃおうかなぁー

それに、そこまで外じゃないしね

私の表情が変わったからか

行こうーとぱさぱさと飛び始める


「じゃぁ、階段で下りますから

 下でー」

そういうと、ぱさぱさ降りていった

いいのかなぁー

いいよね~

多分、大丈夫なはず


ということで、初一人?でお出かけです


とっとっとーと言う感じで

階段を下りると、入口で、ちょんと座ってる赤いちっちゃな竜

可愛いなぁー


「お待たせしましたー」

階段を降りるのは楽だけど上がるのが大変なのよね

行きはよいよい、帰りは辛いってね・・・


「人は大変だね」

うん、大変なんです

「竜は羽があっていいですね~」

ぴらりと広げた羽に手を伸ばす

薄い皮膜と、固い鱗と骨格

それに、筋肉で構成されてるのかな?

皮膜と骨の間をなぞる様に撫でると


「あ、そこ、気持ちいい」

うっとりと目を細めてくふふっと珍しい鳴き声

笑ってるみたいでなんか可愛い


マッサージ効果なのかなー

両手で、軽く揉むと

うぅぅんーなんて言いながらくふくふ鳴いてる

ちょっとおやじな子竜ですね


「上手い」

なんていいながら、うっとり目を細めて

ゆらりゆらりとしっぽを動かしてる


「あと、首とか撫でてー」

くるるっなんてご機嫌声でおねだり

犬とか猫が話せるとこんな感じでおねだりするのかなぁ


「こう?」

上下に撫で撫ですると

ふるるっと震えてくふくふ鳴き始めたから多分オッケー


「次、尾」

お?ああ、しっぽね、はいはーい

首から背中、そして尻尾に滑らせてみたり

人間で言う、首から、腰マッサージ


「きゅぉぅっ」

あれ?駄目でしたか・・・

くたっと、横になっちゃいました


「だ、大丈夫ですか、嫌なところ触っちゃいました???」

そういえば、竜には1枚だけ逆さな鱗があって

それを触ったら竜が怒るから逆鱗とかって言葉ありましたよね

いやーん、背中にあるものなの?!


「大丈夫、ちょっとびっくりしただけだ」

あ、そうなの?そっか、マッサージも予想できない時

あれ、いきなりそこ!とかって気分になっちゃうよね


「しっぽします?」

聞くと、こくこく頷くので、再開

くるるっとか、くふくふ再び鳴き始めてちょっと安心


撫でてると、物足りないのか、腹這いになったまま

こちらをちらりと見る


「ぐるぐるしながら撫でて」

ん?ぐるぐる

尻尾をもって、ぐるぐる回しながら撫でる?

「違うー」

やっぱり、違いますか・・・


「こうかな?」

尻尾の根本から、螺旋状にくるくる撫でる

「そうそう!」

あ、気持ちよさそう

声がちょっとうわずってる


「はー、いいなぁ、極楽」

あはは、やっぱりマッサージなのね

ちっちゃいけど、成竜っていってたもんね

いろいろお疲れなのかなぁー


その後、ちょっとおしゃべりしたり

紫の木の事話して、育てーとかしたけど

変化なし、んー無理かーなんて笑って

そろそろ帰るかー、なんて言ってお別れ


さーて、私は階段上がるぞー

そしてお風呂にはーいろっと

今日2話目ですー、恒例の我が家の夕食ー♪今回は、全員バラバラご飯、我が家は好き嫌いの多い家なので、食べられるものを食べる方式、3種類メニューです、私は、しらすどんぶりと朝のあまりのぶっかけ細うどんと卵焼き、それと豆と人参、大根、干し椎茸の煮物、あと庭の小菜のお浸し、んでさくらんぼ♪ のこりもの処分+再利用メニューでしたー♪

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