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しばらくは竜の国15

「じゃ、行ってきますー」

そう言ってみんな飛び出して行っちゃいました

それも、砂の部屋から外を続く入口へ

言葉通り、ひょいっとお空へ


えっと・・・飛び降りる気まんまんですよね


もし好きで飛び降りるなら

ジェットコースターの様にきゃーとか、

わーーっとかなんか叫びながら降りたくなるけど

みんな、普通のことなのか

ぽんぽんと降りていくよね~


ちなみに、いってきまーすで

私も立ち上がって、みんなを見送ってるんだけど

今、まだ下についてないのよね


この距離感を命綱無しバンジーって凄いよね

まぁ、あると邪魔なだけなんだろうけど

ときわちゃんがいると、全員で行けるけど、

そうじゃない時は、階段使ってる

しかし、みんな何してるんだろ・・・


まぁ、ルアンさんからも一杯走って、しっかり食べな

って言われてたから、そういう事かな?


竜の身体能力ってほんとに高い

考えてみれば、幼竜時代に病気もしなかったし

好き嫌いもほとんど無かった

色の石は、必要なものを食べるってことで

好き嫌いじゃないしねー


寧ろ、好きには今の方が貪欲かもね

等分分けだったのが、早い物勝ちになってるし

はくちゃんは、先読みが得意なのか

確実に、好きな物をゲットして食べてる

それを一口だけは、こくちゃんがおこぼれ貰って

めって言われつつも、食べてる


さーて、私も縫い物しよっかなぁー

それとももうちょっとだけ寝てよっかな


うーん、ここで一番だらだらしてるのって私かも

紫の種は、まだまだ固いし

部屋の掃除もこの前しちゃった

水の王さまも、会いに行ったばかりだし

やっぱり、寝よっかなぁ


季節は、夏から秋に変わってるのか

陽射しも柔らかくなってきた

まだまだ下の木は紅葉してないけど

翳りが見えるよう


あ、降りて、紫の木がんばれーってしちゃ駄目かなぁ

・・・たぶん駄目だよね~

危ないから駄目、一人で外行っちゃ駄目って言われてるもんね


うーん、残念

しょうがない、部屋に戻って寝るか

縫い物しよーっと


「あれ、姫だけか?」

後ろから声

誰だろう


「はい?」

くるりと振り返ると、ちっちゃな赤竜

可愛いけど、抱っこ禁止・・・

ううう、哀しい


「こんにちは、べにあかちゃんの所で

 あった人ですか?」

「そうだよ、今日は抱っこしてくれないの?」

したいです、したすぎます


「したいけど、しちゃ駄目らしいんです」

しょんぼりですよ

「そっか、でもいいだろ」

そう言って、ぽすりと自分で飛び込んで来た


「・・・いいのかなぁ」

「いいの、いいの」

そう言いつつも、ちょっとくるくる嬉しそう

うーん、可愛いよね~

抱っこぐらいだったら、事情説明したらマーキングし直してくれるよね

あ、そういえば、何できたんだろう


「今日は、どうしたの?」

そう聞くと、くるくるという鳴き声をぴたりと止めて

じっと私を見る


「姫の所の竜に会いに来た」

その目の輝きが、何故かちょっと怖い

きらーん、て雰囲気で、えーなんか企んでるの?って感じ

まぁ、うん・・・何だろう

前回も、べにあかちゃん不在に来て

その後べにあかちゃんが嫌がってたもんね~

ある意味ライバルなのかなぁ???


「ちょっと前に、みんなで出かけちゃったよ」

こうなると、日暮れ前まで帰って来ない

「そっか、待っててもいい?」

そりゃぁ私はいいよ


「いいよ?だけど暇だよ?」

何もすることないし・・・


「姫とおしゃべりでもしてるから良いよ

 それともなんか用事あるのか?」

くるっと鳴いて首を傾げた様子は

もう可愛すぎます

ちょっと、この生物飼いたいです


「特にないのよ・・・

 下に行って、紫の木そだてーもしたいなぁと思うけど

 多分出ちゃだめだし・・・

 だから、寝ようか、縫い物しようかって思ってたところ」

うう、何もすることないんです


「下、行きたいのか?

 だったら一緒に行く?」

こんばんは~♪またもや、予想外の登場人物が降って湧いてでました、と、前回の時も思ったけど、今回もかぁぁぁな気分で書いてました、さーて、今日も、ごりごりストック増やすぞー♪

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