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しばらくは竜の国12

「はいはーい、今日はみんなに質問がありますー」

そう言うと、今日は何する?と話し合ってたみんなが

なになにーと集まって来た


「みんなは何が作れるのかが知りたいな、と思います」

うん、知りたいんです

そして、作れるもの使いたいです


「作れる物?」

小首を傾げてみんなにはてなができました

いやいや、そういう作れるじゃなくて


「ブロージュさんだったら、布作ってくれて

 ルアンさんは鉱石作ってくれたの

 みんなは何ができるのかなぁって思って」

で、解ってくれるかなぁ


「そういう事か」

いち早く解ってくれたのは、こくたんちゃん

んー、頼れます!


「竜の力で作れるものが、知りたいらしい」

そう言って説明すると、みんながあぁと頷く


「変態期の竜は、まだ作れない」

こくたんちゃんの授業が始まりそうです

よーし拝聴しますよー


「変態期は、まず体を作る

 それに力を使うから、他の事をする余裕はない

 それが終われば、魔法を使う

 そういうものが作れるようになるのは

 余裕ができた成年期だけ」

ああ、そうなんだ・・・

残念


「ただ、練習はするよ?

 何が作りたいとかないと、やっぱりすぐに出来るようにならないし

 その勉強の期間でもあるから」

そう言ったのはあやめちゃん


「たとえば?」

「たとえば、ブロージュのように布を作りたいなら

 人の所に行って機織りの仕方を覚える

 その仕組みが解れば、糸を持ってたら、精霊たちに言って

 作って貰えるようになる」

ルールというかやり方の勉強をするのね


「そうだな」

といって、るりちゃんが持ったのは、器

「これも、竜が作ったもの」

え?そうなの、そういう木の実があるのかと思った

半分に割って器ですっだと思った


「作ろうと思えば、たんぽぽとあやめの協力で出来る

 両方の属性が有る程度有るなら、一人でできるかな」

あー、陶器でもないし、木でもないのねこれ・・・

不思議な素材だったんだ・・・


「へぇ~」

いつも使ってた器が急に不思議なものに思えて来る

たしかに、暖かみがあって、温くて軽い

考えたら不思議な素材よね

そして、かなり丈夫


前、がちっと誰かが噛んでも壊れなかったもんね


「じゃぁガラス細工とかも作れるのかなぁ」

キラキラ好きとしてはそこポイントです

「ガラスって?」

あれ・・・また無い素材でしたか


「えーと、この鏡の表面についてる素材」

「土属性なのは、解るけどどうやって作るの?」

う゛・・・そう言われると困る


「わ・・・わかんない」

ガラスは、初めからガラスってことしか知らない


「んー、じゃぁわかんない」

ぺたぺた触ってみてるのは、たんぽぽちゃん

「溶かしてみると解るかもよ」

と言ったのはべにあかちゃん


「んーとねぇ、すっごい高音で溶かしたのが固まったのがガラスかな

 何を溶かしてるのかは知らない」

まず持って、素材が解らない


「うん、熱が居たのは解る

 土もいるし、なんかよく分からないのがある・・・」

なんだろう、何が解らないんだろう


「あ、ちっさい鏡がある」

はい、と出してみると


「じゃぁ、もう少し大人になったらこのガラスっての

 調べてみるね」

そう言って、お片づけ

なんか、知識が足りないと、いろいろ困るのね

魔法も万能じゃないってことだよね~


まぁ、水晶とかあるから、きらきら部隊は足りるけど

知ってる物求めちゃうのは性なのかなぁ


とりあえず、今はまだ出来ないけど

勉強中ってことが解った

竜も結構大変ね・・・

竜もいろいろ大変なんです、はい・・・では、久々の今日の夕食ー、一昨日買って煮付けてくれてたうまずらはぎ(魚の種類)と庭の菜っぱ、大根・キュウリ・ハムのサラダ、豆腐屋から届いたばかりの冷や奴、そして初物のさくらんぼー、うまうまでしたよーでは、また明日っ

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