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地球にこんにちは4

今日も外食ディ・・・

そう言えば、冷蔵庫の中が、空のままだった

まぁ、ここから少しの間居ないから丁度良いんだけど


そう思って出ると、前を歩くのは岡崎先輩

この時間だから、きっと食べにいくんだー


「せんぱーい、おはようございますー」

そう言って、駆け寄ると、あら、という顔をして

振り返る先輩

ちょっと、なんか綺麗なんですけど、この人


「おはよー、元気ね」

くすくすと笑う顔にもなんか、上品になってる

えええー、誰ですか、岡崎先輩の皮を被った何かですか?!


「あんた、失礼な事考えてない?」

あ、良かった、いつもの先輩だ

むにっとほっぺたつままれたけど、気にしなーい


「だって、先輩から気品のオーラが漂ってて・・・

 知らない人っぽかったんですものー」

っていうと、まぁいいけどね

と手を離してくれた

うう、ちょっと痛かったかも・・・


「モーニング行くんでしょ?

 さ、行きましょ!」

なんて、るんるん気分

うーん、結婚決まってから、ほんとご機嫌よねー

マリッジブルーの逆をいってるのかしら・・・

なんて言いたくなっちゃうけど、ご機嫌なのは良い事よね


「今日は、どこですか?」

そういうと、ふふふ~と笑って、着いてからのお楽しみって言われた


久々の洋食は美味しくて、ちょっと食べ過ぎ

焼きたてのクロワッサンってなんであんなに魅力的なのかなぁ

流石に作れないし、作れてもあんなに上手く焼けない


さくさくっでふわっ

あーもう、お腹一杯なのに、また食べたくなっちゃうよー


「はいはい、仕事しごとー」

そういって、岡崎先輩はさっさとデスクに座る

ううう、クロワッサンが恋しいです


あ、有給の件先輩に言っておこう

一番迷惑かけるのは、先輩だし


「先輩、私、出来るだけ早めに有給取りたいんですが

 大丈夫だと思います?」

そう言うと、いいんじゃないー?なんて言いながら

立ち上がったパソコンでメールチェック


「じゃぁ、社長に頼んでみます」

「二つ返事でオッケーくれるわよ

 今の時期だし

 んー、どっか行くのー?」

カタカタと、入力しながら聞いてきたので

「服飾関係のイベントにちょっと参加しようかと・・・」

なんて、昨日りっちゃんと決めた嘘をついてみる

たしかに、イベントがあって、りっちゃんが参加する予定

それに私の服も持っていってくれて

私も参加、でも当日不参加になってしまった、

というストーリー

もし、先輩や会社の人が行っても、

ああ、そうなの?で終わるようにしてくれるらしい

うーん、流石ですっ


「あ、そー、なんだ、デートかと思ったのに」

誰とですか、誰と・・・

「社長と篠山、海外に行くでしょ

 ついて行くのかと思ったのに」

あー、なーんだ、つまんないのー


って、うわぁぁぁん、人をからかって楽しもうとしてる

ううう・・・


「あ、社長来たわよ

 お茶持って行きなさいよ

 私が当番だから、ついでによろしく!」

なんて、言われたので、まぁ確かに忙しくなる前に

言うのが吉


珈琲とお茶を作って、みんなのデスクと

現場に持っていく

現場に、車?車がなんであるんだろう・・・


本能が、近付くなって言ってるから

さっさと社長の所にお茶持って行こう


ノックをすると、すぐにどうぞの声

「失礼します」

そう行って中に入ると、社長が伸びをしてた


うーん、リラックスしてるね


「あれ、君当番だっけ?」

なんて、ちょっと慌ててるのが可愛い


「いえ、岡崎先輩の当番なんですが

 お願いがあるので、替わって頂きました」

そういうと、何?という顔で私を見て

「ん、2人きりになりたい、なら、後ろのドアの鍵閉めてくれていいよ?」


いやいや、無いですから、それ

私の表情が解りやすかったのか

社長は、笑って

「半分本気なんだけどなぁ、で、どうしたの?」

と、話を進めてくれた


「有給を頂きたいんです

 出来るだけ、早く」

そう言うと、笑って頷いた


「別に、今の時期はいいよ

 仮に明日からでも、ね」

あ、軽いですね・・・


「俺らの出張するし、秘書の仕事もなし

 それとも、ついて来てくれるの?」

あれー、展開が岡崎先輩と同じ


「岡崎先輩と同じこと言ってますよー」

そう言うと、大爆笑

「読みいいなぁ、相変わらすだよなぁ

 まぁ、でどうしたの?」

うん、そうですね、理由は要りますよね


「私用で申し訳ないんですが、

 服飾関係のイベントに参加したいと思ってまして

 その準備などしたいので、早めに頂けないかなと」

そういうと、社長の目が変わった

あれ?やっぱ駄目ですか?


「夢を、追いかけてるってことかな」

そう言った社長の声は優しかった

どことなく雰囲気も・・・


「はい」

私は、確信を持って頷く


「じゃぁ、頑張ってらっしゃい!

 応援するよ!

 ほんと、明日からでもいいよ

 ただし6月には、帰ってきてね」

そう言うのは、6月の初めからちょっと忙しくなる予定だから


「有り難うございます、頑張ってきます」

そう言って、お辞儀をすると、

社長が立ち上がって、私を抱き締めた


「でも、離れて行かないでね」

そう言った社長は、私の顎を持って

そのままキスをした


ちょっ・・・何するんですか!

今日は雨がふって寒くになりましたねぇ、折角毛布はずしたのに、また復活、晩ご飯は当然のように水炊きになり、豆腐ともちが激うまでした、添えのピーマン肉炒めもうまかったし、うーん、今日はいい子でねよう

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