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地球にこんにちは2

はい、私はただ今小さくなってます

どうやら、りっちゃんの涙の原因は私みたいです


携帯の着信履歴とメールの数

たった1日なのに、すごい数だった

ちょっとしたトラブル発生も有ったから

どうしても連絡が取りたいってことも有ったし

りっちゃんわざわざ私の家まで来てくれたらしい


「ごめんねー」

ぎゅーーーっと抱き締めて謝ると

にこりと、笑う笑顔が痛々しい

ううう、前回も、今回も、

りっちゃんにすごく悪いことしてるよね


どちらかの世界に決めて

もし、竜の国に行ったら、りっちゃんとはお別れ

その前に、有給の長いお休みに居ないのはおかしいよね

イベントに重なるかもだし、

それに毎日メールをやりとりする間柄なのに

1回は、電話忘れてたで済むけど

もう2回目の、今、言い訳なんて考えつかない


ううん、言い訳なんてしたくないから

思いつかないんだ、きっと・・・

だから、話しよう

りっちゃんなら笑わず聞いてくれる

それに、笑われたってそれでもいい


「あのね、話、聞いてくれる?」

そういうと、こくりと頷くりっちゃん

短いくり色の髪がさらりと揺れる


「私、最近、ね」

うーん、なんて言えばいいんだろう

変?って言うのは、嫌よね


「変わったって言われるじゃない」

で、いいよね・・・


「だって、ユキちゃんすごく素敵になってるもの」

そう言ってにこりと笑うりっちゃんの方が

素敵ですけどね・・・


りっちゃんは、ある意味私の憧れの人

趣味が仕事になっちゃいそうなぐらい芸術肌で

パソコンも出来て、その上、可愛い


152㎝の小さな体から、生み出されるパワーは

どこから出てくるの?!なんて思っちゃうけど

好きだから出来る、好きだからしたいを地でいく人だな

って思う


きっとりっちゃんは、このまま大学を出たら

この道を進んで、今よりもっと良い作品を作って

人々に幸せを運ぶんだろうなぁ

って思うと、憧れずにはいられなかった


そんなりっちゃんのお手伝いが出来て嬉しかったし

今は、少し肩を並べて同じ方向を見られるのが

嬉しい、好きってこういう気持ちなのかな

なんて、思える


だから、そんなりっちゃんに素敵って言われると

すごく照れちゃうし、嬉しい


「ありがと」

そう言うと、ホントのことだから、ね

なんて念を押すのはりっちゃんの良いところ

すごく色んなことが出来るのに

りっちゃんは、押しつけがましくもないし

少しも偉ぶらない

自慢もあまりしないけど、

これは、綺麗に出来たの、というりっちゃんの自信作は

本当に綺麗で凄い


りっちゃんの所に買いに来て、お話する人が

いい人が多いのも解る人柄

嘘もないし、裏表もない

だから、よっぽどじゃない限り、だまそうとする人なんて

居ないんじゃないかしら?って思ってる


まぁ、世の中悪い人は一杯いるみたいだから

今回心配になっちゃたのよね・・・


うーん、なんて始めたら良いんだろう

もう、これしかないよね?


「私ね、竜の国に行ってるの」

今日は2話ですよー、今日は手巻き寿司!ふひv久々にシーチキンかって、うまーしましたよ

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