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みんなとの再会7

「ふぅ、ついたついた」

どさりと地面に降りて、ルアンさんが人型にもどる


「お疲れさまですー、ありがとうございます」

ぎゅっと抱き付くと


「姫にそう言ってもらえるだけで、嬉しいよ」

と、ルアンさんが抱っこしてくれる

なんだから、仕事から帰ってきたおとーさんと

ちっちゃな娘みたいな図になってるよ


「抱き付くのはこっち!」

そう言うのは、はくじちゃん

「うん、こっち」


遅れて、こくたんちゃんもいう

それもそうですね、お迎えに来たのに

迎える子、放置はないよね


「はーい、迎えに来たよー」

ルアンさんに下ろして貰って、両手を広げると

ぽすりっと抱き付いてきた

いやーん、幼稚園のお迎えの時みたい

ちょっと体格良すぎるけどー


「これがいい」

また、これって言われたぁぁ

ぺっとりとくっついて、深く深呼吸してる

2人に文句は言いにくい


ううう、これって・・・コレはないよ・・・うん


「まさか、お迎えに来るとは思いませんでしたよ」

その声はブロージュさん

「どっきり大作戦だからねぇ」

くすくすと、笑いながらルアンさんが説明する


「たしかに、どっきりですね

 ルアンが来て、そして、姫様が来て下さる」

そういって、にこにこと笑うブロージュさんは

相変わらず大人な雰囲気


なんか、何でも知ってますよーな感じで

そういう意味じゃちょっと近寄りがたいけど

優しいお兄さんな雰囲気と先生っぽさがあるんだよね

ただ、布の事になると、もう素直っていうかなんていうか

そのギャップがちょっと可愛い人


「こんにちは、ブロージュさん

 今日はお泊まりさせてくださいね」

私がそういうと、軽く頷いてくれた


「もちろん私の所にですよね?」

そう言うのは、逆どっきりですか・・・


「・・・駄目に決まってる

 ブロージュ、近寄らない」

はくちゃん、こくちゃんが、ブロージュさんにそう言うと

くすくすと笑って、残念ですねぇなんて言ってる


「今日も、明日も、明後日も

 ずーーーっと一緒に寝るもんね」

ぎゅーっと抱き付いてはくちゃんが、見上げてくる


あ、そうだ、まだ説明して無かったからちゃんとしておこう


「あのね、1回帰ったら

 暫くいれるようにしてくるから

 そしたら、一緒できるよ」

って答えると、うんっと頷く

双子ちゃんたちは、そこまで大きくならなかったのね

なんか、同じぐらいの身長だと

ちょっと嬉しいかも


「ま、中にどうぞ

 長もお待ちですよ」

そういって、ブロージュさんは、

さくさくと小気味よい音をたてて

ルアンさんと話しながら

砂の上を歩いて行ってしまった



ぐるりと見渡すと、私たち家族だけ

「やっと全員そろったね」

全員元気な笑顔

うん、これが今、一番好きなもの、かも


「うん、これがいいよね」

あやめちゃんがそういうと、みんなが頷く


「おかえりなさい」

そういうと、みんなでぎゅっと手を伸ばして

全員団子

ちゅっとキスをしあって、挨拶して

その団子が解れて、一人ずつぎゅっと抱き付く

お互いの匂いと感覚を確かめるように


「置いてきますよ~」

遠くから、ブロージュさんの声がする


「はーい、今行きまーす」

私たちは、顔を見合わせてくすくすと笑う


そして、ダッシュ!


誰が一番かな?!

今日は、お出かけ予定が急遽はいったので予約を使ってみましたよ

ちゃんと20時にあがってるといいんだけど、ね

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