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黄竜の里4

「ん、起きたかい?」


ぱちりと目をあけると、柔らかい塊


「あのまま泣き寝しちゃったねぇ」

・・・えっと・・・

ああ、ヴェルデさんのことを話してたら

どっちの世界に、なんて事を話して

泣いちゃったんだよね


ただ、ちょっとスッキリしたな


うん、後悔だけ、しないように頑張ろう

ただ、今ちょっとだけ後悔・・・

ルアンさんにしがみついたまま寝ちゃったこと


「お、おはようございます

 昨日はご迷惑おかけしました」

ぺこりと頭をさげようと思うと

ぼよーんと、低反発

ん?この柔らかいのって・・・

ルアンさんの胸だーっ


「ごっごめんなさーいっ」

慌てて離れようとすると、ルアンさんは

逆にぎゅっと抱き締めてきた


「んー、離れなくていいよ

 姫の可愛さ、堪能させておくれよ」


いやいや、そんな可愛さないですから

寧ろ胸っ!そのぱよーんぽよーんな胸が

顔に当たってることが問題ですーーー


結局、じたばたすると

ぱよーんぽよーんが、私に、ぱよーんぽよーんと

することが、解ったので

大人しくすることが得策


「あははは、可愛いねぇ・・・」

笑うルアンさんに、私は何もいえない

むしろ、昨日とは逆の意味で泣きたくなる

うう、こんな人生でいいのでしょうか

否、よくない


「さーてと、顔でも洗おうねぇ

 嘗めたけど、やっぱり、目が腫れちゃってるしねぇ」

ううう、いろいろ迷惑かけすぎですね


ひょいっと抱き上げるルアンさんに

私は慌てた

「自分で、歩けますよ・・・」

そういうと、駄目、と言って

鼻歌混じりのルアンさん

うーん、楽しそう


ルアンさんって、子ども産んだから

やっぱり母性愛が強くなってるのかな

たしかに、ルアンさんよりちっちゃいけど

私、大人ですよ?


温泉と冷水に入って

心も体も引き締めた


「あのね、姫」

ルアンさんが、ちょっと言い辛そうに私に

話し掛けてくる

え、胸のことですか、

もう成長しないとか、言いたいんですか・・・

心して聞きます


「は・・・はい」

「いろいろ悩んじゃうだろうけど

 あの子らもみんないい子に育ってるし

 あんたは、あんたがやりたいように

 していけばいいんだよ

 困ったことがあれば、いつでも言いな、ね」


あ・・・そっか・・・

私、相談できなくて、不安だったのかな

水の王さまは、一応聞いてくれるけど

好きにしろの一点張りだったし、

こういう温もりと優しさって貰えなかった

だから、知らない内に、耐えきれないぐらい

不安になっちゃってたのかな・・・


「ありがとうございます」

そういって、ぎゅっと私はルアンさんに抱き付く

裸同士だけど、気にしないっ

ぎゅっと抱き締めて、抱き締めて欲しかった


ルアンさんは、驚いたみたいだけど

私を抱き締めて、おでこにキスをしてくれた


「私の可愛い姫、

 いつでも、私はあんたの味方だよ」

ルアンさーーーんっ!!(叫)

ということで、いい姐御はかいてて楽しいです、反応有り難うゴザイマス、今日の晩ご飯は、水炊きでした、うまー、あと新じゃがスパサラ

シンプルだけど、一家かぜっぴきの時は、これがいい・・・はい、全滅しました・・・(遠い目)私が一番元気かも~

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