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黄竜の里2

「さってと、私たちもゆっくりしようか

 ここにあんたの気配があるのは、気付いただろうし

 あんたが情熱的に愛を囁いたし

 もうばっちりだろう」


いやーっ愛を囁いたとか言わないで下さい

恥ずかしくなりますっ


「おやまぁ、真っ赤になっちゃって

 可愛いもんだねぇ」

ひょいっと抱き上げられて思う

ルアンさん熱い・・・


「ルアンさん、熱有るんですか?」

ぺたりと触る額も熱い


「たんぽぽのいる場所が熱かったんだよ

 あの子、へんなところで寝てるっていっただろ」

熱湯の中で寝てるってこと?


「あんたん所は、全属性いるからねぇ

 兄弟の気配がほしいんだろうよ

 あそこはそういう意味で、地が特別強いってわけじゃないけど

 全属性揃ってるからねぇ」


そっか・・・何時だって一緒だったもんね

今だって一緒にいたいよね


「嬉しいのかぃ?そんなもんかねぇ」

そういうルアンさんも、笑顔

「嬉しいですよ、だってみーんなで家族ですから」

って答えてみる

「そうだねぇ、あんたらは本当に仲良しだもんね

 全属性で家族なんて、あんたらが竜史上初めてだろうさ」


そっか・・・兄弟が少ない上

他属性一度になんてそうそう育てないよね


「私って、かなりイレギュラーなことさせられてません?」

「今更かぃ?」


ルアンさんに笑われた

そっか・・・今更ですか・・・

最近、竜のことが知りたくてよく話を聞かせて貰ってる

わかるようで解らない竜の世界


まぁ、解らない中、解るのは今のままで今は良いってこと

このまま7人の子竜ちゃんたちと暮らして

もう少し大きくなったら子竜ちゃんたちが親離れするから

私の役目はそれでおしまい


そしたら、ここにいるか

それとも、地球に帰るか決めなきゃね


どっちの世界も大切なのは、確か

それを私一人で決断するんだよね・・・

私のことなんだから、それが当たり前だけど

割り切れない心は、どうしたらいいんだろう


とりあえず、困るのは、このまま竜の世界にいると、

無断欠勤になりそうな予感

1回帰って有給申請でもしようかな

突然だから、駄目っていわれるかな


岡崎先輩のいってた、惚れた弱みっで許してくれるかしら

・・・なんて打算的なこと考えちゃだめだよね

こんな現状でみんなを捨てていくような事したくない


まぁ、といっても、竜の世界の方が

ゆっくり時が流れてるから

2年ぐらいは居られるはず


その間に元気になるはずだし、うんうん

そこからまた考えよ


そんなことを考えてたら

ルアンさんは、私を抱っこしたまま移動してたらしい

気がついたら、水晶が、乱立している部屋にいた


「酔わないかぃ?」

そっと私を下ろすとルアンさんはそう聞いてきた

酔うって、抱っこして移動でですか?


「酔ってないですよ?」

そう答えると、ちょっと苦笑されて

「力に、だよ」

と言われた


また、でたぁ

ううう、力ですか、うーん、力・・・

何でしょうね、それ


「解らないんだねぇ

 私からしてみりゃ、そっちの方が不思議だけどねぇ

 まぁいいよ、暫く姫はここで寝泊まりする

 それでいいね?」


と、いうことで、ルアンさんとの生活開始です!

10万回+15万アクセス記念感謝につき1話プレゼント!ということで、今日はこれでしまい、アンケートで、言うてくれた方、ありがとうね、すっかり忘れてましたわ・・・汗 では、また・・・あした・・・は遅いかもー

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